ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

秋ケ瀬公園でルリビタキに出会いました

2011年01月25日 | 季節の移ろい
 荒川河川敷きに広がる秋ヶ瀬公園(あきがせこうえん)の森の奥で、ルリビタキに会いました。埼玉県さいたま市の荒川沿いの県営秋ケ瀬公園の森の奥でのことです。

 秋ケ瀬公園の上流側である羽根倉橋付近にはハンノキの森が広がっています。木漏れ日がいくらか入る、少しうっそうとした森です。野鳥観察愛好家や自然観察愛好家以外は、あまり足を踏み入れない森の小道です。

 森の奥に小さな池が数個あり、その中の一つにカワセミが住み着いています。飛ぶ“宝石”であるカワセミを撮影するため、野鳥観察愛好家の方々が集まっています。高価な望遠レンズ付き一眼レフカメラをがっちりした三脚の上に固定した方が20人ぐらい集まっています。まるで、記者会見のように、望遠レンズ付き一眼レフカメラが並んでいます。望遠レンズだけで、たぶん30万円ぐらいする高価な機種も少なくなく、高級一眼レフカメラの品評会の様相を呈しています。

 この人混みを避け、もっと奥の小さな池の方に進みました。人影が無い小道を行くと、高価な望遠レンズ付き一眼レフカメラを手持ちで構えた方が一人いました。珍しい野鳥を撮影している感じなので、気配を消して静かにしていると、藪からルリビタキが飛び出しました。




 幼鳥から2、3年目の羽根が美しく色づき始めたルリビタキでした。


 私が手動で数枚撮影する間に、高価な望遠レンズ付き一眼レフカメラを構えた野鳥観察愛好家の方は、モータードライブ付きで「ダダダダダ」とマシンガンのようにシャッターを切ります。画像データを記録するメモリーがすぐに一杯になりそうな勢いです。

 ルリビタキは、これまであこがれの対象の野鳥でしたが、今年に入って2回目の遭遇です(第一回目は埼玉県長瀞町の宝登山山頂で遭遇しました。詳しくは、2011年1月3日掲載のブログをお読みください)。野鳥観察愛好家の方に聞くと、ルリビタキは「秋ケ瀬公園ではまったく見かけない訳ではないが、あまり見ない野鳥の一つ」とのことでした。「こんなに逃げないのは珍しい」そうです。ビギナーズラックでした。

 荒川の土手の草むら近くでは、ツグミなどが多数いました。


 地面にこぼれた野草の種を食べている様子でした。ひょっとして、タゲリに会えるのではと期待したのですが、いませんでした。ビギナーズラックはそう簡単に続きませんでした。