6月21日欧州大陸時間午後11時(日本時間23日午前6時頃)にMSCIが指数見直しの発表を行いました。今回注目が集まっていたのは、韓国と台湾の2カ国ががエマージング指数から先進国指数にアップグレードするかどうかです。
そして-
結果は今回も韓国・台湾のアップグレードは見送り。両国はエマージングマーケット指数にとどまります。
<参考>
MSCI
「MSCI Announces the Results of the 2011 Annual MarketClassification Review」
ロイター
「MSCIが韓国と台湾の先進国市場への格上げ見送り、カタールとUAEめぐる判断は12月に」
先進国市場とエマージング指数の分類は、1人当たりGDPのほか、外国人に対する投資規制の有無、市場環境の整備状況、為替回送制限の有無などを基準に分類されますが、両市場は市場アクセスをめぐる問題で先進国市場への格上げが実現していないようです。
もう1つ。カタールとアラブ首長国連邦(UAE)をフロンティア市場から新興国市場に格上げするかどうかの決定も保留。今年12月に先送りされています。