Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(457)

2023-05-14 03:46:09 | コラム
こんどうまさひ「こ」→「こ」ーとにーらぶ

椎名林檎は歌う、

♪ あなたはすぐに いじけて見せたがる
あたしは何時も其れを喜ぶの
だってカートみたいだから
あたしがコートニーじゃない ♪

『ギブス』より


では洋楽好きにとって、カート・コバーンとその妻コートニー・ラブは理想的なカップルだったのか・・・というと、そんなこともなく、

「カート大好きだけど、コートニー大嫌い」というひとも多くて(^^;)(^^;)




イマサラ解説する必要もない、とは思うけれど・・・

カートはロックバンド「ニルヴァーナ」のボーカリストで、いわゆる「先鋭的なミュージシャンは27歳で死ぬ説」を体現するように27歳で自死した(とされている)。



コートニーもまたミュージシャンで、ロックバンド「ホール」のリーダー。


ふたりが出会って結婚したのとニルヴァーナの爆発的人気がほぼ同時であったため、一躍注目の的に。


個人的には、ニルヴァーナの音楽は格好よくて好きだが、ホールはあんまり…かな。

ただコートニーには俳優としての才能があって、自分はそこを評価しています。

アレックス・コックスの『ストレート・トゥ・ヘル』(87)、『バスキア』(96)などにも出演しているけれど、
映画ファンが「お、これは!」と思うようになったのは、名匠ミロシュ・フォアマンに起用されて以降のこと。

半身不随になっても戦うことをやめない編集長を描く『ラリー・フリント』(96)でウディ・ハレルソンと、


理解され難い孤高のコメディアンを描く『マン・オン・ザ・ムーン』(99)でジム・キャリーと共演、


フォアマンはコートニーに(戦うものの)ミューズとしてのリアリティを見出したのだろうね。

それ正解! 彼女は頗る魅力的だったもの。


2000年―変態作家ウィリアム・バロウズと、その妻ジョーンの関係性を描いた『バロウズの妻』に主演。

バロウズはジョーンを射殺しており、そんな物語の主役に抜擢されたというのは「いかにも」っぽくてニヤリとした、、、というのが本音です。



あすのしりとりは・・・
こーとにーら「ぶ」→「ぶ」らいあんでぱるま。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(458)』
コメント
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