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probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

Time Machine ~1967~

2023-06-17 11:27:48 | 懐かし洋楽
今回は、1967年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Four Topsの"7-Rooms of Gloom"です。
(Pop #14 R&B #10)



昨年リリースされ、話題となりました、
Bruce Springsteenのソウルカバー集、
"Only The Strong Survive"でも、
とりあげられておりました、
Four Topsの、60年代の名曲の中の、
1曲で、ソングライターは、
あの、Holland–Dozier–Hollandで、
プロデュースは、そのうちの2人、
Brian HollandとLamont Dozierですね。

同年リリースのアルバムで、
6曲ものTop20ヒットを生んだ作品
"Reach Out"からの、
4曲目のカットだったようであります。



しかしこの曲、自分は、
Four Topsのオリジナルよりも、
Pat Benatarが、85年リリースのアルバム
"Seven The Hard Way"に収録していた、
カバーのほうで先に知りましたので、
え?この曲、ソウルのカバーだったの?と、
当時は、たいへん驚きましたね。

歌詞のほうは、愛する人が、
去ってしまった家で、
ひとり暮らす孤独な心情を
歌ったもののようであります。



Four Topsは、オリジナル4のうち、
リードボーカルのRevi Stubbsさんを始め、
3人は、天国へ旅立っておりますが、
ひとり、今も健在である、
テナーの、Duke Fakirさんが、
グループの火を消さず、のちに加入した、
他の3人のメンバーと共に、
"Four Tops"を存続させておりまして、
記事は少なめですが、
公式Instagramもありますので、
興味ある方は、チェックしてみてください。

https://www.instagram.com/theofficialfourtops/

1967年6月17日付けのビルボードHot100
です。

1位は、この翌年、
"Young"がとれる、
あのグループの、あの名曲です。

<1967年6月17日、何があったか?>

日本でもロケが行われ、
丹波哲郎さん、浜美枝さん、
若林映子さんも出演した、
シリーズ5作目『007は二度死ぬ』が、
日本公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/46181/
『007は二度死ぬ』(映画.com)

※次回は、80年代お気に入り曲、
第112位の発表です。

The Artist : The First & The Final Hit (#68 Peter Allen)

2023-06-14 20:16:34 | 天国へ行ってしまったアーティストたち
天国へ旅立ってしまったアーティストたちの、
最初のビルボードHot100入り曲と、
生前最後となったエントリー曲をとりあげて、
そのアーティストの功績を、
超ざっくりと振り返る、このコーナー、
今回は、18日で、没後31年となります、
Peter Allenです。

48才で亡くなってしまったんですね。
存命ならば、79才です。

Peter Allenは、オーストラリア出身の、
SSWで、日本では、どの程度、
知名度があるのかわかりませんが、
ミュージカルが好きな方ならば、
元V6で、今はトニセンのメンバー、
坂本昌行さんが主演した、
Peter Allenの生涯を描いた作品
『ザ・ボーイ・フロム・オズ』が、
何度も、アンコール公演されていて、
おなじみの名前ではないかと思います。

また、ソングライターとしては、
Oliviaの"I Honestly Love You"や
Melissa Manchesterなどで知られる
"Don't Cry Out Loud"、
さらには、Christopher Crossの、
"Arther's Theme"などの作曲家として、
堂々たる功績を残している人ですね。

そんなPeterさんなのですが、
地元オーストラリアでは、
"I Go to Rio"という曲が、
No.1になっているのですが、
USチャートには入っておらず、
Hot100に入ったのは、
81年に、55位まで上がった、
日本でも、よく知られております、
この曲だけなんですねぇ。



Carole Bayer Sagerが書いた詞に、
Peterさん自身と、David Fosterが、
曲をつけた"Fly Away"ですね。
プロデュースも、Foster師匠です。



Peterさんのバージョンも、
80年リリースのアルバム
"Bi-Coastal"からのカットだったのですが、
それより少し前、あの竹内まりやさんが、
3rdアルバム"LOVE SONGS"で、
歌っていたことで有名なナンバーですね。
なので、まりやさんのほうが、
オリジナルと言っていいみたいです。

82年には、"Steal The Night"の
Stevie Woodsが、同曲も収録した
1stアルバムで、カバーしていましたね。

というわけで、Hot100入り曲は、
この"Fly Away"のみだったPeterさんですが、
"I Go To Rio"の、TopPopの公式映像が、
アップされておりますので、
そちらも貼ってみたいと思います。



この”I Go To Rio”、
Peterさんバージョンは、
アメリカではヒットしなかったのですが、
Pablo Cruiseが、79年にカバーして、
最高位46位を記録していたようであります。



https://en.wikipedia.org/wiki/Peter_Allen_(musician)
Peter Allen(Wikipedia)

↑wikiの、"Fly Away"の記事、
なぜか、作曲者に
Peterさんの名前がありません。

※次回は、Time Machineです。

今週の気になる新曲2曲。

2023-06-13 11:08:49 | 最近の洋楽
前回は、80代のEddie Levertさんが、
登場しましたが、今回も、
70代と80代、2人のシンガーの、
それぞれの新曲です。

まずは、70代。
ミシガン州出身のシンガー、
Bettye LaVetteさんの新曲、
"Hard To Be A Human"です。



今週リリースされるアルバム
"LaVette!"から、少し前に出ていた、
"Plan B"という曲に続く、
2曲目の先行カットのようですね。

前作"Blackbirds"からは、
3年ぶりの作品となるみたいです。
今回は、SSWで、サックスと、
キーボードの奏者でもある、
Randall Bramblett作品集らしいですね。

そして、もう1曲は、なんと、
現在89才という、ブルースマン、
Bobby Rushさんの新曲、
"I'm The One"です。



こちらは、8月に出るというアルバム
"All My Love For You"からの
先行カットのようです。
Bobbyさんのほうも、
約3年ぶりの新作みたいですね。

歌詞の中に、いろいろ、
レジェンドブルースマンの名前が、
登場していますが、
どんなことを歌っているのか、
気になるナンバーであります。

オレはオレ、って感じかな。

※次回は、天国へ行ってしまったアーティスト、
68人目です。

reminiscing ("true one-hit wonders") #20

2023-06-12 10:56:43 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100には、1曲しか、
ランクインしていないアーティストを、
懐かしみながら、今、どうしてるのかな?
と、浅く掘り下げようというコーナー、
今回は、1996年に、Hot100での最高位、
76位を記録した、このグループの、
こちらのナンバーです。



1995年に、当時、
飛ぶ鳥を落とす勢いだったレーベル、
LaFaceから、アルバム
"Take A Dip"でデビューした、
R&Bボーカルグループ、
A Few Good Menの
”Have I Never”ですね。
R&Bチャートでの最高位は、
32位だったようです。



正直言いますと、このころ、
あまり、Babyface周辺を、
熱心に聴いていなかったので、
このグループについて、
さほど知らなかったのですが、
93年に、レーベルのアーティスト大集合の
クリスマスアルバム
"LaFace Family Christmas"で、
まだ、アルバムを出す前の新人ながら、
破格の扱いで、"Silver Bells"を歌い、
満を持して、翌年、
1stアルバム"Thang For You"で、
デビューするはずが...

まあ、ここらへんの話は、
90年代R&B好きの方ならば、
知らない人は、ほぼいないであろう、
語り草になっているようでありますね。

結果、"Thang For You"のほうは、
サンプリング使用の問題が、
クリアできていなかったことが発覚し、
発売直後に回収されるということになり、
曲を何曲か入れ替えて、95年に、
再デビューとなったアルバムが、
"Take A Dip"だったわけですが、
そんな経緯が影響したのか、
定かではありませんが、
アルバム、シングル共、
期待されたような動きにはならず、
グループは、「2枚」の1stアルバムを
残したのみで、活動休止となったようです。

なお、"Take A Dip"からは、
R&Bチャートではもう1曲、
"Tonite"というナンバーが、
44位まで上がっていたみたいですね。

グループのその後なのですが、
再結成などはないものの、
メンバーのひとり、Aaron DePonceが、
ソロとしてデビューしておりまして、
3枚のアルバムを出しているようです。

ただ、現在までのところ、
最後となっているアルバムも、
2011年リリースとなっていまして、
SNSなども見つからず、
最新の動向はわかりませんでした。

そのアルバム"Hereafter"からの曲
"All I Do"です。↓



※次回は、気になる新曲2曲です。

Time Machine ~2003~

2023-06-10 20:25:47 | 懐かし洋楽
今回は、2003年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Floetryの"Say Yes"です。
(Pop #24 R&B #8)



現在は、ソロとして活躍しています、
Marsha Ambrosiusと、今は、
"FLO"という名前で活動しているらしい、
Natalie Stewartの、ロンドン出身の、
ふたりからなるデュオ、Floetryの、
前年の、2002年リリースの1stアルバム
"Floetic"からの2ndカットで、
グループ最大のヒット曲ですね。

また、Marsha Ambrosiusのほうは、
Michael Jacksonの生前最後のアルバム
"Invincible"収録曲で、シングルにもなった、
"Butterflies"の作者の一人としても知られ、
その"Butterflies"のデモバージョンが、
彼女たちのデビューアルバムには、
ボーナストラックとして、
収録されておりました。



2003年6月14日付けのビルボードHot100
です。

1位は、このころは、
向かうところ敵なしだった、
あのラッパーの、あの名曲です。

<2003年6月14日、何があったか?>

『はなれ瞽女おりん』や、
『瀬戸内少年野球団』などを撮った、
映画監督の、篠田正浩さんが、
監督引退作品として、
最後にメガホンを取った、
『スパイ・ゾルゲ』が公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/40733/
『スパイ・ゾルゲ』(映画.com)

※次回は、reminiscing
("true one-hit wonders")
第20回です。