スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

Zero Conditional って何ですか? 英文を見て考えた。

2023-03-07 | くらべて文法(西・英)

英語の Zero Conditional っていうのを勉強しました。Zero の次は First、その次は Second、そして Third まであるそうです。道のりは長い…。

これは二つの節から成り立ち、条件節にIFがあっても「もし」という意味はないみたいですね。だからWHENを使っても同じです。現実的な話や習慣について話すので、帰結節は現在形。スペイン語でも似たような文型があります。ただし「ゼロ条件」なんて文法用語はスペイン語学習史上聞いたことがありません。

 

①天気が良けれ、自転車で通勤します。

英)If the weather is nice, I bike to work.

西)Si hace buen tiempo, voy en bicicleta al trabajo.

 

②たくさん食べたら太ります。

英)If you eat a lot, you put on weight.

西)Si comes mucho, engordas.

 

③ボタンを押す音量が上がります。

英)The volume increases if you push the button.

西)El volumen aumenta si presiona el botón.

 

④彼は本を読むとき眼鏡をかける。

英)He wears glasses when he reads.

西)Usa anteojos cuando lee.

ご覧のように、日本語文を見ても「もし」なんて使っていませんよね。仮定の話じゃないからです。

そしてお気づきかと思いますが、上記三つの言語の中で一番難しいのは日本語です。意識的に「~と、~ば、~たら、~とき」の4種類を使い分けてみました。これらは入れ替え可能なときもあるしダメなときもあるんですが、その説明はちょっと頭が痛いです💦


日本語から考えた「劣等比較」の文

2023-03-01 | くらべて文法(西・英)

スペイン語に、AはBより「~じゃない/~ない」というような、形容詞の否定を使う比較級があったかな~と考えていたら、実は参考書に出ていた。『劣等比較』というお名前だった。

劣等比較級の構文:A +SER動詞+「menos+形容詞」que B.

■AさんはBさんより背が高くない(低い)。

例文の日本語訳を見てちょっと考えこんだ。

うーん、スペイン語では menos alto(高くない) だけど、日本語ではここで形容詞を否定せず反意語「低い」と言っちゃうかなー?つまり括弧書きのほう「AさんはBさんより背が低い(bajo)」が言いやすい。

 

そこで、もっと形容詞を否定形にしたくなる例文を考えてみた。

 

■このケーキは、あのケーキより甘くない。

Este pastel es menos dulce que aquel.

これだと、「甘い」の反意語がみつからないし(「苦い」じゃないよね~)、甘すぎるケーキがあまり好まれない日本では「甘くない」と言うのはケチつけてるわけじゃないので、モヤモヤすることなく使える気がする。だけど上記より、もっと自然な言い方もある。

 

■このケーキは、あのケーキほど甘くない。

Este pastel no es tan dulce como aquel.(否定文)

 

実は上記は『同等比較』の文をまるごと否定した形である。参考までに:

■このケーキは、あのケーキと同じくらい甘い。(同等比較の肯定文)

Este pastel es tan dulce como aquel.(肯定文)

 

『優等比較』の文「Este pastel es más dulce que aquel.」をまるごと否定するのは、間違ってるわけじゃないけど珍しい(ちょっと変?)みたいだ。
△Este pastel no es más dulce que aquel.(優等比較の否定文)
〇Este pastel es menos dulce que aquel.(劣等比較の肯定文)
◎Este pastel no es tan dulce como aquel.(同等比較の否定文)