About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

裁判員になったら・・・

2008-03-30 14:24:13 | リンク
金曜日の夜に異業種勉強会に参加。この日は2009年にスタートする裁判員制度について、会のメンバーでもある弁護士の方にレクチャーを受けました。内容は「どういう事件について裁判員による裁判が行われるのか」「裁判員はどうやって選ばれるのか」「裁判員になったら何をするのか」――などなどです。

ただ、「有罪か無罪かをどう判断するか」「量刑をどう決めるのか」といったことは非常に難しいなあと感じました。公判で現れた証拠だけで判断する(マスコミ等の事前情報・先入観はだめ)ことをはじめ、「規範を超える」とか、「錯誤」「密必の故意」などは説明を聞けば理解はできますが、現実の裁判の場でどこまできちんと判断できるのかはその場にならないとわかりません。ましてや人の人生を左右してしまうわけですから。メンバーの1人が「いきなり殺人などは無理。コソ泥からやりたいよ」と言ったのには思わずみんな笑ってしまいましたが、本音としてはそうですよね・・・。

ちなみに、日弁連の監修の『裁判員になりました』というマンガだけでも読んでみると勉強になります。税込100円です。

一人歩き

2008-03-27 18:33:53 | リンク
最近は取材をお受けすることも多くなってきましたが、先日驚きの事実が! 某雑誌で掲載するコメント確認のないまま、雑誌が発売になってしまったのです。新聞などはやむを得ないとしても、雑誌などはやはり確認してから掲載してほしいもの。というのも、ゲラを確認したときに、反対の意味に取られかねないコメントになっていたりしているケースもあるからです(こわい・・)。読者の方に対しても責任が持てないので、その辺は考慮していいただきたいです(お願いします!)。

シャープレシオの欠点

2008-03-26 21:33:16 | リンク
昨日、移動中に『これでわかった! 投資信託』という本を読みました。ファンドマネジャー経験のある著者が書いた本なので、投信の基本的なしくみについてもわかりやすく書かれていますが、3・4章の「ファンドマネジャーの実像」「評価機関の仕事の実像」のほうが面白かったです。例えば、ファンドマネジャー時代に、仕事をしていてクレームがきた話や投信の評価売機関になる際の投信協会とのやりとりなどですね。
 また、投信アナリストの最終面接で「シャープレシオの欠点は?」という質問をされたというお話がでてきます。1つ目はすぐにわかりましたが、もう一点はすぐに出てきませんでした(改めて言われると「そうか!」と思うのですが・・・)。気になる方は本を手に取ってみてもいいかもしれません。

カブコムが1年決算の外債ファンドの取り扱い開始

2008-03-24 22:28:40 | リンク
カブドットコム証券が4月3日から、「世界国債インデックスファンド」の年1回決算型の取扱を開始するようです。プレスリリースの中に、「マネー誌や投信書籍等でも、当社の商品ラインナップに「外国債券インデックスタイプの1年決済型がないのが惜しい」との指摘も頂戴しており・・・」とあり、「私がしつこく『使い勝手はいいのに惜しい!』と言い続けたことを指しているの?」と思わずツッコミを入れたくなりました。が、いずれにしても1年決算型の外債ファンドをラインナップに加えていただいたことは素直に感謝したいです。

若い、働き盛りの人が手間と時間をかけず、投信積み立てをするには、商品に加えて、販売会社の「利便性」も大事だと考えています。その点、「投信の積立日を自由に設定できる」「銀行から自動引き落とし可能」「積立金額をウエブ上で変更できる」という3条件がそろっている同証券には、今後も期待したいですね。

累計100万部!

2008-03-23 19:33:56 | リンク
昨日は夕方から、都内のとあるレストランで行われた、勝間和代さんの「著書総計100万部突破記念&祝賀パーティ」に行ってきました。担当編集者をはじめ、著名なブロガーの方々、監査法人やマッキンゼー時代からの友人の方などなどが集まって大盛況でした。
勝間さんご自身もエネルギッシュな方ですが、加えて、強烈な個性の(?)魅力的な方々にサポートされているのだなあと改めて感じました。
しかし、類計100万部はすごい! 本を出している身としては羨ましいのひと言ですが、私はマイペースでいきたいと思います・・・。


質問へのお答え(その2)

2008-03-22 23:10:03 | リンク
ちょっと時間がたってしまいしたが、セゾン投信セミナー(東京)に関して、いただいた質問へのお答の続きです。

まず、資産配分について。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの株式と債券の比率が半々の理由ですが、「株式と債券の比率が50対50なことに明確な理由はない。あえていうなら理解しやすいこと」。「債券を時価総額に沿った比率」にしているについても、「これから成長する市場や国などが予測できない(=相場を予測できない)以上、株式・債券とも、現状の配分(時価総額)を再現するのがいちばん」という趣旨のことをお話されていました。
"ミニ地球儀"に投資するイメージなんでしょうね・・・。また、私は年に1回くらいリバランスをするのだろうと勝手に思っていましたが、時価総額に応じて毎月リバランスを行っているそうです。例えば、海外ETFなどを利用して、自分で時価総額に沿った配分にするのは手間とコストがかかりますが、同ファンドのように自動的にリバランスを行ってくれる機能はポイントが高いと思いますね。

次に、「積立の際、引き落としから買い付けまで2週間以上かかる理由と今後期間の短縮がありえるか」というご質問ですが、こちらはセミナーでは話がでませんでしたので、担当者に直接うかがいました。
 
答えは「収納代行をクレディセゾンが行っている関係でこれ以上の短縮は難しい」とのことです。加えて、自動引き落としに対応している金融機関が多いこと(地方の小さい信金なども含めて)もあるようです。このあたりは、現状では運用会社と収納代行を行う会社を信用するしかなさそうです。

先日書いた、ウエブ上での積立金額の変更を含め、設立から1年足らずですべてを完璧に整えるのは難しいと思います。まずは、純資産総額が順調に伸び、黒字化を達成したうえで(経営が立ち行かなくなっては元も子もないので)、徐々にできるところから実行していくというのが現実的でしょう。セミナーでも言いましたが、投資家サイドも長い目で投資&応援して育てていく姿勢が大事だと思います。

質問へのお答え(その1)

2008-03-18 17:17:37 | リンク
3月16日にセゾン投信の1周年記念セミナーで対談を行いました。
その中で、以下の質問についてセゾン投信の中野社長に答えていただきました。

1.純資産総額が一定額を超えたら信託報酬を引き下げる
2.ウエブ上で積立金額の変更を可能にする
3.ありがとう投信が行っているような「定期解約サービス」などを取り入れる

1ですが、純資産総額が一定額を超えた場合には信託報酬を引き下げることを確約してくださいました。これについてはバンガード駐日代表の加藤氏も同意しているとのこと。ただし、まだ会社が黒字化していない段階なので、時期や「一定額」についてはまだ何とも言えないといことです。
2については要望が多いので、将来的には実現したいと考えているが、現状ではシステム負担が大きく(数百億円かかるそうです)すぐに対応することは難しい。地固めができてから対応していきたいと考えているので、もう少し見守ってほしいとのこと。3についても同様です。


花粉症

2008-03-13 18:20:49 | リンク
最近は花粉症がひどくてつらい日々が続いています。目がかゆいので、最近は仕事場ではコンタクトをはずしてメガネにマスクとかなりあやしい姿で作業をしています(なので、この季節は「近くに来たから」と急に訪ねてこないでください)。

そこで、今日は体にいいものと食べようと、知り合いが紹介してくれた「オーガニック鮨レストラン大内」にランチに行きました。ガリも手作りで、やさしい味です。ちょっと元気になったものの、やはり普段に比べて格段に集中力が落ちています(トホホ・・・)。以前は春がいちばん好きな季節だったのに、2年前に花粉症になってからちょっと憂鬱な季節に。はやく花粉の季節が去ってほしいものです。

バランス型ランキング

2008-03-12 20:35:33 | リンク
ちょっと前の話になりますが、「日経ヴェリタス」の創刊準備号で、資産分散型(バランス型)の投資信託について、FP103人がアンケートに答えて、おすすめのものをランキングしています。これについては「バランス型は資産形成にむかん」とか、「FPが選んだのに高コストの投信が上位に来ている」といった批判もあるようです。

私もバランス型については高コストのものが多く、資産形成に不向きなものが多いとは思うのですが、昨年あたりから登場してきた一部の低コスト商品については期待をこめて投票しました。

ただし、参考までにと送付されたリストの中には、私が投票した投信は含まれていませんでした(バランス型の中で純資産総額の多い順で作成されたリストだったので)。私は手書きで記入しましたが、中にはその中から無理やり選んでしまった人もいたのかもしれません・・・。また、知り合いには「バランス型は資産形成に不向き」と書いて送ったという方もいますが、そうしたコメントは反映されずに協力者として名前だけ載っています。そうした事情はランキングをみただけではわかりませんよね。

こうしたアンケートにどこまで協力するかはFP個人や会社の判断ですが、新聞の場合、コメントなどの確認ができないまま掲載されるので、リスクが高いことは心にとめておく必要がありますね。

温泉で休息のはずが・・・

2008-03-11 20:57:33 | リンク
 週末、伊東の温泉に行きました。いつものようにランチを食べて、喫茶店でコーヒーを飲んで(おじいちゃんが自宅の1階でやっている喫茶店。靴を脱いであがるのですが、コーヒーが美味しいのです)と、ここまではよい気分でした。

ところが、某カード会員誌に載っていた、オープンしたばかりの旅館では貴重な体験ができました。
・送迎バスは名前も人数も確認なし。あやうく置いてきぼりになるところでしたが、旅館についてからも・・・
・部屋にセキュリティボックスがあるはずなのにない。
⇒フロントに電話したら「押入れの中にある」と言われて一生懸命探していたら、「修理に出していたようです」と支配人と係の人が金庫を運んできた
・部屋にある露天風呂(半露天)の窓が開かない。力いっぱい明けたら、今後は閉まらなくなってしまった・・。
・トイレのウォシュレットの電源が入っていないし、アースもセットされていないまま。
・お茶を飲もおうとしたら、急須が古くて横からこぼれる(布巾もない)
・ポットがないので、お茶を飲むたびにお湯を沸かさなくてはならない。
・極めつけは、(配管のせいなのか)夜中に天井の上からドン、ドンと音が鳴りやまなくなり、午前1時30分にほかの部屋に移動することに。

などなど、まだありますが、ここまで続くと、呆れるというか、笑ってしまいます。普段泊まるリーズナブルな宿ならいいですが、高い料金でこのサービスはすごい! この旅館は話題の企業が再生したことがウリで、部屋などはキレイに改装されています。でも、サービスとか業務フローは再生してないの??と心配してしまいます。支配人さんはよさそうな人だったので、頑張ってほしいです。