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ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

日本経済新聞紙の見だし「大廃業時代の足音 中小『後継未定』127万社」を拝読しました

2017年10月13日 | 日記
 2017年10月6日に発行された日本経済新聞紙の朝刊1面に掲載された見だし「大廃業時代の足音 中小『後継未定』127万社」を拝読しました。

 この記事は、日本の中小企業の経営陣の後継者不足から廃業が増えていると報じています。この現象は、既に数年前から報じられていたことです。
 
 廃業危機に陥っている中小企業の8割が黒字経営でありながら、2025年には6割以上の経営者が70歳を超え、経営陣を次世代に引き継ぐことが不可欠な事態になります。

 ところが、経済産業省の分析では、現状でも中小企業の127万社が後継者不在の事態に陥っていると伝えます。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版でも、見だし「大廃業時代の足音 中小『後継未定』127万社」と伝えています。



 この記事は、日本の製造業などが直面している産業構造の問題点を語っています。

 その具体例として、痛くない極細の注射針を製品化した岡野工業(東京都墨田区)も、黒字経営ですが「あと2年ぐらいで会社をたたもうと思っている1と、岡野雅行会長は語ります。

 同社の経営を継ぐ経営陣が見つからないからです。同社が誇る金型やプレス技術などの製造技術は、医療機器メーカー大手のテルモに移管する計画です。

 同社の技術とノウハウは、別の会社に引き継がれますが、多くの中小企業が持つ技術やノウハウはそのまま消えて行く運命です。

 日本のものづくりを支えた製造業の中小企業は、金型、プレス加工、切削加工、熱処理、メッキ、鋳造などの独自技術を持つ中小企業が消えていきます。

 以前に、諏訪市・塩尻市にある製造業系の中小企業の経営陣にお目にかかった際に、「新入社員が入って来ないでの、製造・加工技術を引き継ぐ若手社員がいない」と嘆いていました。

 その時には「工業高校や高等専門学校の卒業生は奪い合いで、給料などの就労条件がいい大手企業に就職先が偏ってしまっている」とのお話しでした。

 日本の製造業は、大手企業を頂点とする一次下請け企業、二次下請け企業のピラミッド構造になっています。

 この点を欧州のドイツやフランスなどの工業国と比較すると、欧州では大手企業と一次下請け企業、二次下請け企業の就労条件、特に給料の格差は小さいそうです。

 このため、一次下請け企業、二次下請け企業の経営が安定し、金型、プレス加工、切削加工、熱処理、メッキ、鋳造などの独自技術が引き継がれます。

 日本でも、中小企業の就労条件を改善して、優秀な人材が集まるようにし、その中から次の経営者が産まれるという好循環が不可欠です。特に地方の中核都市では重要なことです。

 日本で進行中の少子高齢化によって、従業員不足の事態が深刻化して、独自技術を持つ中小企業が少なくなると、結局は大手企業も製品開発の競争力を失います。これは大きな問題です。

埼玉県南部を流れる荒川支流の川岸の花壇では、園芸種の花がよく咲いています

2017年10月13日 | 季節の移ろい
 埼玉県南部を流れる荒川支流の川岸を散策していると、園芸種の花に来ているアゲハチョウを見かけました。

 荒川支流の川岸では夏草が枯れ始め(刈り取られて)、その草花近くに設けられた花壇では、園芸種の花が咲いています。

 そのよく咲いている園芸種の花にアゲハチョウ(ナミアゲハ)が数匹、来て蜜を吸い始めました。







 この園芸種の花の蜜を吸いに来ているアゲハチョウ(ナミアゲハ)は、羽根の一部が破損しています。野鳥に襲われたためでしょう。



このよく咲いている園芸種はペンタスというものだと伺っています。春から秋まで、花を咲かせ続けています。



 当初は、園芸種の花を撮影するつもりだったために、シャッタースピードを上げずに撮影したために、羽根の動きに追従できていません。



 秋に花を咲かせるホトトギスの花も咲いています。





 小さなアブなどがホトトギスの花の蜜を吸いに来ています。

 実は、キバナコスモスの花にタテハチョウ系のツマグロヒョウモンが時々、来ているのですが、今回は出会うことができませんでした。

 この花壇では、秋咲きの園芸種の花が競って咲いています。


 
 10月中旬を迎え、秋咲きの園芸種は花をよく咲かせています。晩秋になる前に、種をつくるためです。