Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

『沈黙』全力応援コラム、その伍

2017-01-04 00:10:00 | コラム
公開まで、あと18日・・・。


さぁいよいよ、カウントダウンも20日を切った。

先日―「血がつながっているから、強制も許される」という自分ルールのもと、父親と姉に前売り券を送ってやったい。

本人の嗜好とかを無視してね、まだ本編を観ていない自分が「これは観るべき」というのもおかしいが、まぁ神様が撮った神様の映画なので、ハズレということはないと思う。


少し間隔があいてしまった、、、というのもあるし、日本版の特別編が公開されているので、まずは予告編から。





日本に潜入した主人公ロドリゴの視点から、隠れキリシタンの苦難の日々が描かれる―『沈黙』の中盤を要約すると、こうなる。

予告編が動画サイトにアップされて以降、史実はちがう、、、みたいなコメントも散見されるわけだが、そんなことは調べれば分かることでね、この作品は、あくまでも「過去の文献を基に創作された小説」だからね、そこらへんを突いて「観る必要がない」っていうのは、最初から観る気がないだけじゃないか。
アンジーの監督作でも思ったことだが、映画ファンじゃないものが映画のネガティブキャンペーンをすることへの不快さったらないね。

まぁいいや、放っておこう。


きょうは、スコセッシや原作・遠藤周作「以外の」スタッフ紹介を。


【撮影】ロドリゴ・プリエト

メキシコ出身のチャレンジングなカメラマン。



同郷のイニャリトゥ監督作『アモーレス・ペロス』(99)で頭角を現し、『8 Mile』(2002)や、オスカー受賞作『アルゴ』(2012)も手がける。
スコセッシとは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)につづいて2度目のタッグ。

スコセッシ組のカメラマンといえば、マイケル・チャップマンとミヒャエル・バルハウスが有名。

共通するのは、流麗なカメラワーク。

ただ『沈黙』は物語の性格上、さほど動かさないかもしれない。


【編集】セルマ・スクーンメイカー

スコセッシの右腕というか、女房的存在。

スコセッシ映画のほとんどの編集を手がける。
というか、スコセッシ映画以外の彼女の仕事を知らなかったり。



あれ? と思うのは、『タクシードライバー』(76)の編集は彼女じゃないということ。

現在76歳、ときに「アッパーに過ぎる」スコセッシの映像表現に付き合っていけるって、すんごい若いと思う。


【脚本】ジェイ・コックス

スコセッシと共同で仕上げる。

72歳、批評家としても有名で、スコセッシとは『エイジ・オブ・イノセンス』(93)から組んでいる。

代表作は、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)、『五線譜のラブレター』(2004)。

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明日のコラムは・・・

『稚拙でも頼りなくても、MMAが見たいんじゃ』
コメント (2)
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