ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその4-シネ・ブラボー

2012年01月20日 | 映画
幻の一品の入手

1973年頃だったろうか、チャップリンの作品がリバイバル上映されて話題を呼んでいた。
私もこのリバイバル上映でチャップリン映画を観てその素晴らしさを知り、自信映画ファンへの第一歩を踏み出したときだった。
おりしもこのすぐ後に「バスター・キートン」の作品もリバイバル上映された。
チャップリンの映画でサイレントのスラップスティック(どたばた喜劇)に興味を持っていた私は続けてキートンの映画を期待感を持って観た。
期待は裏切られなかった。
キートンの映画は凄まじいスタントの連続で観るものを飽きさせない。
私はキートンの作品をいくつか観たことによってさらにスラップステックの面白さに惹かれた。
そして1974年に私にとって最良の一本が公開された。
題名を「シネ・ブラボー!」と言い、映画の歴史の紹介から様々なスラップステックやサイレント映画の名場面を収めた日本独自編集による映画だった。
私は公開初日に一人でこの映画を観にいった。
とてもショックだった。
この映画を通じて文書でしか知らなかった俳優の演技にも触れられたし、この映画を通じて知ることとなった様々な映画俳優にも出会えた。
特に圧巻だったのは映画のラストを飾った「モンテンバンクス」の「無理やりロッキー破り」だった。
恋人の乗った暴走機関車へ車から飛び乗りなんとか彼女を助けようと様々なアクションを繰り広げ最後はハッピーエンドで終る。
この映画のアクションシーンの凄さは今観ても驚くであろう。
今の時代おおよそどんな映画でもDVD等で観られるようになったが、この映画だけは未だDVD化されていない。
しかし先日オークションでこの映画のヴィデオが出品されていた。
私は即刻入札し落札を待った。
幸い他の入札者も無くそのヴィデオは今私の手元にある。
長い間捜し求めていた一品を入手できた、至上の喜びである。




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