しと「う」→「う」るせいやつらつーびゅーてぃふるどりーまー
①映画の原作者が、映画の出来に納得していない、もっといえば憤慨している
②原作の小説としての評価は絶対的である、そのいっぽうで、映画版の「映画としての評価」も高い
この2点に該当するケースってじつに稀で、自分が知る限り「たった、ふたつ」だけなのではないかと。
その壱…77年に出版され、80年に映画化された『シャイニング』。
原作はスティーブン・キングによるもので、

これはたしかにバツグンに面白く、怖かった。
キングはキューブリックによる映画版は、「わたしが紡ぐ物語とはまったくべつのもの」として「映画化作品」として認めていません。

うん、すっごく分かる。
映画を観てから原作に触れ、再鑑賞してみた自分もキングのいうとおりだと思いました。
しかし厄介?なのは、映画版もクソがつくほど面白いということ。
さすがキューブリック、

映像表現における恐怖というものと向き合った結果の「原作からの改変」だったのでしょう。


その弐…漫画家・高橋留美子による代表作『うる星やつら』(78~87)を、押井守が84年に映画化した『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』。
高橋はもう、映画そのものを「なかったこと。」にしている感さえあるのですが(^^;)、

まぁ分からないでもないです、
監督はクセモノとして名高い押井守なのですから。

個人的には宮崎爺やアンノさんよりヘンクツだと思っていて、そう思うきっかけを作った映画こそ『ビューティフル・ドリーマー』でしたね。
物語とか、キャラクターの関係性とか、そういうことではなく。
そもそも「原作の世界観そのものの解釈」がちがう、というより、それを「壊してみる」ことから生まれた、そんな映画。
初見時の衝撃は未だ覚えています、
あらすじをあんまり知らないほうがよいかな…そう思うがゆえに本日のコラムは画像多めで胡麻化している(^^;)わけなのですが、

「学園祭の前日」がひたすら繰り返されていることに気づくまでの前半、そこからの脱出を試みる中盤、そして、すべてのからくりが明かされる後半。
知っておくべき情報は、このくらいでしょう。
じつは映画版のパート1を演出したのも押井さん、
しかしたいして話題にならず、高橋留美子ブランドあってこそのアニメーションであることに多少の反骨心?みたいなものを覚えてしまったのかもしれません、
その才気走った若き情熱を、本編を観て感じてみてください。
あぁ厄介だ、だってクソがつくほど面白いのだもの!そう思うはずですから^^
次回のしりとりは・・・
うるせいやつらつーびゅーてぃふるどりー「まー」→「まー」ごっとぎたー。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『Tシャツの準備、完了^^ + 2025年03月コラムの目次』
①映画の原作者が、映画の出来に納得していない、もっといえば憤慨している
②原作の小説としての評価は絶対的である、そのいっぽうで、映画版の「映画としての評価」も高い
この2点に該当するケースってじつに稀で、自分が知る限り「たった、ふたつ」だけなのではないかと。
その壱…77年に出版され、80年に映画化された『シャイニング』。
原作はスティーブン・キングによるもので、

これはたしかにバツグンに面白く、怖かった。
キングはキューブリックによる映画版は、「わたしが紡ぐ物語とはまったくべつのもの」として「映画化作品」として認めていません。

うん、すっごく分かる。
映画を観てから原作に触れ、再鑑賞してみた自分もキングのいうとおりだと思いました。
しかし厄介?なのは、映画版もクソがつくほど面白いということ。
さすがキューブリック、

映像表現における恐怖というものと向き合った結果の「原作からの改変」だったのでしょう。


その弐…漫画家・高橋留美子による代表作『うる星やつら』(78~87)を、押井守が84年に映画化した『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』。
高橋はもう、映画そのものを「なかったこと。」にしている感さえあるのですが(^^;)、

まぁ分からないでもないです、
監督はクセモノとして名高い押井守なのですから。

個人的には宮崎爺やアンノさんよりヘンクツだと思っていて、そう思うきっかけを作った映画こそ『ビューティフル・ドリーマー』でしたね。
物語とか、キャラクターの関係性とか、そういうことではなく。
そもそも「原作の世界観そのものの解釈」がちがう、というより、それを「壊してみる」ことから生まれた、そんな映画。
初見時の衝撃は未だ覚えています、
あらすじをあんまり知らないほうがよいかな…そう思うがゆえに本日のコラムは画像多めで胡麻化している(^^;)わけなのですが、

「学園祭の前日」がひたすら繰り返されていることに気づくまでの前半、そこからの脱出を試みる中盤、そして、すべてのからくりが明かされる後半。
知っておくべき情報は、このくらいでしょう。
じつは映画版のパート1を演出したのも押井さん、
しかしたいして話題にならず、高橋留美子ブランドあってこそのアニメーションであることに多少の反骨心?みたいなものを覚えてしまったのかもしれません、
その才気走った若き情熱を、本編を観て感じてみてください。
あぁ厄介だ、だってクソがつくほど面白いのだもの!そう思うはずですから^^
次回のしりとりは・・・
うるせいやつらつーびゅーてぃふるどりー「まー」→「まー」ごっとぎたー。
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明日のコラムは・・・
『Tシャツの準備、完了^^ + 2025年03月コラムの目次』