季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「擬宝珠 (ぎぼうし)」

2018-07-12 05:16:47 | 暮らし
名言名句(299)

「味についていえば、奇妙なことに無情の形容詞が多い」『井上ひさし』

井上ひさい(1934- 2010)の『私家版日本語文法』にある

言葉です。この前に、本来人間は色は客観的で、音には冷静

ではいられない、とあり、続いて、ところが味の形容詞につ

いては無情が多い、とあります。これは、人間の視覚、聴覚、

味覚の反応あり方について触れているのですが、気になるの

は、味の形容詞と無情ととのかかわりりです。たとえば、味

を形容するものとして、「うまい、まずい、苦い、酸っぱい、

渋い、辛い」まどが挙げられています。「うまい」は無情と

ははなれるとして、その他は、直接、味覚に反応するものを

拒絶する含みの言葉といえるでしょう。なぜ、味を形容する

のに無情の言葉が多いのか。色には客観的であり、音には冷

静でいられないものの。色や音について述べる時、味を表現

する場合の無情みられません。

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6月から咲いている花「擬宝珠 (ぎぼうし)」

開花時期は、 6/10 ~ 7/20頃。
 夏、涼しげな色で咲く。
・葉っぱは幅広で大きい。

・橋の欄干の上にある、
 玉ねぎをさかさまにしたような
 装飾物が「擬宝珠」。
 この花のつぼみが
 「擬宝珠」に似ていることから
 この名になった。

 
・強い日光と猛暑が苦手。
 日焼けしてしまうらしい。
 イギリスや北欧では
 夏は日本より涼しいので、
 ガーデニングとしてよく使われる。

・春、若葉をゆでて
 あえものにするとおいしいらしい。


・「大葉擬宝珠
  (おおばぎぼうし)」は
  主に山野に生え、葉っぱがでかい。

 「小葉擬宝珠
  (こばぎぼうし)」は
  濃い紫色の花。
  葉っぱは
  それなりの大きさだが、
  擬宝珠の品種の中では
  小さいのかもしれない。

・「きぼうし」とも
 「ぎぼし」とも呼ぶ。


(季節の花300より)



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