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ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

寒の入りが過ぎたので、春の七草の日になりました

2011年01月07日 | 季節の移ろい
 1月6日の小寒(寒の入り)を迎えたためか、今日は強い寒風が吹いて、かなり寒いです。快晴できれいな青空ですが、寒さを感じる冬空です。

 今日1月7日は春の七草が入った“七草がゆ”を食べる節句だそうです。正確には「春の七種」と書いて「ななくさ」と呼ぶのだそうです。飽食の時代の現在は、お節料理で疲れた胃を休めるなどの目的になっていると思います。昔は、冬の時期に、新鮮な野菜を摘んで食べることで新春を体感する節句ではなかったかと勝手に想像しています。

 春の七種は、以下の7種類の草(野菜)です。芹(せり)のセリ、薺(なずな)のナズナ(ぺんぺん草)、御形(ごぎょう)のハハコグサ(母子草)、繁縷(はこべら)のハコベ、仏の座(ほとけのざ)のコオニタビラコ(小鬼田平子)、菘(すずな)のカブ(蕪)、蘿蔔(すずしろ)のダイコン(大根)です。昔はカブもダイコンも野生種があったのでしょうか。「すずな」「すずしろ」という呼び名も古き良き時代を感じさせます。

 新春の生命力あふれる野菜・野草を食べることで、邪気を払い万病を払う目的で野菜かゆを食べたようです。最近は、この春の七種を商品として販売しています。


 なかなかの商魂です。このおかげで、“春の七草がゆ”を手軽に食べられます。


 実際に、近くの岸辺の陽当たりのいい場所には、生命力あふれる感じで野草が生えています。その中には、ホトケノザもあります。


 このホトケノザは、春の七種の「ホトケノザ」とは種類が異なるそうです。 現在、ホトケノザと呼ばれている野草はシソ科のものです。でも、見た目は食べられそうな感じがするほど、新鮮な野草です。冬の寒さはこれからですが、野草は春に向けてたくましく着実に生きています。