ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその172-ウイニー・シン

2015年09月21日 | ワールドミュージック
台湾の歌姫。

以前から、このブログで「歌姫」とは何かを取り上げてきた。
最近は、やたら声を張り、ロングトーンで歌う歌手を「歌姫」とJ-POPあたりでは、定義しているとおぼしい。
しかし、以前からこのブログでは、違う定義をしている。
本当に上手い歌手と言うものは、歌をさらりと歌いこなす歌手が「歌姫」に相応しいと。
かって、昭和の時代を彩った、日本の「歌姫」は数々存在した。
一方、アジア圏に目を向けてみると、非常に日本に近い存在の「歌姫」がいた。
それは、台湾出身の「テレサ・テン」である。
10代の頃から歌いだし、14歳でレコードデビュー、アジア圏で広く支持され、21歳の時日本でのデビューを飾る。
日本では、最初アイドル的な路線でデビューしたが、その後「ムード歌謡」路線に変更。
これが大いに支持を受け、日本でも彼女の人気は大いに盛り上がった。
しかし、1995年、42歳で夭折、日本ならずともアジア全体が「歌姫」を無くしたのだった。
その後彼女の意志は「フェイ・ウォン」に受け継がれる。
彼女も実に歌の上手い歌手である。
今、アジア圏の中ではトップの「歌姫」だ。
彼女のことは、知る人も多いだろう。有名なRPGゲームの主題歌を歌ったり、ウォン・カーゥアイ監督の「恋する惑星」でも主演をはたしている。
彼女は香港の歌手である。一方同じアジア圏で、香港に近い台湾はどうだろうか。
前述のとおり、台湾では「テレサ・テン」と言う偉大な「歌姫」を輩出した。
その流れは続いている。今も台湾には「歌姫」に相応しい歌手がいるのだ。
それは「ウイニー・シン」現在、台湾一とも言って良い「歌姫」だ。
彼女は、7年間声楽を学び、小学校1年生でバレエ、2年生でヴァイオリン、3年生でピアノを習ったと言う芸能の申し子だ。
その後、台湾の様々なコンテストで優勝を飾り、1986年にデビュー、以後安定した人気を誇る。
アジア圏(日本を除く)では、彼女の人気は不動のものだ。
しかし、何故か日本では彼女の人気をあまり聞かない。
原因は、パブリシティの少なさか、私は憶測するしかない。
今回彼女を紹介したのは、その素晴らしい歌唱のわりに、日本での人気がいまひとつ無いのが、非常に残念だったからだ。
下に「ウイニー・シン」の歌唱映像を貼った。
是非この機会に、その素晴らしい歌を聴いていただきたい。

ウイニー・シン 煙

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