Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(207)

2017-01-09 00:10:00 | コラム
基本、映画はひとりで観る。

複数派のひとからは「終わってから感想をいい合いたいじゃない?」といわれる。

それは分かる。
自分だって、そうしたい気持ちはある。

あるが、劇場Aから劇場Bまで、劇場Bから劇場Cまでの距離と上映時間を計算したりしながら、1日に何本も観ようとする映画小僧に付き合ってくれるキトクなひとなんて、そうそう居るものではない。

多少、映画に興味を持っている友人だって3本目あたりで「もうやめない?」と弱音を吐くのがふつうなのだった。

1日での「最多」「劇場」鑑賞数は、5本。(オールナイト含む)

頑張れば6本いけたと思うが、その日は「観たい6本目」の映画が上映されていなかった。

数で誇るつもりはない、けれども自己満足は得られる。

とはいっても、それも30代までの話。
42歳になったいまは、そうだなぁ、3本が限界か。

一般の話? をすると、劇場で映画を観る場合「1日1本がふつう」だろう。
同時上映のスタイルが盛んだった70~80年代は、「強制的に2本」だったわけだが。

ところで、なぜ同時上映のスタイルがなくなったのか。

いくつか理由があるが、最も指摘されるのが「1本の、上映時間の長さ」である。

子どもも観る『ハリー・ポッター』シリーズ(2001~)でさえ、120分を超える。

昔は90分弱の映画が多く、カップリングが可能だったと。

120分超が当たり前になった現在では、たまに90分弱の新作に触れると「・・・あれ、もう終わり?」などと驚いてしまったり。
(イーストウッドの『ハドソン川の奇跡』(2016)は、96分!)


さらに話を戻して。

いつの時代だって、映画はデートの定番である。

そんなウキウキのイベントで、「きょうは3本観よう」という彼氏が居たらどうだろう。

喜んでくれる映画キチガイの女子も居るには居るが、そんな子に出会う確率は逆ナンされる可能性より少ない。

だから自分は、こっちから映画デートを誘うことはしない。
水族館とかね、ビール工場見学(?)とか、住宅展示場まわり(??)とかは行くけど、映画デートは少ないのである。

もちろん向こうから誘ってきたら、断らないよ。

というわけで。
今年最初の初体験シリーズは、「初めての映画デート」でいってみよう。


繰り返すが、映画デートそのものが少ない。

付き合っていない、単に友達の女子とふたりで映画を観に行ったケースを含めても・・・

トータルで30回くらいか。

けっこうあるじゃん! ともいわれるが、それはだから、ほれ、元々が映画好きだからね。

42歳の映画好きであったら、50回は超えてても不思議じゃないでしょう、だから自分のなかの感覚では、ひじょうに少ないほうなんです。


ちなみに。
映画鑑賞中は、水分さえ取らない。

格闘技観戦でもそうなのだが、ここいらへん不器用で、いつ飲んだら・喰ったらいいのか分からないので、その行為そのものが煩わしいのであった。


本気になればなるほど、つまらなくなる男なのである。


つづく。





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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(208)』
コメント (3)
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