Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

graduate

2019-03-15 00:10:00 | コラム
♪ あぁ卒業式で泣かないと、冷たいひとといわれそう ♪


ブログで、何遍もいってきたことだけれども・・・

斉藤由貴の熱狂的なファンだったし『卒業』を名曲であると評価したうえでいえば、

上記歌詞の感覚が、ずっと分からないでいた。

卒業式で泣く感覚。
もっといえば、卒業式を「すごく大事なこと」として描くドラマや映画への違和感。

『3年B組金八先生』のシリーズがCSのTBSチャンネルで流れていると、けっこう好きだし面白いから何度となく観てしまう。
しまうのだが、卒業式を必要以上に盛り上げる演出や、答辞を問題児だった生徒に務めさせる「恒例の展開」だけは理解が出来なかった。

それはたぶん、自身の経験に根差したものなのだろう。


小学校の卒業式―。

99%の生徒が同じ中学校に進学するので、なーんの感慨もなくヘラヘラしていた。

ふたりだけだったかな、私立に入学するため離れ離れになるが、ふたりとも笑っていたように記憶する。

ただひとり、瞳という子だけが泣いていたんだっけか。

小4のときに転校してきた子だ、たしか都会からだったんじゃないか、やっぱり都会の空気を吸ってきた子の感受性は強いな、、、と皮肉なことを考えていた。


中学校の卒業式―。

肥満児だったから、楽しいことなんてひとつもなかった。

ひとり拗ねているガキだったので分かり合える友もおらず、別れに対し感情が動くこともなかった。


高校の卒業式―。

1年時で進路を決めてしまったため、残り2年が苦痛でしかなかった。

卒業式の感想は、これで東京に行ける、せいせいするなぁ! だった。


専門学校の卒業式―。

群馬時代とはちがって分かり合える友も出来たが、もういいトシなので泣くわけもなく。

だいいち、録音コースが選曲した卒業生入場の曲が上々颱風(!)だったから、笑ってしまい涙どころではなかった。


こんな感じで生きてきた男が、ドラマで描かれる卒業式で感動するわけもないか。

正直、シラケてしまう。


これは時代がそうさせたのかな、いまのアンチャンネーチャンもさすがにこういうので感動はしないだろう、古臭いのヒトコトで終わるかな・・・と思っていたのだが、

卒業を背景にしたカルピスの最新CMを観て、



えー。

やっぱりみんな、そんな感じなのかなって。(そういやソフトバンクのCMもそうだね)


そういう想い出がない自分は珍しいのかなぁ・・・。

ちがうと思うけれど、実際はどうなんだべか。

(映像とかやりたいと思う連中は、みんなクソみたいな青春時代を送ってきたと信じているところがあるから余計にそう思う。つまりあれだよ、連中がこんな演出をするのは、自分が経験してこなかったから「敢えてやっている」のではないか、、、と)


※この曲も好きだな。

ヒトエちゃん以外はいろいろあったけれど、いろいろあるのが人生だものね。

魔性の女っぽくなってしまった上原多香子、未だ好きですよ。

次にhiro。

ただ昔から今井絵理子は、なんとも思わなかったなぁ。。。



…………………………………………

明日のコラムは・・・

『『拝啓、〇〇様』(13)』
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2 コメント

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こうしたイベントは (夢見)
2019-03-15 16:02:59
見事に泣くのが それも大泣きするのが得意な女子がいてね

それを見るとーぐわっと来てたものまでひいていってしまいます

卒業式では泣く方が可愛く見えるーと思う女子もいて

こちらは そんな仲間 同類項になってたまるか(笑)などと
返信する
同じく (oyajisann)
2019-03-15 21:39:23
同じく
小中高大と感動もなくせいせいしたった感じでした。
ただ大学だけは卒業出来たほんとかよでした。
皆から奇跡と言われました。笑
ただ最近人様の卒業式で女性が泣いてる風景違和感ないです。
年のセイかな?
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