お金のない世界「知恵の輪」 I realize world peace

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お金を知らない子(20)

2020年03月08日 20時11分10秒 | Weblog
健司は稔の話を聞き終わって現実の生活を考えた。
今はお金の要る世界でなんとか生きていかなくて
はならない。
息子の優希のために働かなくてはいけないし、進
学のために貯金もしなければいけない。
父親の老人ホームへ入るための準備金は要るし、
自分たちの老後のためにもお金を貯めなければ。
頭を抱えながら稔に聞いてみた。


「なあ稔君。小学生の君に聞いたところでどうに
 もなるわけじゃないけどね」
「何ですか?」
「お金の要る世界を稔君のような世界にするには
 どうすれば良いと思う?」
「え~、そんなこと僕にはわからないです」
「だろうね~」


「世の中からいきなりお金を無くすなんて出来な
 いんでしょ?」
「そりゃあダメだよ。混乱すると思うよ」
「それなら世界平和を実現するのはどうです?」
「世界平和なんて実現しないだろう」
「どうしてですか?」
「人類史上で世界平和なんて実現しなかったんだ
 から、簡単に実現できるとは思えないよ」
「でも平和活動はあるんでしょ?」
「そりゃあ国連というのがあって平和活動はやっ
 ているよ」
「国連って?」
「世界中の国がお金を出し合って困っている人た
 ちを助けている団体だよ」


「それを活用すれば良いじゃないですか」
「だから困っている人たちを助けてるって」
「それを大きくするんですよ。困っている人たち
 を助けることも大切だけど誰も困ることのない
 世界を作るんです」
「どうやって?」
「今より人を増やして世界中の技術を使えば良い
 と思うんですけど」
「そりゃあとんでもないお金が要るね(笑)」
「そうでしたね(笑)」


健司はそのときあることをひらめいた。
世界平和が実現すればお金のない世界は実現する。
そうだとしたら
今あるありったけのお金を使えば良いじゃないか。


「稔君。君の考えた作戦は成功するかもしれないよ」
「どう言うことですか?」
「お金のない世界を実現するためにありったけの
 お金を使えば良いじゃないか?」
「そうですね(笑)」


健司は世界平和は実現出来るかもしれない、そし
て稔の世界のようなお金のない世界も実現出来る
可能性を感じていた。



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お金のない経済(夢です)

2020年03月08日 12時49分57秒 | Weblog
久しぶりに記憶に残る夢を見ました。
夢の中での状況は
経済界を引っ張る人たちの集まりでした。


狭い部屋の中に大勢の人たちが議論しています。
どんな議論をしているのか?
それは
新型コロナの影響で経済活動が行われないことで
企業も自営業者も利益を上げられないことでした。


なぜかその中に僕が入って行きます。
そして僕の意見を話すことになりました。


「この社会、お金がないと何も出来ないなんて変
 じゃないですか?本来の経済活動に変えたほう
 が良いと思いますよ」
「何を言っているんだ君は」
「人々が生活に困っているじゃないですか。それ
 なのに何も行動しないんですか?」
「それをどうするかを話しているんじゃないか」
「それなら言いますけどね。人々の生活が安定す
 るように生産と物流だけでもやることが出来れ
 ば安心して生活できるんじゃないですか」
「それなら経済活動が成り立たないじゃないか」
「衣食住が満たされなければ経済とは言えないで
 しょう。しかもお金がないと何も出来ないなん
 て本来の経済活動とは言えないと思いますよ」


そこへ
経済界の重鎮が入ってきました。
「みんなどうした?」
僕の顔を見ながら「君は?」と聞かれたので
「10年以上前から思っている意見を言いました」
「どんな意見かね?」
「お金の要らない経済活動に変えて欲しい」
「ほ~」


すべての国民が平和に健康で暮らせるように生産
して行き届くような物流があればお金のやり取り
はしなくても良いということを力説しました。


そうすると、きれいな女性が前に来て背を向けて
「ちょっと外して下さらない?」
と言われたので
「本当に外して良いんですか?」
と言った時
大きな勘違いに気が付きました。
何かを外すのではなく
この場から離れてくれという事でした(笑)


そして目が覚めてそばにある携帯の時刻を見ると
4:31という表示でした。
これって予算委員会の意味があるの?


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