Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

俳優別10傑 海外「あ行」女優篇(2)

2017-01-25 00:10:00 | コラム
~オードリー・ヘプバーンのキャリア10傑~

このブログを長いこと読んでくれているひとには分かってもらえていると思うが、自分は、映画界のスターと呼ばれている俳優さんに「あんまりピンときていない」。

原節子しかり、オードリーしかり。

人気があるのは分かるし、その魅力も理解しているつもり。

もちろん嫌いじゃない。

かといって、好きでもない、、、という感じ。

完璧に過ぎるからかしら。

そこいらへんを書き出すと、理屈っぽくなるだけなので書かない。

ただキャリア全体を通して見た場合、良作に沢山顔を出していることは原節子もオードリーも同様で。

だから自分のようなヒネクレ映画小僧は、オードリーの映画を、映画史的な視点からしか臨めないという、なかなか面倒臭いイキモノなのです。


享年は63歳。
ハリウッド黄金期を支えた女優さんの、個人的10傑は以下のとおり。


(1)『ローマの休日』(53)



何度観ても楽しめるという点で、ディス・イズ・ハリウッド! な名作。

オードリーのチャーミングな魅力も炸裂しているが、映画小僧が注目すべきは、脚本が「あの」ダルトン・トランボである、、、というところでしょう。

(2)『暗くなるまで待って』(67)

盲目のヒロインが、弱点であるはずの「見えないこと」を武器として戦うサスペンス。

映画的アイデアに溢れていて、好みでいえばこれがベストワン。

(3)『昼下りの情事』(57)

ビリー・ワイルダーの演出術が冴えわたる、ロマンティック・コメディの快作。

「アリアーヌ巻き」が流行したというが、似合うひと、なかなか居ないのではないかな。



(4)『マイ・フェア・レディ』(64)

貧しい花売り娘がレディに変身するまでの物語。

これを下敷きにした『プリティ・ウーマン』(90)は大嫌いだが、こっちはふつうに観ることが出来ます笑




(5)『麗しのサブリナ』(54)

伊達男ハンフリー・ボガートがコメディしているっていうだけで、面白い。

(6)『ティファニーで朝食を』(61)



映画の内容以上に、主題歌が有名。

簡単そうに思うが、カラオケで歌ってみると、意外と難しい。




(7)『シャレード』(63)

テーマ曲も雰囲気抜群で格好いい、ハリウッドならではのサスペンス。

中学生のころに(クレジットなしの)テレビ放送で観たので、ヒッチコックの映画だと思っていた。

(8)『尼僧物語』(59)

修道院入りをしたヒロインの、数奇な半生。

『ローマの休日』でオスカー主演賞は取っていたけれど、オードリーが真に女優として評価を受けたのは、本作からだったのでは?

(9)『初恋』(52)

どうってことない内容かもしれないが、オードリーが初めて重要なキャラクターを演じた作品なので。

(10)『オールウェイズ』(89)

スピルバーグのファンタジー大作にして、オードリーの遺作。

彼女の出演には賛否が分かれたが、自分は悪くないと思った。

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明日のコラムは・・・

『カタギ』
コメント (2)
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