54年2月18日生まれ・70歳。
アメリカ出身。
米オスカー授賞式における、その1年で亡くなった同業者を追悼する名物企画。
去年だったか、一昨年かな…プレゼンターがトラボルタで、その姿に絶句しました。
2009年に長男ジェットを16歳で亡くし、
2020年には妻ケリー・プレストンを乳がんで亡くす。
失意のどん底であったろう時期とスキンヘッドになった時期が重なり、「深い哀しみを湛えた世捨て人のよう」に見えたからです。
若手スター「からの」どん底をも経験したトラボルタ、古希を迎えました。
まだ踊れるでしょう?
元気を取り戻して、もういっちょあなたのダンスを見たいものです。
※この映画への出演も、恩人QTからのすすめがあったからだそうです。
のびのび演技のニコラスに対し、いつも難しい顔をしていて大変そう…だけれど、これはキャリアを代表する傑作かと。
<経歴>
じつは俳優以上に飛行機の操縦士に憧れていて、実際に資格を取り、しょっちゅう自家用(!!!!)を飛ばしている時期もあったとか。。。
高校を中退し、ニューヨークで舞台の端役からキャリアをスタートさせる。
テレビドラマで注目され、やがて映画の世界へ。
実質的な映画俳優デビュー作は、76年のキング×デ・パルマによる大大大傑作『キャリー』。
ガールフレンドのナンシー・アレンの暴走を止めるどころか、一緒になって楽しんじゃう不良を好演。
ディスコの流行と見事にリンクしスマッシュヒットを記録した『サタデー・ナイト・フィーバー』(77)でスターの仲間入りを果たし、
その姉妹篇のような『グリース』(78)、
『アーバン・カウボーイ』(80)、
再びデ・パルマと組み、今度は音響職人を演じてみせた『ミッドナイトクロス』(81)…を、キャリア初期の代表作、というか、全キャリアでベストに挙げる映画ファンも多いことでしょう。
自分も大好きです^^
83年―『サタデー・ナイト・フィーバー』の続編として発表された『ステイン・アライブ』が不評で、ややスランプに。
同時期にスターとなったスライの監督作、、、だから擁護したいのだけれど、実際つまんなかった(^^;)
ジャイミー・リー・カーティスのレオタード姿を拝めるだけでも価値があると思う『パーフェクト』(85)のような、マニア受けする作品にときどき出演はするものの・・・
『ベイビー・トーク』(89)のシリーズ(=90年の『リトル★ダイナマイツ/ベイビー・トークTOO』、93年の『ベイビー・トーク3 ワンダフル・ファミリー』)などを観ると、作品はまあまあ面白いのですが、立ち位置的に「過去のひと」扱いっていうか。
しかし94年、QTによるパルムドール受賞作『パルプ・フィクション』で魅力的なヴィンセント・ベガを好演し完全復活を遂げる。
同業者の妻ケリーのキャリアも順調、
このころは出る作品が軒並みヒットする隆盛期に入ったのでした。
『ゲット・ショーティ』(95)、
ジョン・ウーと組んだ『ブロークン・アロー』(96)、『フェイス/オフ』(97)、
SFモノの佳作『フェノミナン』(96)、
『マッド・シティ』(97)、『パーフェクト・カップル』(98)、『シビル・アクション』(98)、
『シン・レッド・ライン』(98)、『将軍の娘/エリザベス・キャンベル』(99)。
けれども『バトルフィールド・アース』(2000)が酷評を受け、、、っていう、ときどきやらかしてしまうのは、現在から俯瞰すると憎めないというかね。
ジーン・ハックマンだって、間違うことがあるわけだから(^^;)
21世紀に入って以降も・・・
『ソードフィッシュ』(2001)、『閉ざされた森』(2003)、
『ヘアスプレー』(2007)、
『野蛮なやつら/SAVAGES』(2012)、『アルティメット・サイクロン』(2015)・・・などに出演、前世紀ほどのアタリはないものの、演技はけっして悪くないです。
2018年―実在したマフィアを演じた『ギャング・イン・ニューヨーク』(2018)が「またまた」不評で、
最新作も、名作アクションと一文字違いの『ダイ・ハート』(2023)ってな具合だから、好調とはいい難いですね。
ここにプライベートの悲劇も加わったわけで、余計に悲壮感を覚えた映画ファンも多かったはず。
でもファンは信じてますよ、このひとなんだもん、また復活してくれるだろうって―。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(149)ジョン・ハート』
アメリカ出身。
米オスカー授賞式における、その1年で亡くなった同業者を追悼する名物企画。
去年だったか、一昨年かな…プレゼンターがトラボルタで、その姿に絶句しました。
2009年に長男ジェットを16歳で亡くし、
2020年には妻ケリー・プレストンを乳がんで亡くす。
失意のどん底であったろう時期とスキンヘッドになった時期が重なり、「深い哀しみを湛えた世捨て人のよう」に見えたからです。
若手スター「からの」どん底をも経験したトラボルタ、古希を迎えました。
まだ踊れるでしょう?
元気を取り戻して、もういっちょあなたのダンスを見たいものです。
※この映画への出演も、恩人QTからのすすめがあったからだそうです。
のびのび演技のニコラスに対し、いつも難しい顔をしていて大変そう…だけれど、これはキャリアを代表する傑作かと。
<経歴>
じつは俳優以上に飛行機の操縦士に憧れていて、実際に資格を取り、しょっちゅう自家用(!!!!)を飛ばしている時期もあったとか。。。
高校を中退し、ニューヨークで舞台の端役からキャリアをスタートさせる。
テレビドラマで注目され、やがて映画の世界へ。
実質的な映画俳優デビュー作は、76年のキング×デ・パルマによる大大大傑作『キャリー』。
ガールフレンドのナンシー・アレンの暴走を止めるどころか、一緒になって楽しんじゃう不良を好演。
ディスコの流行と見事にリンクしスマッシュヒットを記録した『サタデー・ナイト・フィーバー』(77)でスターの仲間入りを果たし、
その姉妹篇のような『グリース』(78)、
『アーバン・カウボーイ』(80)、
再びデ・パルマと組み、今度は音響職人を演じてみせた『ミッドナイトクロス』(81)…を、キャリア初期の代表作、というか、全キャリアでベストに挙げる映画ファンも多いことでしょう。
自分も大好きです^^
83年―『サタデー・ナイト・フィーバー』の続編として発表された『ステイン・アライブ』が不評で、ややスランプに。
同時期にスターとなったスライの監督作、、、だから擁護したいのだけれど、実際つまんなかった(^^;)
ジャイミー・リー・カーティスのレオタード姿を拝めるだけでも価値があると思う『パーフェクト』(85)のような、マニア受けする作品にときどき出演はするものの・・・
『ベイビー・トーク』(89)のシリーズ(=90年の『リトル★ダイナマイツ/ベイビー・トークTOO』、93年の『ベイビー・トーク3 ワンダフル・ファミリー』)などを観ると、作品はまあまあ面白いのですが、立ち位置的に「過去のひと」扱いっていうか。
しかし94年、QTによるパルムドール受賞作『パルプ・フィクション』で魅力的なヴィンセント・ベガを好演し完全復活を遂げる。
同業者の妻ケリーのキャリアも順調、
このころは出る作品が軒並みヒットする隆盛期に入ったのでした。
『ゲット・ショーティ』(95)、
ジョン・ウーと組んだ『ブロークン・アロー』(96)、『フェイス/オフ』(97)、
SFモノの佳作『フェノミナン』(96)、
『マッド・シティ』(97)、『パーフェクト・カップル』(98)、『シビル・アクション』(98)、
『シン・レッド・ライン』(98)、『将軍の娘/エリザベス・キャンベル』(99)。
けれども『バトルフィールド・アース』(2000)が酷評を受け、、、っていう、ときどきやらかしてしまうのは、現在から俯瞰すると憎めないというかね。
ジーン・ハックマンだって、間違うことがあるわけだから(^^;)
21世紀に入って以降も・・・
『ソードフィッシュ』(2001)、『閉ざされた森』(2003)、
『ヘアスプレー』(2007)、
『野蛮なやつら/SAVAGES』(2012)、『アルティメット・サイクロン』(2015)・・・などに出演、前世紀ほどのアタリはないものの、演技はけっして悪くないです。
2018年―実在したマフィアを演じた『ギャング・イン・ニューヨーク』(2018)が「またまた」不評で、
最新作も、名作アクションと一文字違いの『ダイ・ハート』(2023)ってな具合だから、好調とはいい難いですね。
ここにプライベートの悲劇も加わったわけで、余計に悲壮感を覚えた映画ファンも多かったはず。
でもファンは信じてますよ、このひとなんだもん、また復活してくれるだろうって―。
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(149)ジョン・ハート』
どうしても私はフィバーって言葉流行らした?方って印象強くて・・・。
ひと踏ん張りエールを送りたいです。
運動神経とダンス能力はけっして比例しない、、、ということが、最近になって分かってきました^^
ダンスはパルプフィクションでもキレッキレでしたが、血だらけのスーツを脱いだトラボルタさんは贅肉たっぷりで、フットワークはおそらく軽くはないだろうって(^^;)(^^;)