Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

絶対にゆずりませんが、なにか???

2023-05-23 00:10:00 | コラム
先日―『ちはやふる』で知られる漫画家、末次由紀のTwitter投稿が映画垢のあいだで議論を呼び起こす。



末次さんの意図はたぶん「つんくさん、やさしい!」のほうにあったはず、、、なのだけれど、

事前に座席を指定出来る現代の映画館において、上映直前に「代わってもらえるか、譲ってもらえるか」と話しかける行為に引っかかったひとが多数居て、「その是非」について様々な意見がツイートされていく事態となった。

「んなもん、どうぞどうぞと譲るよ」というひとも居れば、「譲らん!」というひとも居て。


自分?

絶対に譲りません。
金を積まれても譲りません。
譲ってくれたらエッチしてあげる、、、と誘惑されても断ります。

・・・たぶん(^^;)

冗談は置いておいて。

映画によってはね。
分かり易くいいますよ、これが例えばスコセッシの『沈黙』(2016)の初日初回であったとしましょう。

この小説を映画化する、というニュースに最初に触れたのは自分が18歳のころ。
じつに、20年以上待っていたわけですよ。

撮影に入った、延期になった、完成した、日本は少し遅れるらしい。
という、ソースもはっきりしない映画ニュースに一喜一憂し、
やっとこさ公開日が決まり、その日と、出来れば前日と翌日のスケジュールを「完全に白。」の状態にしておいて、
座席指定開始日の0時0分にログインしてチケットを購入、
この時点で、「自分はどの席で観るのが最も映画的快楽を味わえるのか」を考えたうえで選択しているのですよ。

その前日には食事も控えめにして便意に邪魔されないよう気をつけ、しかも早く寝て、早く起きて、早めに劇場に向かって、入場開始まで周辺をうろうろすると。

そこまで「映画に賭けている」ひとがね、
全員とはいわないですよ、ただ全体の2割は、自分みたいなヤツが居るはずなんですよ。

これは少ないように思うかもしれないけれど、100人のうち20人がそれにあたると思えばね、けっして少なくはないでしょう。

だから自分は譲らないです。

ある精神科医?が、「あなたが譲れば、結果みんなハッピーになる」なんていう理想論をぶちかましていたが、冗談じゃない。
こっちは意気込みがちがうんだ、向こうがハッピーになって、こっちのハッピー度が1%でも減るのであれば、それはフェアじゃないってことになるんでないの???????????????????????????



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明日のコラムは・・・

『日本女優別10傑(56)竹内結子』
コメント
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