「あなたの服は何色?」と聞いてね、
相手が答え終わるか終わらないかというときに、
「ロック(グー)、ペーパー(パー)、シザーズ(チョキ)!」と言ってじゃんけんを始めると、
相手はだいたい「シザーズ」を出すんだよ。
と長女が昨日。
確かに家族も次男以外皆、「シザーズ」を出していた。
学校でも何十人かに試してみたら、ほとんど「シザーズ」を出したそう。
それで、皆でなぜかを考えてみた。
あれ、私の服って何色だったっけ、えっと、
と考えている時に突然じゃんけんを振られ、
服のことで頭がいっぱいのところ、ゆっくりと意識が切り替わっていく。
例えば、こんな感じでじゃんけんの掛け声が意識されていくのじゃないかなと。
「ロック ペーパー シザーズ!」
それで、あ、手を出さなきゃと、つい、シザーズを出す。
それでも次男のような小さな子は、
まだまだ目の前の物事へとすぐにぱっと切り替えられる。
5分前に泣いていても、
目の前にシャボン玉が飛んできたら、
すぐに夢中できゃっきゃと遊び始めるように。
大きくなるほど、起こったことをあれこれ考え続け、
目の前の今この瞬間の出来事へと切り替えるのがぎこちなくなっていく。
何でこの人こんなこと聞くんだろう、あれ、私の服なんか変かな、
そうこの場を離れ、どんどん広がっていけて。
マインドワンダリング・パワー。
そういうことなんじゃないかなと、ひとまず皆で同意。
マインドフルネスのヒントは、
こうした幼い子に見られる
今この瞬間へのフォーカスのスムーズさにもある、
そんなことを思ったり。
面白い発見だった。