ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

滋賀県大津市にある石山寺は、ウメの花が一部見ごろを迎えています

2012年03月13日 | 旅行
 滋賀県大津市の瀬田川の畔に立つ石山寺は、平安時代に紫式部がこもって「源氏物語」の構想を練り、書き始めたという逸話が有名なお寺です。同時に、四季折々の花が次々と咲く“花の寺”としても有名です。

 硅灰岩が多い“石山”の急な斜面に建立された石山寺は、三つの梅林を持つ、ウメの花の名所です。今年の冬の寒さでウメの開花は約3週間遅れているそうです。

 石山の中腹に設けられた第一梅園の“薫の苑”は紅梅系が一分か二分咲きですが、蕾のままのウメの木も少なくありません。石山の頂上付近に設けられた第二梅園の“東風の苑”は四分、五分咲きです。

 よく開花した紅梅系の花から薫りが漂って来ます。





 梅林に植えられている「藤牡丹」「白滝」などのウメの木の樹肌は、かなり以前に植えられ、よく手入れされていることが分かります。丹精込めて手入れされた梅林です。



 第三梅園近くなどの“源氏苑”付近はサクラの木が多く、サクラの開花時期には見事な景色になるそうです。この近くには、ボタン苑もあり、春から初夏にかけては、花を次々と楽しめそうです。

 入り口の東大門は、建久元年(1190年)に源頼朝からの寄進によって建立されたと伝わる由緒ある重要文化財です(その後、大修理が施されています)。



 東大門をくぐって歩く参道は両側にサクラなどの木が並ぶ趣のあるものです。

 石山の中腹に立つ多宝塔は「日本最古の多宝塔」だそうです。これも源頼朝の寄進によって建てられたそうです。



 この多宝塔付近は紅葉が美しいそうです。

 硅灰岩の崖に建てられた本堂も立派な建物です。多くの参拝者が次々と訪れ、礼拝していました。石山寺は季節ごとに訪れたい花の寺だということが実感でました。