「投資信託事情」の7月号で、イボットソン・アソシエイツ・ジャパンの小松原宰明氏が「通貨選択型ファンドの推計リスクについてまとめた記事がありました。
2009年末には400本以上が運用され、純資産が4兆円を超えるまでになった通貨選択型投信ですが、
詳しくは「投資信託事情」をお読みいただくとよいと思いますが、投資先の「5つの資産クラス」×「ヘッジ通貨」のグラフはとても興味深いものがあります。
例えば、南アフリカランドやブラジルリアルヘッジなどは、例にあげられている5資産のいずれもリスク(標準偏差)が30%を超えているのです。
仮にリスク30%とすると、統計的には96%程度の確率で、期待リターンから上下に60%ブレるということになります。
新興国株式のインデックスファンドのリスクが30%程度と考えると、かなりハイリスクなことがわかります。
たくさんの分配金をもらえるというのが通貨選択型の”売り”ですが、元本の価格がこれほど大きく変動するということを購入者の方のどれくらいが意識しているのでしょうか。ちょっと心配です。
2009年末には400本以上が運用され、純資産が4兆円を超えるまでになった通貨選択型投信ですが、
詳しくは「投資信託事情」をお読みいただくとよいと思いますが、投資先の「5つの資産クラス」×「ヘッジ通貨」のグラフはとても興味深いものがあります。
例えば、南アフリカランドやブラジルリアルヘッジなどは、例にあげられている5資産のいずれもリスク(標準偏差)が30%を超えているのです。
仮にリスク30%とすると、統計的には96%程度の確率で、期待リターンから上下に60%ブレるということになります。
新興国株式のインデックスファンドのリスクが30%程度と考えると、かなりハイリスクなことがわかります。
たくさんの分配金をもらえるというのが通貨選択型の”売り”ですが、元本の価格がこれほど大きく変動するということを購入者の方のどれくらいが意識しているのでしょうか。ちょっと心配です。