季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「柚子(ゆず)」

2016-12-29 03:39:23 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「人間関係の中で③」

こんな和歌を「折々のうた」で見つけた。

境しみじみと語り妻と一致する

夫婦はついに他人といふこと   (柴生田 稔)

「ついに他人といふこと」これは淋しい結論であるが、厳しい現実でもある。

一人で生まれ一人で死ぬ、この人間の孤独という条件をしっかりと受け入れる

時にのみ、他人に過度の期待をすることもなく、自分もまた他人を理解し尽す

ことは出来ないと知って、良好な人間関係を築けるのであろう。


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12月に実をつけている果樹「柚子(ゆず)」

中国原産。
・柑橘類の中で最も耐寒性がある。
・5月頃に花が咲き、
 6~7月頃に実ができる。
 実の表面はゴツゴツ。
 秋頃に黄色くなる。
・「柚酸」とも書く。

・実の中をくりぬいて、そこに
 餅粉、砂糖などを入れたお菓子が
 「柚餅子(ゆべし)」。
実を結ぶ時期のこと。
 何事も、時期が来なくては
 できないというたとえ。
 (ちょっと柚子には気の毒ですね)

・「獅子柚子(ししゆず)」または
 「鬼柚子(おにゆず)」と呼ぶ、
 大きくてデコボコの品種もある。
 (上記「写真集」に掲載)。


・「柚子」とは別に、
 「花柚(はなゆ)」や
 「一才柚子(いっさいゆず)」
 などの品種もあるが、
 「柚子」より少しだけ小型で
 とてもよく似ていて、
 一般的には「柚子」として
 扱われることが多い、
 とのことなので
 ここでは、一律
 「柚子」として紹介します。

 写真の中で
 「花柚」や「一才柚子」のものが
 あるかもしれません。
 ご了承ください。
 (「花柚」や「一才柚子」は、
  「柚子」よりも    
  実をつけやすい品種
  らしいです)



■冬至いろいろ
 冬至(12月22日頃。
    一年で昼間が最も短い日)

1.ゆず湯
  冬至の日には
  柚子の実をお風呂に入れます
    (柚子湯(ゆずゆ))。
  <参考> 菖蒲湯(しょうぶゆ)
       菖蒲(5月)

  「冬至に柚子湯」の由来は、
   冬至(とうじ)
    →「湯治(とうじ)」
     (お湯に入る)
   柚子(ゆず)
    →「融通(ゆうづう)」
   ”お湯に入って健康になって
    融通よく暮らそう”、
   とのこと。

  また、
  柚子自体にも効能があって、
  柚子湯に入ると
  風邪をひきにくくなり、
  皮膚も強くなるらしい。

2.かぼちゃ
  冬至の日には、
  かぼちゃを食べると
  厄除けになるとの
  言い伝えもある。

3.「ん」のつく食べ物
  冬至の日には、
  「ん」が2つつく食べ物を
  食べると  
  病気にかかりにくくなる
  ともいわれている。

  ★「ん」が2つ(冬至の七種)

    うんどん(うどん)

    かんてん(寒天)

    きんかん(金柑)

    ぎんなん(銀杏)

    なんきん(かぼちゃ)

    にんじん

    れんこん(はす)
(季節の花300より)





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