About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

MSCIエマージング・マーケット・インデックスの対象国変更

2014-05-22 19:53:43 | 指数

2014年5月にアラブ首長国連邦(UAE)とカタールがフロンティア市場から新興国市場へ分類が変更になります。これにより、MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)の対象国が変更になる予定です。MSCIエマージング・マーケット指数は「21カ国」から2カ国増えて「23カ国」になります。

フロンティア株式指数に占めるUAEとカタール両国の比率が高いため(約32%)、段階的に移行することになります。

特定の指標に連動して動く「インデックスファンド」ですが、このインデックス(指数)の中身は時代とともに変わります。組み入れられる国や企業などは柔軟に変化していくのです。
(MSCIのサイト→こちら )

<ご参考>
●プレスリリース「Changes to the Methodology for the MSCI Frontier Markets 100 Index」

●三菱UFJ投信サイト「eMAXIS Index Information vol.9 MSCI エマージング・マーケット・インデックスの対象国分類の変更について (PDF)」

 


スマート・ベータのリスクとコスト

2014-02-05 17:54:18 | 指数

「金融ITフォーカス」2014年2月号で「スマート・ベータのリスクとコスト」の記事が掲載されています。
指数提供会社などが積極的に提案していることもあり、スマート・ベータという言葉を耳にする方も増えているかもしれません。

スマート・ベータというのは幅広い銘柄群を時価総額で加重した市場指数に対して、特定の属性を持つ銘柄を対象に、時価総額以外の基準でウエイトを付与することで構成される指数のこと。ファンダメンタル指数や低ボラティリティ戦略(最小分散)指数などがこれにあたります。

詳しくは記事をお読みいただきたいのですが、投資家サイドの注意すべき点として

1)想定するプレミアムが短期にリターンとして実現するとは限らないこと
2)パフォーマンスに対する責任が投資家に移転すること
3)市場指数に比べて複製コストが高いこと

の3つを挙げています。
また、1月に算出が開始された「JPX日経平均インデックス400」についても触れていますので、ご興味のある方はお読みください。

スマート・ベータのリスクとコスト (金融ITフォーカス2014年2月号)

<参考>
株式指数とアクティブ運用の進化(金融ITフォーカス2013年5月号)


インデックスファンドの構成国が変わります!

2013-08-07 11:22:32 | 指数

特定の指標に連動して動く「インデックスファンド」ですが、このインデックス(指数)の中身は時代とともに変わります。

モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社(MSCI)が開発した代表的な株式指数のうち、

・MSCIコクサイ インデックス
・MSCIエマージング・マーケット・インデックス
・MSCIフロンティア・マーケット・インデックス

は今年(2013年)11月、そして、2014年5月に構成国のいくつかが入れ替わります。構成国がどう変わるのかを
こちらのコラムでまとめています。
よろしければご覧ください。