お金のない世界「知恵の輪」 I realize world peace

メインブログは楽天「知恵の輪」です。
http://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/

コンビニでの印刷

2020年03月17日 18時36分19秒 | Weblog
自宅のプリンタはほとんどスキャンしか使用せず
黒いインクが切れても放ったらかしでした。
たまには印刷もしてみようと思い、黒インクを近
くの家電に買いに行きました。
けっこう高いですね。インターネットで買いたく
なる気持ちがわかります。


黒インクをセットして印刷の手順を思い出しなが
らやっていると今度は黄色のインクが・・・・
「また買いに行くの?」ってことで悩みました。


一年に数回しか印刷しないんだから数千円も出し
てインクを買ってももったいない。
ということで考えました。
「コンビにでコピーが出来るんだから・・・」
インターネットで調べたら「出来ます」って。


手順を調べたらメモ帳の文章は自宅のプリンタで
印刷できるけどコンビにではPDFに変換しなけ
れば印刷できないって。


「PDFって何?」
これもインターネットで調べました。
便利ですね~♪
省庁や市役所の情報を見るときはたしかPDFが
多かったような記憶が。
メモ帳の文章をPDFに変換する方法を調べてな
んとか変換してUSBに保存しました。


ローソンが近いのでローソンでのやり方を前もっ
てインターネットで予行練習して行きました。
小さなUSBをポケットに入れて、便利ですね。
わからなかったら店の人に聞こうと思ったけどね
一人で出来ました。


印刷はほとんどあきらめていたけどやってみるも
んですね。10円で出来ましたよ。約5分で。


今日は良い天気でした。
二階の窓を全開にして太陽の日を浴びました。
太陽が「記念写真を」とは言わなかったけど。
「はい、チーズ」と写真を撮りました。(笑)


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129万アクセス

2020年03月17日 10時33分43秒 | Weblog
毎日更新の楽天ブログが今日で129万アクセス
を超えました。
主題は「世界平和とお金のない世界」です。
当初は「知恵の輪」だけの題名でした。
多くの人と知恵を出し合う場にしたかったから。


最近の世界情勢は経済活動に陰りが見えます。
お金の流通が血液のように例えられているから
お金の周りが悪くなると人間社会が機能しなくな
ります。


本当はお金はなくても助け合って生きていけるは
ずなのに、交換システムを無くさない限りお金は
人間社会を左右させてしまいます。


今だからこそ真剣にみんなが話し合う時期です。
楽天ブログを参照して欲しいです。
そして
多くの会話集を見て考えて欲しい。
ミニ小説もとても参考になります。
よろしくお願いします。


「世界平和とお金のない世界」
https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/

小説「お金を知らない子」
https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/4019/

小説「12歳の少年が世界を変える!?」
http://ncode.syosetu.com/n3484dq/
「ユーチューブ用」
https://www.youtube.com/watch?v=FlHQy_KQfQQ&list=PL9UJQ57g66PEB7zZpGHYsvNzZJPCl_3ct



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経済で人類はどうなる?

2020年03月16日 20時33分37秒 | Weblog
「社会が発展してきたのは経済が成長したから」
と言う声を聞いたことがあります。
だから
「経済は成長し続けなければならない」
という論理です。
昔の僕なら異論はありません。
お金を得るために人は成長できると思ったから。


今は違う考えです。
お金は生きるための大切な道具だと思ってます。
それは
「お金は自由を得るための道具です」
と経済学者が言っているようにお金がないと何も
出来ない社会システムの中にいるからです。


ここで言う経済とは?
お金の流通で成り立つ社会です。
だから
誰もお金を使わないと社会が崩壊するんです。
こういう社会が文明社会と言えますか?


お金は物々交換を便利にした道具です。
だから
お金の要る社会は物々交換の社会なんです。
お金のない社会は物々交換に戻るのではないです。


お金のない社会は交換システムはありません。
すべてが無料の社会です。
だから
人々が平和に暮らせるために生産して流通する。
それだけで良いんです。


今の生産活動と物流が継続するだけで良いんです。
それが出来るようにみんなが考える時期に来てい
ます。



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日本沈没って沈むの?

2020年03月15日 19時41分46秒 | Weblog
むかし「日本沈没」という映画がありましたね。
日本中で大地震が起きて海に沈む映画でした。
あくまでもSF映画ですけどね(笑)


近ごろは経済がうまくいかなくなると日本沈没と
言うみたいです。
ヤフーニュースに下記のニュースがありました。
下記のひと言コメントを書いておきました。

「お金がないと人間社会は成り立たないの?
って言いたくなります。
こんな社会は文明社会じゃないでしょう。
助け合いの社会はお金は要らないでしょう。」


>日本沈没!?
ここへきてGDPマイナス6.3%の「ヤバい現実」
3/15(日) 8:01配信現代ビジネス
「マイナス6・3%」の原因とは
 2019年10~12月期のGDPは、前期比マイナス
6・3%―。
2月17日に発表された衝撃的な数字は、日本経済
に灯った赤信号そのものである。
(中略)
 だが、7月までに終息のメドがつかず、いよいよ
五輪中止となれば、それも期待できなくなり、
五輪後の経済効果11兆円がパーになる。
 五輪後、ただでさえ景気の落ち込みが予想され
ているのに、関連イベントの経済効果もなくなる
というのでは、お先真っ暗だ。今年4~6月期、
そしてその先もマイナス成長は続き、「日本沈没
」のシナリオが現実味を帯びてしまう。
(以上)



https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200315-00070921-gendaibiz-bus_all



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バッタ巨大群襲来はどうなった?

2020年03月14日 19時10分29秒 | Weblog
一週間前の気になったヤフーニュースがあります。
昆虫のバッタで食糧危機が起きているという話。
気候変動による水不足が食糧不足と言っていたの
に、次はバッタの異常発生で食糧不足です。
ニュースの気になる部分だけ抜粋します。


>コロナに続くもう一つの危機
――アフリカからのバッタ巨大群襲来
六辻彰二 | 国際政治学者
3/7(土) 8:50

・コロナ蔓延に続くバッタ来襲
 中国政府は3月1日、地方政府にバッタの来襲に
備えるよう通達した。

・70年に一度の危機
 その大発生は、
新型コロナとほぼ時を同じくして始まった。
新型コロナが問題になり始めていた2月2日、東ア
フリカのソマリア政府はバッタの大量発生で食糧
危機が発生しつつあると緊急事態を宣言。

・アジアに迫る影
 アフリカと比べても人口過密なアジアでバッタ
が農作物を奪えば、食糧危機が発生するリスクは
さらに高い。
(以上)


https://news.yahoo.co.jp/byline/mutsujishoji/20200307-00166447/


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また聞くの?

2020年03月13日 19時43分25秒 | Weblog
花の名前はなかなか覚えられません。(涙)
義兄の所であまりもいい匂いがするので女房に
「この花の名前は何だったかな~?」
って聞いたけど。
去年も同じことを聞いたことを思い出した。
もう遅い。
「去年も聞いたんじゃないの?」
って言われた。


「それはチンチョウゲよ」
「ふ~ん」
「でもジンチョウゲが本当らしい」
「なんで?」
「沈丁花の始めの字がチンて書くから初めて見た
 時チンチョウゲって覚えたの」
「ふ~ん」


家に帰って検索してみたら、どちらの名前でも
良いんじゃないの?
って感じです。(笑)


義兄の所では白菜は花を咲き始めました。
薹が立つ(とうがたつ)って言います。
薹立ち(とうだち)です。
黄色の菜の花がきれいに咲きます。


女房には質問するとチコちゃんみたいに叱られる
から質問する時躊躇します。(涙)





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大きくなったブロッコリー

2020年03月12日 19時20分29秒 | Weblog
暖かくなったので会社の畑に行きました。
2月24日に植えたブロッコリーの苗が大きく育
ち頂花蕾(ちょうからい)が出来始めました。


食べる部分を何というのか?
検索して調べたら頂花蕾と書いてありました。
普通ブロッコリーって言いますよね。(笑)


ブロッコリーの隣のタマネギも元気に育っている
ようです。
なんとか無事に育ってくれればいいけどね。


我が家の庭に植えたブロッコリーは鳥が葉っぱを
食べたので植え直しを何度もやりネットを張って
防御しています。


温かいせいか蝶々が一匹飛んでいました。
野菜の敵はけっこう多いです。






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お金を知らない子(23)

2020年03月11日 19時34分15秒 | Weblog
優希は心と稔の会話を聞きながら稔に聞いてみた
いことを見つけた。
そして
稔に聞いてみた。


「ねえ稔君。稔君の夢って何?」
「夢ですか~?いま思っていることはね。社会の
 役に立つものを何か発明したいってことです」
「なんだかすごい話だね」
「すごくないですよ。アイデアを出すことが好き
 なんです。学校の授業でもアイデアを出し合う
 授業があってみんなと話し合うのも好きです」
「へ~僕たちはお金をたくさん稼いで大きな家に
 住んだり高級車に乗ることが夢にしている友達
 が多いよ」


「やっぱりお金をたくさん稼ぐことなんですね」
「お金持ちになることが成功者だと言ってるよ」
「へ~、お金持ちにならないと成功者になれない
 の?尊敬される人だけじゃないんだね」
「夢や目標を持って実現することが成功だって」
「それは僕たちは達成者たと聞いたよ」
「なるほどね~表現のし方がちがうんだ~」


優希はお金の要る世界とお金のない世界の違いは
何度も聞いて理解したつもりだったが生き方まで
違うとは想像できなかった。


「稔君の世界では人生が楽しくなる気がするね」
「うん。おもちゃのお金で遊ぶ人生ゲームをやっ
 てみて思ったんだけどね、お金がないと出来な
 いなんて大変だな~って思ったよ」
「そうだよな~。お金を稼ぐことで精一杯だよ」
「なんだか中年のおっさんが愚痴を言ってるみた
 いだな~(笑)」


健司が話の途中で口を挟んだ。
稔の世界の話はみんなが興味を持ったがこれ以上
稔を預かっていては親御さんが心配するであろう
と健司はこれで終わりにしようと思った。


「さあ、今日はこれくらいにして明日は晴れるか
 ら山に行くよ。稔君も一緒に行くか?」
「はい。一緒に行ってお父さんに連絡します」
「よし。わかった」


その日の夕飯は稔も心も一緒に稔との送別会と称
してお別れパーティをやった。
優希も心も「稔君の世界に連れて行って」と稔に
頼んでいたが、もちろんそれは出来ることではな
かった。


翌朝優希は学校へ出る前稔に言った。


「稔君、すごく楽しかったよ。ありがとう。僕は
 こちらの世界で少しでも稔君のような世界にな
 れるように頑張るよ」
「うん。僕もすごく勉強になったよ。ありがとう。
 毎日の当たり前の生活が素晴らしいことにも気
 が付いたよ。いつまでも元気でいてね」
「うん。ありがとう。稔君もね。じゃあバイバイ」
「バイバイ」


二人の別れが終わって健司は山の上のレストラン
に稔と向かった。
途中、稔は涙ぐみながら健司に言った。


「健司さんありがとうございました。すごく良い
 勉強になりました。今の生活に感謝しなければ
 いけないな~って思いました」
「そうだねー。お金の要る世界は苦労が多いけど
 どちらの世界も生きていることに感謝だね」
「はい。本当にありがとうございました」


稔は山上レストランに着くと父親に電話をした。


「お~!稔か?もう良いのか?」
「うん。いっぱい楽しんだよ」
「そっか~。良かったね。じゃあ気を失った所で
 待っててくれないか。帰れるようにするから」
「うん。わかった」


稔は健司と店員にお別れの挨拶をして約束の場所
に向かった。
そして
周りが光った途端、人が多いスキー場に戻った。
なぜそのようになったのかは稔にはわからない。
それより元の世界に戻れたのが嬉しかった。


その後
稔が社会人として働く頃嬉しいニュースを見た。
「一つ前の世界が世界平和を実現しました」とい
う内容であった。


そして
世界平和が実現するきっかけは「12歳の少年が
世界を変える」という小説で主人公は稔という少
年だった。
稔はそのとき思った。
「健司さんや優希君が頑張ったに違いない」と。



「12歳の少年が世界を変える!?」
http://ncode.syosetu.com/n3484dq/
「ユーチューブ用」
https://www.youtube.com/watch?v=FlHQy_KQfQQ&list=PL9UJQ57g66PEB7zZpGHYsvNzZJPCl_3ct


おわり



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お金を知らない子(22)

2020年03月10日 18時46分58秒 | Weblog
「ただいま~」
「優希君おかえり~」
「稔君まだいてくれたんだね」
「うん」
「友だち連れて帰ったよ」
「こんにちは。僕は稔です」
「こんにちは。私は心。優希君の幼友達よ」
「稔君の話をしたら稔君に会いたいんだって」
「そうですか」


心は稔が自由に暮らせる世界の人だと優希から聞
いて興味本位で稔に会って話をしたがっていた。
子どもたちは居間に行って温かいココアを飲みな
がら会話の花を咲かすことになった。
そして心が会話の口火を切った。


「ねえ、稔君本当にお金って無いの?」
「うん、そうだよ。ここに来て初めて知ったよ」
「へ~、やっぱりそうなんだ~(笑)」
「だろ?稔君の世界はいいな~って思うよ」
「じゃあ、聞いてみたいことがあるんだけどね」
「何です?」
「バレンタインチョコなんてもらったりする?」
「バレンタインチョコって何?」
「女子が好きな男子にチョコレートをあげるの」
「何で?」
「愛の告白ね(笑)」
「へ~そうなんだ」
「な~んだ知らないの?」
「愛の告白なんてすごいね」


稔は子どもでも愛の告白をするのに驚いた。
そして興味本位で逆に聞いてみた。


「愛の告白ってなぜするの?」
「自分が好きだということを知って欲しいのよ」
「へ~そうなんだ」
「稔君たちはどうしてるの?」
「僕たちは時々パーティをやってるよ」
「好きな人達だけで?」
「いろいろだよ」
「いろいろって?」
「クラブの仲間とか冒険仲間とかクラス仲間とか」
「冒険仲間って優希君から聞いた冒険旅行ね?」
「うん、そうだよ」


「パーティがいっぱいあるとお金が大変ね・・・
 あっそうかお金は要らないんだった(笑)」
「ごちそうはたくさん無いけど楽しいよ(笑)」
「いいな~。その中で告白出来るんだ(笑)」
「好きな人も自然とカップルになってるよ」
「こういうのって大人の人たちもやってるの?」
「そうだよ。恋人を選ぶのにも良いみたいです」
「そうよね~結婚も子育てもお金は要らないんだ
 し、安心して恋愛ができるってわけよね」


心は稔の話を聞いて住みたい世界であった。
そういう世界が早く実現すれば良いのにと願った。
そして次の質問を投げかけてみた。


「ねえねえ、結婚相手ってどうやって決めるの?」
「そんなの子どもにわかるわけないじゃないか」
優希が口を挟んだ。
「結婚は自由だって言ってたよ」
「なんだ、答えるんかい(笑)」
「そうだろうね~。お金のために我慢しなきゃい
 けない私たちの世界より自由なんだと思う」


心はうらやましそうにつぶやいた。



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お金を知らない子(21)

2020年03月09日 19時43分58秒 | Weblog
健司は思い出したようにキッチンへ行った。
いつも飲んでいるサプリメントを取りに行った。


「健司さん、何ですか?それ」
「サプリメントなんだよ」
「サプリメントって?」
「栄養補助食品のことだよ」
「錠剤なのに食品って言うんですか(笑)」
「そう言われれば変だね(笑)」


「食事で足らない栄養をそれで補うんですね」
「そうだよ。稔君の世界ではこんなの無いの?」
「似たものはありますよ」
「似たものって?」
「薬品を作ってる工場が農業と漁業と一緒に健康
 を維持するための食品を作って病院へ持って行
 くんです」
「そう言えば稔君が言ってたよね。病気にならな
 いように病院へ行くんだって」
「そうなんです。体の調子が悪くなったら原因を
 調べて、もしも栄養不足が原因だったら不足す
 る栄養を補う飲み物をもらうんです」
「そりゃあ良いね~」


健司はレストランのオーナーだが毎日立って仕事
をするために腰や膝に支障が出ているようだった。


「稔君の世界ではテレビコマーシャルってあるの?」
「コマーシャルって何ですか?」
「生産者が消費者に買って欲しくてテレビで宣伝
 して商品の素晴らしいことを知らせるんだよ」
「へ~そうなんですか。僕たちの世界にもありま
 すよ。買ってもらうためじゃないけど(笑)」
「だよね(笑)」
「こんなものを作りましたよって知らせるんです」


「なるほどね。売るためではなく知らせるためか」
「はい、それを見てアイデアを募集するんです」
「いろんな人の意見を取り入れて新しい物を作る
 んだね。消費者参加型の製品作りなんだね」
「そうなんです。だからいろいろあるんです」
「いろいろって?」
「車なんか色もデザインも好みが違うでしょ?」
「だね。でも資源を使い過ぎるんじゃないの?」
「でも、すべてリサイクルセンターで回収して資
 源を無駄なく使うんですよ」
「そう言えば大規模リサイクルセンターですべて
 を再利用するって言ってたね。納得(笑)」


会話が盛り上がっている時に優希が帰ってきた。
幼友達の心(こころ)という女の子と一緒だった。


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お金を知らない子(20)

2020年03月08日 20時11分10秒 | Weblog
健司は稔の話を聞き終わって現実の生活を考えた。
今はお金の要る世界でなんとか生きていかなくて
はならない。
息子の優希のために働かなくてはいけないし、進
学のために貯金もしなければいけない。
父親の老人ホームへ入るための準備金は要るし、
自分たちの老後のためにもお金を貯めなければ。
頭を抱えながら稔に聞いてみた。


「なあ稔君。小学生の君に聞いたところでどうに
 もなるわけじゃないけどね」
「何ですか?」
「お金の要る世界を稔君のような世界にするには
 どうすれば良いと思う?」
「え~、そんなこと僕にはわからないです」
「だろうね~」


「世の中からいきなりお金を無くすなんて出来な
 いんでしょ?」
「そりゃあダメだよ。混乱すると思うよ」
「それなら世界平和を実現するのはどうです?」
「世界平和なんて実現しないだろう」
「どうしてですか?」
「人類史上で世界平和なんて実現しなかったんだ
 から、簡単に実現できるとは思えないよ」
「でも平和活動はあるんでしょ?」
「そりゃあ国連というのがあって平和活動はやっ
 ているよ」
「国連って?」
「世界中の国がお金を出し合って困っている人た
 ちを助けている団体だよ」


「それを活用すれば良いじゃないですか」
「だから困っている人たちを助けてるって」
「それを大きくするんですよ。困っている人たち
 を助けることも大切だけど誰も困ることのない
 世界を作るんです」
「どうやって?」
「今より人を増やして世界中の技術を使えば良い
 と思うんですけど」
「そりゃあとんでもないお金が要るね(笑)」
「そうでしたね(笑)」


健司はそのときあることをひらめいた。
世界平和が実現すればお金のない世界は実現する。
そうだとしたら
今あるありったけのお金を使えば良いじゃないか。


「稔君。君の考えた作戦は成功するかもしれないよ」
「どう言うことですか?」
「お金のない世界を実現するためにありったけの
 お金を使えば良いじゃないか?」
「そうですね(笑)」


健司は世界平和は実現出来るかもしれない、そし
て稔の世界のようなお金のない世界も実現出来る
可能性を感じていた。



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お金のない経済(夢です)

2020年03月08日 12時49分57秒 | Weblog
久しぶりに記憶に残る夢を見ました。
夢の中での状況は
経済界を引っ張る人たちの集まりでした。


狭い部屋の中に大勢の人たちが議論しています。
どんな議論をしているのか?
それは
新型コロナの影響で経済活動が行われないことで
企業も自営業者も利益を上げられないことでした。


なぜかその中に僕が入って行きます。
そして僕の意見を話すことになりました。


「この社会、お金がないと何も出来ないなんて変
 じゃないですか?本来の経済活動に変えたほう
 が良いと思いますよ」
「何を言っているんだ君は」
「人々が生活に困っているじゃないですか。それ
 なのに何も行動しないんですか?」
「それをどうするかを話しているんじゃないか」
「それなら言いますけどね。人々の生活が安定す
 るように生産と物流だけでもやることが出来れ
 ば安心して生活できるんじゃないですか」
「それなら経済活動が成り立たないじゃないか」
「衣食住が満たされなければ経済とは言えないで
 しょう。しかもお金がないと何も出来ないなん
 て本来の経済活動とは言えないと思いますよ」


そこへ
経済界の重鎮が入ってきました。
「みんなどうした?」
僕の顔を見ながら「君は?」と聞かれたので
「10年以上前から思っている意見を言いました」
「どんな意見かね?」
「お金の要らない経済活動に変えて欲しい」
「ほ~」


すべての国民が平和に健康で暮らせるように生産
して行き届くような物流があればお金のやり取り
はしなくても良いということを力説しました。


そうすると、きれいな女性が前に来て背を向けて
「ちょっと外して下さらない?」
と言われたので
「本当に外して良いんですか?」
と言った時
大きな勘違いに気が付きました。
何かを外すのではなく
この場から離れてくれという事でした(笑)


そして目が覚めてそばにある携帯の時刻を見ると
4:31という表示でした。
これって予算委員会の意味があるの?


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お金を知らない子(19)

2020年03月07日 18時24分36秒 | Weblog
健司は政治の違いを知って次の疑問が湧いてきた。
日本国内の状況はなんとなくわかったが世界との
関係について聞いてみたくなった。


「稔君。君の話はとても参考になるんだけどね、
 世界との関係はどうなってるんだろう?」
「世界との関係って?」
「日本は平和な国なんだよ。その平和を守るため
 に自衛隊という軍事力を持っているんだけどね
 世界とは表向きは平和な経済活動をしているの
 に領土を奪われないように軍隊があるんだ」
「怖い話ですね。僕が習った歴史でも戦争や軍隊
 の話は知ってます。でも今は戦争になることが
 ないから警察だけあります」
「警察だけ?」
「社会に迷惑をかけたりする人はいますから」
「そうだよね」


警察の必要性はなんとなくわかったものの軍隊が
無くなるってどういうことなんだろう?
領土問題なんか無くなるはずはない。
そんな疑問が湧いてきた。


「なあ稔君、どうして軍隊が要らないんだ?」
「平和だからですよ」
「そりゃあ日本だって平和だけど領土の侵略って
 心配ないの?」
「侵略してどうするんですか?」
「そりゃあ・・・・」


健司はそれから先の言葉に詰まった。
稔には言い難い言葉だと思ったからである。
稔は健司の気持ちを察して話し始めた。


「平和って互いを必要としあってるんです」
「世界が助け合うとか言っているけどね」
「僕たちもそう習いました。助け合うということ
 は助けてもらうという内向きの気持ちになる人
 もいるって聞きました。だから『みんながいな
 いとこの世界は成り立たない』と言うことが良
 いんじゃないかって言ってました」
「なるほどね。互いの国も互いの国民も必要とし
 あう関係なら相手に困ることはしないね(笑)」
「国境はあるけど自由に行き来できるんですよ」
「そりゃあ良いね」


稔は子供たちの国際交流も話した。


「年に何回か世界中の友だちとホームステイをす
 るんですよ。言語を習ったり文化交流もしたり
 して楽しいです。日本文化に興味を持っている
 外国の人は多いです」
「それなら戦争なんて有り得ないよな~」
「はい。国境はあるけど無いようなものですね」
「それでも国境はあるの?」
「はい。文化を守るんだって言ってました」
「なるほどね。地方の良さを大切にする文化だね」


健司は軍事力で平和を守る方法に疑問を持った。
日本の平和は世界平和で守られるのではないか?


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お金を知らない子(18)

2020年03月06日 20時51分31秒 | Weblog
家の中に入ると停電は回復していた。
居間のテレビでは国会中継が放送されていた。
大雪に対する対応を議論しているようだった。
国家予算が足りないから除雪作業も行き届かない。
国会中継は予算委員会だった。


健司は稔に政治に興味はあるのか聞いてみた。


「なあ稔君」
「はい」
「君たちは政治に興味はあるの?」
「はい、お父さんが僕にも意見を聞きますよ」
「お父さんが子供に意見を聞くの?」
「はい、子供の意見も聞いたほうが良いって」
「どうしてだろう?」
「大人は政治家に提案することになってるんです」
「それは僕たちの世界でも同じだな~(笑)」
「テレビ画面には予算委員会って書いてあるけど
 予算委員会って何ですか?」
「限られた予算でお金の使い方を議論するんだけ
 どね。政策が正しくされているかのチェックで
 もあるんだよ」
「お金の使い方で政策が決まるんですか?」
「早い話がそういうことだろうね」


お金の要る世界ではやるべきことがなかなか出来
ないことに気が付いた。
そして健司に聞いてみた。


「それならやって欲しい政策はなかなか出来ない
 ってことなんですか?」
「そうなんだよ。政策の違う議員を選挙で選ぶこ
 とでやって欲しい政策をやってもらうんだ」
「僕たちも民主主義とか国民主権とか習いました」
「そうだろうね」
「でも、やるべきことはすぐにやっています」
「それがお金の要る社会と唯一の違いなんだね」
「誰もが困ることのないように子供たちの意見も
 聞くようにしているんだって言ってました」
「いいな~。お金の要る社会では困った人を助け
 るシステムなんだよ」
「困ったら助けるのは当たり前ですもんね」
「でも、お金がなくて困ってる人は多いんだけどね」
「複雑な社会なんですね」


「で、子供の意見を聞いた大人はどうするの?」
「地区の議員さんに提案書を出すんです」
「それで?」
「議員さんが似たような内容の提案を一つにして
 国会で議論して急ぐことと急がないことに分類
 してから実行するって習いました」
「なるほどね。予算というものがないから必要と
 思われることはすべて出来るんだね」
「はい。これが国民主権だと言ってました」
「政党なんてあるの?」
「政党って?」
「同じ考え方を持っている議員の集まりだよ」
「そんなの無いですよ」
「どうして?」
「みんな国民のために働いているんでしょ?」
「そう言われてみればそうだよな~(笑)」


健司は小学6年生から学ぶことが寂しかった。



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お金を知らない子(17)

2020年03月05日 20時55分35秒 | Weblog
帰路の途中で健司は病院での会話を思い出した。
稔の進学はどのようにして決めているのか?
自分の息子の進学は大丈夫だろうか?
そして稔に質門をしてみた。


「さっき稔君は進路を考えるのが楽しいって言っ
 ていたよね。進学はどのように決めてるの?」
「お爺ちゃんから体験談で聞いたお仕事とか学校
 で習った社会の仕事を参考にするんです」
「それだけで決めるの?」
「それだけじゃあわからないから冒険旅行でいろ
 いろな会社に行って体験したりするんです」
「それなら決めやすいね」
「はい。でも働いても転職する人もいますよ」


「それだけしっかり決めても転職する人いるの?」
「はい。違うのもやってみたいって言ってました」
「会社は困らないのかな~?」
「必要な量を生産すれば大丈夫だそうです」
「そりゃあそうだよね。利益を上げる必要なんか
 ないんだから。会社に迷惑なんてかけないね」


誰にも迷惑をかけずに転職できる自由さに健司は
うらやましくもあった。


「それで進学はどのようになってるの?」
「中学を卒業したら専門学校へ行く人が多いです」
「どうして専門学校へ行くの?」
「自分がどんな仕事が向いているのかを専門的に
 学校へ行って体験するんです」
「社会に入る前に技術を身に付けるんだね?」
「専門学校でも転校できるんですよ」
「それじゃあ専門の意味がないじゃないか?」
「いろんな技術を身に付けておくのも良いんです」
「マルチ的人間だね(笑)」
「え?」
「何でもやれる人になるってことだよ」
「あ~そうですね。そういうことです」


「稔君の世界では教育費も無いから良いよな~」
「そうですね。何でも体験できるから楽しいです」
「入学試験ってあるの?」
「入学試験って?」
「学校には入る人数が決まってるんだよ。だから
 試験を受けて点数の高い人から決まった人数だ
 け学校に入れるんだよ」
「へ~。そんなことをするんですか」
「そうだよ」
「僕たちの学校では自由に入れるんです。でもね
 卒業する時試験があるんです。知識や技術が身
 に付いているかの試験です」
「ほ~そのほうが納得できるな~(笑)」


健司はコックとして働いていてそう思った。
専門学校で一人前になって欲しいと。


「それ以上の学びを望む人はどうなるの?」
「専門学校へ行ってももっと上を目指す人は大学
 とか行ってもっと高度の勉強するんです」
「そっか~惰性で大学行くんじゃないんだね」
「惰性でって?」
「みんなが大学行くから自分も行くって感じね」
「そうなんですか。自分は自分なのにね(笑)」
「そうだね~」


会話が弾んでいる間に車は自宅に着いた。



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