About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

バンガードがVTを含む米国籍ETF5本の経費率を引き下げ

2015-02-27 20:21:43 | ETF

バンガードは、2015年2月25日・2月26日付目論見書で、VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)を含む、米国籍ETF5本の経費率を改定したと発表しています。
例えば、VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)は0.18%から0.17%に改訂(引き下げ)されています。
(※ETFのコストは変動するため、目論見書より実質コストが増減することがあります。

・詳細はこちら 


先日、来日したインターナショナル部門トップのジェームス・ノリス氏にインタビューする機会がありました。
その際に聴いた話「創業者は同じ○○を40年間使っていたと自慢していたほどだ」をはじめ、コスト意識が徹底しています…。
ノリス氏には今後の日本での戦略についてうかがいました。○○が何なのかを含め、詳しくは3月発売の「日経マネー」をご覧ください。


バンガードETFの経費率引き下げ

2014-03-01 14:49:15 | ETF
2014年2月27日付の目論見書でバンガードETF3本の経費率が改定されました。
経費率とは、ファンドの平均資産残高に対する、運用その他の経費の比率 (%) のこと。毎年決算日に見直されます。今でも低コストなのに、さらに愚直にコストを引き下げるバンガードの姿勢には脱帽です。今回、経費率が引き下げられたのは以下の3本です。

●VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
→年率0.19%から0.18%
.
●VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)
→年率0.18%から0.15%

●VSS(バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF)
→年率0.25%から0.20%

楽天証券で米国株の円取引が可能に

2013-11-21 11:26:38 | ETF

楽天証券は11/25日から、米国株式(海外ETF含む)取引の円貨決済サービスを開始すると発表しています。これにより、米ドルでの外貨決済に加えてく、日本円で米国株式を直接取引をするという選択も可能になります。

また、
併せて、米国株式の買付け単位を10株か1株へ引き下げます(これまでも売り注文は1株からできましたが、買い買い注文も1株から可能となります)。ただ、手数料を考えると、海外ETFの場合には、あまり少額する投資するのはおすすめできませんが…。

●楽天証券WEBサイト
【米国株式】日本円から直接売買が可能になります
【米国株式】1株から購入できるようになります

あとは特定口座対応をしてくれたら…。期待しています。ネット証券各社の海外ETFをめぐる攻防…アツくなってきましたね。今後の動きに引き続き注目です。


マネックス証券が米国株の特定口座対応

2013-11-15 19:42:16 | ETF


マネックス証券は「2013年12月16日約定分から、米国株が特定口座で取引できるようになる」と発表しています。個人投資家さんからの要望が強かった、ネット証券での米国株(ETF含む)の特定口座対応…ついにマネックス証券がやってくれましたね!

・詳しくはこちら

ただし、
・一般口座の残高を特定口座に移すことはできない
・一般口座と特定口座の両方に残高がある銘柄を売却した場合、「一般口座」から先に売却される
という点は注意が必要です。

昨日、「思ったほど海外ETFへのアクセス・利便性(ネット証券の特定口座対応など)の動きが進まない中、最近は国内ETFの動きが活発化してきている印象」と書いたばかりですが、これで一気に海外ETFの使い勝手も向上しますね(特定口座対応がないために、海外ETFへの投資を躊躇している方も多かったので…)。他のネット証券の動向にも注目です。


ブラックロックが米国小型株、米国高配当株など4本のETFを東証に上場

2013-11-14 12:30:38 | ETF

ブラックロック・ジャパンは新たに4銘柄のETFを12月5日に東証に上場すると発表しています。
今回は、アメリカ市場に投資できるETFが対象。具体的には、米国超大型株ETF、米国小型株ETF、米国高配当株ETF、米国リート・不動産ETFの4本です。

【ブラックロック】(2013.11.13)
ETF運用残高で世界最大手の「iシェアーズ®」米国株式市場への連動を目指すETF4銘柄を東証に上場予定

 【東証】(2013.11.13)
12月5日(木)、4銘柄の米国株式を投資対象とするETFが新規上場します~ETFの運用残高で世界最大手の「iシェアーズ?」東証上場シリーズ第2弾~

上場するのは以下の4本です。

1587
: iシェアーズ 米国超大型株ETF(S&P100)
連動指数 : 連動指数 : S&P 100
信託報酬 : 0.20%
分配金  :年4回  売買単位:1口

1588 : iシェアーズ 米国小型株ETF(ラッセル2000)
連動指数 : ラッセル2000指数
信託報酬 : 0.24%
分配金  :年4回  売買単位:1口

1589 : iシェアーズ 米国高配当株ETF(モーニングスター配当フォーカス)
連動指数 : iシェアーズ 米国高配当株ETF
信託報酬 : 0.40%
分配金  :年4回  売買単位:1口

1590 : iシェアーズ 米国リート・不動産株ETF
連動指数 : ダウ・ジョーンズ米国不動産指数
信託報酬 : 0.46%
分配金  :年4回  売買単位:1口

今年は新しいインデックスファンドや、東証へのETF上場が続きますね。とくに、運用実績のある海外ETFが東証に重複上場し、日本株と同様に売買できるようになるのはよいことですね(海外ETFはハードルが高いと考える人も多いですし、国内株に比べて売買にかかる手数料が高い、ネット証券などは特定口座対応もしていないといった点があるため)。

以前、ETFについては、国内ETFに国際分散投資をする上で使える商品が増え、出来高も増えて、普及するのが先か、海外ETFへのアクセス・利便性(ネット証券の特定口座対応など)が高まるのが先か――どちらだろうといったことを描きましたが、期待していたほど後者(海外ETF)の動きが進まないなか、最近は前者(国内ETF)の動きが活発化してきている印象ですね。

【参考】
上場投信、株以外も 米ステート・ストリートCEO(2013.10.21 日経)

ETF最大手iシェアーズ3銘柄が7/17に東証に上場!


ETF最大手iシェアーズ3銘柄が7/17に東証に上場!

2013-06-14 18:22:12 | ETF

ブラックロック・ジャパンは、ブラックロック・グループが運用を行い、ニューヨーク証券取引所で上場されているETF3銘柄について、本日(6/14)に東京証券取引所に上場が承認されたと発表しています。東証に7/17に上場予定となったのは以下の3銘柄。

●TOK(iシェアーズ 先進国株ETF-MSCIコクサイ)
●IEMG(iシェアーズ エマージング株ETF-MSCIエマージングIMI)
●FM(iシェアーズ フロンティア株ETF-MSCIフロンティア100)

プレスリリース
ETFの運用残高で世界最大手の「iシェアーズ」海外株式市場への連動を目指すETF3銘柄を東証に上場予定

先進国株、新興国株に加えて、フロンティアまで一気に東証に上場されます。久々のグッドニュースです。ネット証券の米国ETFに対する特定口座対応が進まない中、この3銘柄の上場したことで、「国内ETFで国際分散投資をしようか」と考える人も増えそうな気がします。