About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

第2回投資信託・投資法人法制の見直しに関するワーキング・グループ(その1)

2012-04-12 09:52:48 | 投信
4/6(金)に第2回金融審議会「投資信託・投資法人法制の見直しに関するワーキング・グループ(WG)」が開催されました。

今回は野村総研金融ITイノベーション研究部の金子久さん、ドイツ証券・シニアアナリスト村木正雄さん、そして私竹川の3人が20分ずつプレゼンを行い、その後、オブザーバーの意見を聞き、委員による討議という流れでした。

野村総研の金子さんは「金融自由化以降の投信マーケットの状況と今後の課題」、ドイツ証券の村木さんは「」ウェルスマネジメント事業の現状」、そして私は「個人投資家目線でみた投信の現状と課題」について、それぞれお話をしました。

それぞれの配布資料について公開されていますので、ご覧ください。
特に野村総研の金子さんのDATA週は必見です。

金融自由化以降の投信マーケットの状況と今後の課題 
ウェルスマネジメント事業の現状
投資家目線でみた投資信託の現状と課題 

データについてはモーニングスター朝倉さんのこちら
の資料、今回の野村総研の金子さんなどが出されているので、私は何をどうしたらいいのかということを中心にお話をしてきました。
後日、議事録がアップされますが、すべての発言が書き起こされていて逆にわかりにくい部分もあるので、
第一回目から順次ポイントをピックアップしていきたいと思います。

第3回目は4/13(金)14時~16時。原則公開なので、どなたでも傍聴できます(金融庁で行われます)。


3月の投信関連ニュース

2012-04-02 13:10:53 | 投信
3月の投信関連ニュースをまとめました。

【3/16】STAMインデックスシリーズ、信託報酬再引き下げを発表
合併のご挨拶およびファンド名称変更のご案内

旧STAMインデックスシリーズは住信アセットマネジメント時代の、2008年1月に設定された低コストインデックスファンドシリーズの草分けです。その後、その後、三菱UFJ投信のeMAXISシリーズや、野村アセットマネジメントのFunds-iシリーズ、そして今回合併した中央三井アセットのインデックスファンド"e"シリーズ(CMAM)などの商品が登場。そうしたライバルの出現や、純資産総額の増加を背景に、2010年7月30日に一回目の信託報酬の引き下げ。そして、今回2012年4月20日から2回目の信託報酬引き下げられます!(2回も信託報酬を引き下げてきたのは英断だと思います!)

また、4/1に住信アセットマネジメントと中央三井アセットマネジメントが合併し、三井住友トラスト・アセットマネジメントになるのを受けて、名称も「STAM(スタム)インデックスシリーズ」から「SMT(スマート)インデックスシリーズ」に変更されました(これは慣れ親しんできた名称だけにちょと残念…)。一方の旧中央三井アセットのCMAM(シーマム)シリーズはファンド名から「CMAM」が外れます。

今回のSMTの引き下げにより、日本株式・債券、先進国株式・債券のインデックスファンドの水準は「インデックスファンド"e"シリーズ」と同じになりました。これが将来の併合への布石だと嬉しいですね…。今後の動向も引き続き注目しましょう。

【3/15】カブドットコム証券が「ワンコイン積立」開始

カブドットコム証券は4/20から投信・株式積立の最低積立金額を1000円から500円に引き下げるということです。カブコムの場合、買付日を「毎月○日」と銘柄ごとに自由に設定できますし、引落の日を複数設定することもできます(理論上は毎日500円ずつ積立することもできます)。最低積立額1万円時代が懐かしくなるほどのハードルの下がり方です。
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【3/16】 SBI証券が投資信託定期売却サービス開始

こちらは購入ではなく、自動解約もニュース。毎月一定額を自動的に投信を解約して現金として受け取るサービスを開始するとのこと。毎月だけでなく、奇数月のみ、偶数月のみといった選択もできます。こうしたサービスが普及すると、現役時代に積み上げてきた資産をリタイア後に一定額ずつ解約して使っていくこともできます。個人的には一定率解約のほうがいいのですが、まずはこうした一歩から。

投資信託定期売却サービス開始のお知らせ

【3/22】セゾン投信の口座数5万口座を突破
セゾン投信が3/21に5万口座を突破したと発表。2007年3月15日に2本のファンドを設定以来5年で、5万口座、資産総額500億円を達成しています。
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