マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

さすらいのチェスマスターを見上げて

2015年11月18日 | チェス

今朝のチェスクラブにて。

 

チェスマスターA氏って、

目の前のゲームの動きを、

いくつもさかのぼって覚えていらっしゃるんだなあと、

改めて驚いた・・・。

 

 

クラス後に尋ねてみた。

他にもクラスがあるか、上の子も参加できる場がないかなど。

 

それで、話すうちに、

我が家に来てくださることも可能と!

それもチューターなどに比べたら、

信じられないほどお値打ちな謝礼で。

 

この後は、○○中学へ行って、その後はノースバージニアの小学校へ行くんだ、

そう折りたたみのチェススタンドを肩にかけ、

手を振り教室を後にされ。

 

さすらいのチェスマスター。

ベレー帽がよく似合われる。

 

 

 

 

 

前の記事の続きだけれど、

それで英語でのコミュニケーション力を磨いて、どうしたいの?

そんな問いをする自分がいる。

 

したいことの一つというのは、

このチェスマスターA氏のようなことだと思っている。

 

日本語、日本文化、アート、料理、サイエンス、算数、多文化、

そんな言葉をキーワードに、

自宅なり、出張なり、こちらでもクラスをしていけたら。

そのために、人前で英語で話すスキルやマインドセットや、

コミュニケーション力を磨いていきたいのだと。

 

放課後スクールでしっかり学びつつ、

将来を見据えていきたい。


「トーストマスターズ」、課題は違えど改善したいという気持ちは同じ

2015年11月18日 | 訪ねてみた

昨夜は長男をNPO活動に送り、

ちょうどその近くで行われていた「トーストマスターズ・インターナショナル」のミーティングをのぞいてみた。

メンバー同士、パブリックスピーキングを磨き合う非営利団体。

あらかじめ用意したスピーチから、その場でトピックを与えられる即興スピーチまで、

皆さんユーモアに溢れ、笑い転げた1時間半だった。

 

「ハッピーな出来事スピーチ」では、来月英国を旅するのだけれど、オックスフォードのトーストマスターの例会に参加してみるつもり、世界中126ヶ国にクラブがあるから、旅しながらも色々な集まりをのぞくことができて嬉しい、といったものから、お母さんが脳卒中で先週初めに入院したけれど幸い何の後遺症も残らず回復しているといったシリアスなものまで。話に聞き入った。

即興スピーチは、「授賞式での感謝のスピーチ」という設定。「最もゴキブリが多いホテル賞」、「最も秀でた犬の糞つかみ装置発明賞」などめちゃくちゃな賞の受賞に、ウィット散りばめ真面目な表情で感謝を述べるメンバーの方々。

即興ディベートでは、30分映画と4時間映画、一輪車通勤とカープール通勤どちらが良いかをプロモーションという設定。

 

休憩時間にメンバーの方々と話す。

普段人前で話す仕事だけれど身体が震えるのを何とかしたい、要点をなかなかうまくまとめられず脱線してしまう、赤面する、人前に立つ不安感を何とかしたい、アドリブが苦手、そうおっしゃる皆さん。

もう、ホント全然皆さんそんなように見えなくて。リラックスしまくって話しているように見えたのだけれど。

 

壇上に向かう皆さんの

心の中で何度も何度も自らを奮い立たせる声が、

少し聞こえるような気がした。

 

 

 

「私は英語でより自然にコミュニケーションできるようになりたいんです。

それがどんな場であっても。」

そう話す私に白髪の女性が、

 「素晴らしく話せるように見える人も、改善する余地は果てしなくある。

それぞれ抱える課題は違うだろうけれど、

一つ一つ克服して良くしていきたいという気持ちは、皆一緒なのよ」と。

 

皆さんそれぞれ抱えるチャレンジがあって、

それらを改善したいとこうして動かれているんだなあと、

大いに励まされた夜だった。

 

 

 

 

それにしても、

事前に用意できるスピーチは何とかなるかもしれないけれど、

即興で英語人前スピーチというのはまだちょっとハードル高いなあと。

 

ひとまず、

日々身近に話しかけてくださる方々、

以前は一言返しておしまいだったところ、

会話を繋げる努力をしてみる。

放課後スクールのスタッフ会議や、

様々な集まりなどでより多く発言する。

質問できる場では必ずいくつか尋ねる。

引き続きそんな努力を積み重ねていきたい。

 

そう姿勢を変えて以来、

確かに身の回りの様々なことが随分と変わってきたように思う。

 

そして最近つくづく思うのは、

相手がどんな文化背景を持っていようと、

心と心が触れるような交わりにはそれほど関係ないということ。

今では、関係を築く上で、

相手がどの国出身ということを、

以前ほど大きく感じない自分がいる。

 

アラスカでわいわいと日本の友人達と過ごし、

こちらにきて以来、日本語を話す機会がない・・・、

そう途方に暮れた時期もあったけれど、

今できることを積み重ねることで、

色々な扉が開いていく、

そんなことを感じている。