About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

投信積立のニュース2つ

2008-01-31 21:22:09 | Weblog
今日からSBIイー・トレード証券で、SBI資産設計オープン(スゴ6)と同時に設定されたSTAM(住信アセット)の以下の6本のつのインデックスが積み立てられるようになりました。
STAM 国内債券インデックス・オープン
STAM グローバル債券インデックス・オープン
STAM TOPIX インデックス・オープン
STAM グローバル株式インデックス・オープン
STAM J-REIT インデックス・オープン
STAM グローバル REITインデックス・オープン」

SBIイー・トレード証券は取り扱う投信の本数は多いのですが、積立できる投信が限定されていて、その辺を不満に感じる個人投資家も多かったので、これはよいことですね。ただ、新規設定の投信で運用実績等がわからないため、手を出しにくいという面も。こうした点については改めて書きたいと思います。

もう1つ。セゾン投信のファンドは最低5000円から積立ができますが、昨年までは「取引報告書の電子交付に同意すれば」という条件が付いていました。それが今年からは無条件で5000円から積立ができるようになっています。

徐々にではありますが、投信積み立てで資産形成をする上での箱が整ってはきていると感じます。

日常

2008-01-30 23:21:03 | Weblog
仕事がたまっていたので、今日は終日事務所で仕事。某雑誌のゲラをチェックしたり、雑誌の原稿を書いたりして、夜はお茶の先生のところに行きました(銀座の松屋デパートで2月6日から行われる、いけばな展の添え釜のため、立礼のお点前の練習です)。仕事が忙しくなるとお茶のお稽古は休んでばかりで(先生、すみません)お点前はかなりあやしいですが、あとは度胸でのりきるしかありません・・・。


マカオ

2008-01-29 18:24:15 | Weblog
『マカオノスタルジック紀行』(双葉社)という本を書いた知人がマカオに滞在している時期を狙って、週末からマカオに行ってきました。といっても、土曜の夜遅くに香港について、翌朝フェリーでマカオにわたり、日・月の2日間をマカオで過ごし、火曜日の早朝(午前4時のフェリーで)マカオを出るという超ハードスケジュールです(しかも、マカオはじまって以来と言われる寒気到来で日本と同じくらい寒い。しかも、普段は暖かいので暖房がなくてホントに寒かったです・・・)。
ポルトガル料理や潮州麺(チャウチョウ麺)、羊鍋、エッグタルトなど、美味しいものもたくさん食べられたし、コロアン島の鄙びた漁村もいい感じでした。タイパ島とコロアン島の間の埋め立て地は巨大カジノホテルの建設ラッシュですが、そこから数十分ほどで、静かな欧風小町にたどりつくのが何とも不思議です。

驚いたのは大陸や香港から来る中国人の多さ。セナド広場など、いわゆる観光地は週末になると人でごった返しています。午前4時のフェリーで香港島に戻ろうとしたときも長蛇の列ができていて、あやうくフェリーの乗りそこなうところでした(キャンセル待ちでなんとか乗れましたが)。あとから聞いたところ、「昨年9月に(カジノホテルの)ベネチアンがオープンしてから、(一晩遊んで)朝帰りをする中国人が一気に増えた」のだとか。これから巨大ホテルがどんどんオープンしたらどうなるんでしょうか??


スタバと言えば、吉本先生

2008-01-24 19:52:05 | Weblog
昨日は東京・新宿の紀伊国屋ホールで、『スタバではグランデを買え!』『金融商品にだまされるな!』などの著者、南山大学准教授の吉本佳生先生とトークセッションを行いました。東京はお昼すぎまでかなり雪が降っていたので、「誰も来てくれなかったらどうしよう・・・」と思いましたが、寒い中、100名くらいの方が足を運んでくださいました。話の内容をメモしたり、前の画面に映ったグラフなどを写メールで写したりと、非常に熱心な方が多くてとてもよい雰囲気でした。お越しいただいた皆さん、ありがとうございました!

吉本先生のお話はとてもわかりやすかったです。個人的に共感したいのは「ほとんどの人は日常の繰り返し行う日常の買い物では合理的な判断を自然にしているが、住宅やクルマ、高額の家電などは一生に数回しか買わないので失敗してしまうことが多い。経済のしくみを意識することで高額商品を買うときに失敗しないための経済感覚が磨かれる」というお話。これには思わず納得してしまいました。こうしたものは“感情”が入りやすいだけに、仕組みや中身などを知っておくことはとても大切ですね。

ちなみに、吉本先生がお住まいの名古屋にはスタバのトライブスルーがあるそうです。全国で数店舗しかないそうなので(郊外)私は出会ったことがありませんが、スタバ+ドライブスルーの合体した姿がいま一つ想像できません。

のどが痛い

2008-01-19 17:55:45 | Weblog
今日は某共済会のセミナーで、50代のご夫婦向けにマネープランについてお話ししましたが、皆さんとても熱心にきいてくださいました。

実は数日前から咳が出るのと喉が痛いのでツライ状態に。さすがに今日は休めないので、数日前に病院に行ったのですが、その病院がかなりあやしかった・・・。仕事場のそばで夜遅くまで開いている病院を探して行ったら、内科と整形外科と皮膚科(美容皮膚科)がいっしょになっていて、しかも先生が同じ! 待合室にいる人も風邪でゴホゴホいっているのは私くらいで、なぜかオジさんや若い女の子ばかり。ケミカルピーリングや脱毛などもやっているからなんでしょうか!? 風邪をひいたと思ったら、日中にふつうの内科に行くのが正解のようです。



討論と説得

2008-01-18 20:47:55 | Weblog
通常国会が始まりました。民主主義はまず「討論と説得」ありきで、多数決を行う前には「十分な討論と説得の過程がなければならない」と学生時代に学びました。でも、実際には強行採決やら、審議拒否がはびこっていて、「討論と説得」にはほど遠い状態です。

「政管健保の国庫負担肩代わり案」や「揮発油税(ガソリン税)の暫定税率の維持問題」が話題ですが、年金制度も含め、納得できるような「討論と説得」が行われることを望みたいですね(プロなわけですし)。





積立できる投信とできない投信

2008-01-16 14:49:15 | Weblog
以前、世界のREITさんから投信積み立てについて、以下のようなご質問をいただいていました。
<質問>
なぜ証券会社をはじめとした投資信託の販売会社は、扱う全部の投資信託での毎月積み立てを認めずに、各投資信託ごとに「積み立てできます」「できません」のような区々の扱いをしているのでしょうか? なにか理由があるのですか?

<以下、お答え>
販売会社の方に事情を聞いてみました。すべて積み立て対象とならない主な理由は①作業が煩瑣で②システム上も問題なしとはいえない、③コストがかかるのに全部やる必要があるの?ということのようです。

また、本来、積立を行うかどうかは販売会社が決めることですが、中には、自社系列以外の販売会社が取り扱いを申し込んだ際、「口数買い付けだけならOK」といった条件を出すケースもあるとか(現状でもそうしたことがあるかどうかはわかりませんが、過去にはそうした例もあったようです)。
②については詳細は省きますが、使用する勘定系システムの使い勝手の問題もあるようです。

そして、最大の問題は③コストかもしれません。新規口座開設には本人確認などの作業(金商法の施行でさらに負担増)やシステムコストなどがかかります。どんなにコストを削減しても、1人2000円から2500円程度のコストは避けられません(対面販売ではさらにアップ)。
仮にノーロードで信託報酬1%程度(販売会社の取り分を0.4%とする)の投信を1万円ずつ積み立て、簡便法で仮に平均残高が6万円とした場合、販売会社に入る信託報酬は6万円×0.4%=240円です。これでは黒字化するのに数年はかかってしまいます。それだけ積立のビジネスは「長期的な視点」でみなければならないということです。そのため、期間収益を問われる経営サイドとしては、「人気化している投信をたくさん集めて手っ取り早く収益化したほうがいい」が考えてしまいがちという面もあるのでしょう。



おすすめ本

2008-01-15 21:31:27 | Weblog
『木村剛さんの投資戦略の発想法2008』を読みました。弟4部に「投資を始める前にこの一五冊を読みましょう」という項で、おすすめの投資関連本があげられています。

『敗者のゲーム――なぜ資産運用に勝てないのか』チャールズ・エリス著(鹿毛雄二訳・日本経済新聞社)
『ウォール街のランダム・ウォーカー』バートン・マルキール著(井出正介訳 日本経済新聞社)
『リスク――神々の反逆』ピーター・バーンスタイン著(青山護訳 日本経済新聞社)
などは、私も投資をはじめる際にとても参考になった本です。また、インデックス運用で実績のある米国バンガード・グループの創始者である、ジョン・C・ボーグル氏の『インデックス・ファンドの時代――アメリカにおける資産運用の新潮流』(出井正介監訳 東洋経済新報社)などもぜひ。

そのほか、山崎元さんや内藤忍さん、澤上篤人さんなどの著書もあがっています(竹川の『投資信託にだまされるな!』もあげていただきました)。全部読んでも15冊なので、これから投資をはじめたい方やすでに投資をしている人(迷っている人)などは目を通してみるとよいのではないでしょうか。

商売繁盛お札

2008-01-14 22:30:38 | Weblog
日曜日は鎌倉の鶴岡八幡宮に行きました。今年は夫が厄年(本厄)なので、参拝のあとにご祈祷もすることに。ところが、祈祷の申込受付がすでに長蛇の列です。並ぶこと1時間、さらに待合所で待つこと1時間ようやくご祈祷を受けることができました。結局、10時45分頃に鎌倉について、八幡宮を出たのは14時近くになってしまいました。寒さと空腹でかなりキツかったです。

数年前から毎年ここで「商売繁盛」のお札を購入しています。これを買うようになって以来、売上が順調に伸びているので、なんとなく縁起をかついでしまいます。さて、今年はどうなることやら・・・。

品揃え充実はいいこと?

2008-01-11 20:01:39 | Weblog
最近、ネット証券なども含めて、取り扱う投資信託の本数がとても増えてきました。品揃えが増えるのはいいことだと思うのですが、投資家にとっては本数が増えると選ぶのが大変になるという側面もあります。

投資対象や投資スタイルなどが異なる商品を増やしてくれる場合は、投資家にとってプラスでしょう。例えば、日本株と外国株のインデックスファンドしか扱っていなかったのが、外債のインデックスファンドも取り扱いをはじめるとか、REITファンドを加えるというケースです。

しかし、実際には同じタイプの投信がたくさん並んでいるということも少なくありません。こうなると、「何を選んだらいいのか」という悩みは深くなります。この場合、例えば、検索機能を強化して「探したい投信を簡単に探せる」とか、「投信を選ぶための情報の充実」などが必要になってきます。ただ、そもそも同じタイプの投信を1つの会社でどれくらいまで売る必要があるのかという問題もあります。本当は販売会社がいいと思う商品をある知恵度スクリーニングするという選択もありますよね。投信は株と違って、購入できる販売会社が決まっているだけに、「わが社はこういう観点で投信の品ぞろえをしました(していますよ)」というメッセージがもっと投資家に伝わると会社選びもしやすくなる気がします(手間を考えるとできれば、1・2社で買いたいので・・・)。