About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

大人の社会科見学

2009-08-31 10:39:53 | リンク
先日、著者会でご一緒させていただいている、税理士の吉澤大さんにお誘いいただき、大人の社会科見学に行ってきました。

どこに行ったかというと大井競馬場。一般の人が入れないこちらの厩舎を見学させていただきました。

サラブレッドをあんなに近くで見たのは初めてでしたが、本当にかわいい! 日頃から皆さんが大事に育てているのがわかります。

ついでに、トゥインクルレースの見学会もちょっとだけ参加。吉澤さんの顧問先と、著者仲間、総勢20名。たまには、まるで遠足(!?)みたいな社会見学会も楽しいものです。来年は北海道牧場ツアーをぜひ!




401kがやってきた!?

2009-08-27 17:21:41 | リンク
先週末、妹夫婦+姪が遊びに来ました。その時に、義弟が持ってきたのが401kのパンフレット。「今年、401kが導入されたけど、何がいいの?」ということです。

見せてもらうと、運営管理機関が某地方銀行、委託先は某保険会社の総合型。このプランだと、外国株式と外国債券についてはアクティブ投信だけ。外国株式投信の信託報酬は年1.6%以上(DCなのに!)で、継続的にベンチマークに負けています。以前、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーの水瀬さんのところでも、この話題、出ていましたね。

こうした総合型のパッケージ商品を導入されてから、「どうしましょう?」と言われても、本当に困ってしまいます。その中でよりマシなものを選ぶしか選択肢がないですから。本当は導入される前に相談してくれるといいのですが(そうしたら、「他のプランもあるよ!」と言えるのに・・・)、なかなかそうはいかないのが現実です。

401kは運用も長期に渡りますし、その運用成果で退職金の額に大きな差がつきます。できれば、導入するという話がでた段階で、会社お任せにしないで、ぜひぜひ内容をきちんとチェックしてください(すでに導入されてしまった人も、よい商品を加えてもらうように交渉するなど頑張ってみましょう。特に単独型の場合)。




ひふみの説明会に行ってきました

2009-08-25 17:34:06 | リンク
先週末にひふみ投信の運用担当者の交代を発表した、レオス・キャピタルワークスの説明会がありましたので、行ってきました。

もともと独立系だったレオスは2月にはISホールディングスに対して行った第三者割当増資により同社の子会社となっています(親会社の異動に関するお知らせ)。

社長の岩田次郎氏の発言趣旨 
・今後はひふみ投信以外の投信も設定していく
・それをグループのアイネット証券やアイディーオー証券などで販売していく
 (ひふみは直販のままだ)
・グループの強みを生かして、レオスのさらなる発展を見守ってほしい

一方、FMを辞す、立田さんは
・お客様が長期で持てる投信を作りたかった。
・そのために独立系・直販投信をつくろうと(レオスに)移ってきた。
・(立場的に)経営陣が決めたことに従うか、FMを辞めるしかない。後者を選んだ。
・長期投資をしてほしいと言ってきたのに、1年足らずで辞めてしまう。続けられなくてすみませんでした。
・今後については何も決まっていない

藤野さん
・もともと専門は日本の中小型株。
・新体制でもいい商品を作れると思っている。立田さんのことはすぐれたFMで尊敬している。負けないように運用したい
・基本的な運用方針は変わらない。お客様とのコミュニケーションも従来通り。
・(投信の設定に際し)人的リソースは増やしていきたい。


理想の投信を作りたいということでひふみ投信の設定にかかわった立田氏(インタビューはこちら)と、新経営陣の立ち位置のズレとしか言いようがありません。

インデックス投信+いいアクティブ投信が育ってこそ、健全だと思うし、そういう意味では立田さんに期待していただけにこういう結果になったことは残念です。

参加者の中からは「お寿司屋さんだって、職人が変われば味も仕入れ先も変わる」という発言もありました。今後の推移を見守りたいと思います。

2009.08.27追記
ひふみ投信のHPに説明会の内容がアップされました。詳しくはこちらを。



投資ブロガーのサイト

2009-08-24 12:18:31 | リンク
日経マネー10月号では、内藤忍さんが連載「カジュアル分散投資」でインデックスブロガーから学ぶ投資の続け方について執筆されています。

その中で面白いなあと思ったのは、代表的なインデックス投資家のブログをマトリックス化したもの。レベル(初心者向け⇔中上級者向け)とブログ内容(インデックス運用中心⇔資産運用全体)の2つを軸に、たくさんのインデックスブログがプロットされています。

単行本や雑誌で、一覧表になったものはみたことがありますが、こうしたものは初めてだったので新鮮でした。なかには、このブログはもっと下かも(?)などと、ツッコミを入れたくなるものも・・・(笑)。

また、マネーカレッジのHPでも「長期分散投資ブロガー集合!」というコーナーがアップされています。こちらは代表的なブロガーの目標とするアセット・アロケーションや、投資スタイルに付いてのコメントなどを見みることができます。

投資にもいろんな方法があるので、実際に投資をしている方の手法や考え方などを参考にするのはともてよいことだと思います。

ただ、彼らは投資が好きだし、勉強熱心だし、ブログの執筆なども含めて通常のインデックス投資家に比べると時間や手間は掛けていると感じます。よいところは参考にしつつ、投資との付き合い方・距離感を探っていき、最終的には自分なりに継続しやすい方法に落とし込むことが大切でしょうね。







ひふみ投信、ファンドマネジャー交代 

2009-08-24 11:31:41 | リンク
独立系のレオス・キャピタルワークスが運用する「ひふみ投信」の運用責任者が立田博司さんから藤野英人さんに代わるという発表がありました。詳しくはこちら。立田さんは女性FPの会でお話を伺ったこともあり、率直に残念です。今後の行方に注目です。

こちらに関する説明会が8/25にあるようなので、関心のある方は参加してみてはどうでしょうか。


アクティブファンドとコストの関係

2009-08-21 11:43:29 | リンク
たまに読むようにしている、モーニングスターの「アナリストの視点(ファンド)」ですが、「投資対象別アクティブファンドの信託報酬率とパフォーマンスの関係」というレポートがありました。

これはアクティブファンドに絞って、投資対象別に信託報酬率とパフォーマンスの関係を調べたものです。
詳細はこちら

その結果、
・信託報酬率が高いファンドほど標準偏差も高い
・信託報酬が高いファンドほど売買回転率が高い
・信託報酬率が平均よりも低いファンドの方が相対的に運用成績が良好である

という傾向がそれぞれあるとされています。

短期的には信託報酬と運用成果は連動していませんが(今回の結果はむしろ信託報酬が高いグループのほうが成績がよい)、長期になるほど保有コストの影響を受けるということなのでしょうね。

ランチ

2009-08-20 17:04:03 | リンク
今日はじぶん年金研究所のメンバー、木田さん中桐さんと韓国薬膳料理のお店でランチミーティング。今日はブレスト中心でしたが、結構盛り上がりました。

"じぶん年金づくり"をキーワードに、セミナーに加えて、様々なコンテンツづくりなどを進めているところなのです。公的年金+αの、じぶん年金づくりの必要性は徐々に理解されてきましたが、それでも十分とは言えません。何をどう伝えたらいいのか、工夫のしどころです。

渋谷から東銀座に引っ越して1カ月半ほど経ちますが、場所的に立ち寄りやすいのか、仕事関係の方をはじめ、お友達とランチをする機会がグンと増えました。

先日は久々にノンフィクション作家の衿野未矢さんと一緒にランチをしました。彼女が11月に出版する新刊の解説を頼まれたからです。まったく金融とは関係のない本なのですが、20代の頃からの知り合いなので、つい引き受けてしまいました・・・。どんな内容になるのか?? こちらも発売されたらご紹介したいと思います。




たくさんご紹介いただきました

2009-08-18 08:45:30 | リンク
『たりないお金-20代、30代のための人生設計入門』の増刷が決まりました。お読みいただいた皆様、ありがとうございます!!

いろいろなブログやメルマガでもコメントいただきました。感謝!です。

全米が泣いた! 「起業家のためのへそまがりワンポイントアドバイス」

代書や 大庭孝志の行政書士開業奮闘記

読書と投資のブログ

鹿田尚樹の「読むが価値」

doriaのひとりごと

CFA & CFP 資産運用アドバイザー尾藤峰男のブログ

日本生活設計のメルマガ


新興国への投資比率

2009-08-17 17:41:27 | リンク
資産形成のコアに新興国を含めるか否かですが、私は幅広く分散されたものであれば、新興国も含めていいと思っています。

新興国を含めた45カ国に投資するACWIの時価総額ではこんな比率になっていますが、新興国をどのくらいの比率組み入れるべきかは悩むところです。

ETFクルークに「新興市場国への投資比率、5%では少なすぎる?」と題した記事が載っていましたので、興味のある方は参考にしてみてもいいかもしれません。詳細はこちら。もっとも、EFAとEEMと組み合わせた例ではありますが・・・。