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ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の佐久荒船高原では、コスモスの花がいくらか咲き始めました

2015年09月17日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原では、コスモスの花がいくらか咲き始めました。

 標高が1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原は、このところ、雨模様の日々が続き、しかも午前中は霧が立ちこめることが多く、コスモスの開花が遅れています。

 午後になって、薄曇りの晴れ間が広がり、太陽光が当たるようになって、佐久荒船高原の真ん中にあるコスモスの丘では、コスモスが開花し始めました。



 コスモスの花はよく咲いているところと、あまり咲いていないところが混じっています。



 コスモスの丘近くの草原では、ノハラアザミがよく咲いています。初秋らしい雰囲気です。



 晴れ間になったことから、タテハチョウがノハラアザミの花の蜜を吸いに来ています。



 コスモスの丘近くの森陰の湿地では、ミゾソバの花が一面に咲いています。なかなか美しい風景です。



 佐久荒船高原の南にそびえている荒船山(標高は1423メートル)も日射しに照らされています。





 佐久荒船高原の東側にそびえている妙義山系は、少し霞がかった先に見えます。



 遠くの妙義山系の手前(左端)に見えている牧草地は、群馬県甘楽郡下仁田町側にある神津牧場のものです。

 佐久荒船高原では、雨模様の中、初秋らしさが日々に強まっています。

経営誌「日経ビジネス」の特集「あなたに迫る 老後ミゼラブル」を拝読しました

2015年09月17日 | 日記
 2015年9月14日に発行された経営誌「日経ビジネス」の特集「あなたに迫る 老後ミゼラブル」を拝読しました。

 この特集が掲載された「日経ビジネス」の表紙は、なかなかシビアな感じのものです。特集の中身がシビアで暗い未来であることを表現しています。



 この特集のPrologue「2040年、日本を襲う『超々高齢化社会』」は、世界一の高齢化社会ニッポンを警告します。2040年になると、1970年代前半に産まれた“団塊ジュニア世代”が一気に高齢者(65歳以上)になるとし、「今後、高齢者が急増していく半面、高齢者を支える生産年齢人口が減り、医療や介護施設・高齢者サービスを支える従業員が不足する事態を招く」と警告を鳴らします。

 この特集では、65歳以上を高齢者として定義しています。2040年には、東京都では高齢者数は約150万人増えると伝えます。

 特集のPart1では、最近、JR新宿駅から近い都営百人町3・4丁目アパート(通称 戸山団地)では、毎月、高齢者の孤独死が発見されるという事例報告から始まります。この戸山団地では約3200人が住み、世帯数が約2300なので、一人住まいの方が多いと推定できるそうです。ここでは、新宿区の孤独死の約3分の一が起こっているそうです。このため、NPO法人などが対応し始めていると伝えます(自治会は高齢化で崩壊しているそうです)。

 そして、これからは日本全体が「戸山団地」化していくと伝えます。

 2012年時点で、65歳以上の高齢者が2217万人の内で、認知症有病者と軽度認知障害者の合計数は862万人と、4人に一人となり、自分一人では生活できない方々と指摘します。これが、2025年になると、その認知症有病者と軽度認知障害者の合計数は1300万人と3人に一人となると伝えます。

 最近は毎年、約1万人が認知症などによって、行方不明者になっているとの数字と、老老介護が当たり前の時代に突入していると伝えます。そして、高齢者は孤独死という問題に加えて、認知症有病者になり、犯罪の加害者あるいは被害者になる可能性が高まっていると伝えます。高齢者を狙った犯罪が増えていることも、大きな不安材料です。でも、気がつかないで加害者になるケースも増えているそうです。
 
 高齢者の孤独死が増えた結果、孤独死宅の現場をクリーニングする“特殊掃除”ビジネスが急増しているという現実を伝えます。

 この特集が伝える具体的な事例は、かなり悲惨なものです。

 こうした近未来が予想される現在、“安保法案”通過を図っている現・安倍晋三内閣はどういう高齢者対策を図ろうとしているのか、不安が高まります。

 実は、日本は各現場では、人手不足が深刻化し、高齢者に成り立ての65歳の方々(の就職希望者)を数字上は雇用し、人手不足を解決できる可能性があります。これは、高齢者の健康維持の解決策として期待されるものです。しかし、政治は混迷しています。