「マインドフルである」ためのトレーニングなどで、
「自らの思考や感情に気づき、認める」
と言われることがあります。
この「認める(acknowledge)」というところに、
「受け入れる(accept)」という言葉が用いられることもあります。
「自らの思考や感情に気づき、受け入れる」と。
でも私自身は、
それらの思考や感情の存在を「認める」でいい、
そう思います。
「受け入れる」と自分の枠内に囲う必要はない。
思考も感情も、選択しない限り、
誰のものでもないんですから。
これは、子育てでも同じだなあと思うんです。
よく、子供の気持ちを「受け入れて」やりましょう、
子供のできなさ、足りなさもひっくるめて、「受け入れて」やりましょう、
というようなことが言われます。
この「受け入れる」というのも、
「認める」でいいよなあと。
もしくは、「受け止める」「抱きしめる」かなあと。
痛かったね、辛かったね、悲しかったね、と
子供の気持ちを「受け止めて」てやる。
できなさ、足りなさもひっくるめて、
子供の存在を「認め」「抱きしめて」やる。
思考も感情も子供も、
変化し続けています。
「入れる」と、自身の枠内に囲う必要はないんです。
言葉のニュアンスの問題ですが、
親の気持ち的に、私自身がそうであったように、
楽になる方もいるんじゃないかな、そう思います。