About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

1億人の投信大賞

2014-11-30 12:06:52 | 投信
昨年の12月に「日経マネー」に掲載した「1億人の投信大賞」ですが、今年も12月21日発売号で発表します! 5000本を超える公募投信の中から、現役世代が長期の資産づくりの中核に据えられる投信を、「投資信託事情」編集長の島田知保さん、パワーソリューションズ取締役・高橋忠郎さん、日経マネー編集部とともに選びました。いくつかの基準で対象を絞り込み、最終的には3つの基準で大賞と部門賞を決定しました。ご期待ください。

先日、部門賞を受賞した投信を運用する運用会社さんの取材に、同行する機会がありました。その中で、嬉しかったことがひとつ。写真撮影の時に「ところで、皆さん○○(→投信名が入る)は持っているのですか?」と聞いたところ、「もちろん」「はい、持ってます」と担当の方が即答したことです。

昔、あるセミナーで、司会者から「ご自身はどんな投信を持っていますか?」と振られて、すごい動揺をしていた運用会社の方を見たことがあり「そんなに激しく動揺しなくても・・・。じゃあ、さっきのおすすめトークはなんだったの?」と思ったことがあります(ある意味正直?)。少なくとも、社長や社員が自信をもって、自社の商品を買いたいと思えるかどうかはとても大切だと思います。

1年間継続して資金純増のファンド(2014年10月末時点)

2014-11-27 12:29:40 | 投信

『投資信託事情』2014年12月号が届きました。毎月恒例の「1年間継続して資産純増の人気ファンド」を見てみましょう。これは1年以上継続して、資金の流入額から解約額を差し引いて、資金が純増している投信を調べたものです。

2014年10月末時点で「1年間継続して資産純増のファンド」(純資産30億円以上、DC、SMAなどの専用ファンドを除く)は88本(前月比+11本)。順位は1年間の資金増加額の順です。ここでは年1回・年2回決算のものをピックアップします。

15位:コア投資戦略ファンド<コアラップ(成長型)>(三井住友トラストAM)
22位:MHAM物価連動国債ファンド<未来予想>(みずほ投信)
30位:グルーバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(国際投信)

31位:ワールド・バリュー・アロケーションBコース・為替ヘッジなし(アムンディ)
39位:野村テンプルトン・トータル・リターン Bコース(野村AM)

41位:トレンド・アロケーション・オープン(国際投信)
42位:日本物価連動国債ファンド(大和投信)

55位:ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(ピクテ投信)
58位:三菱UFJバランス・イノベーション・株式抑制型(三菱UFJ投信) 
59位:ワールド・バリュー・アロケーション Aコース為替ヘッジあり(アムンディ)
60位:三菱UFJバランス・イノベーション・株式重視型(三菱UFJ投信) 

61位:クローズコントロール(DIAMアセット)
62位:UBSコア・コンサバティブ・ファンド (USB AM)
63位:ピクテ新興国インカム株式ファンド・1年決算型(ピクテ投信)
64位:投資のソムリエ(DIAMアセット) 
65位:ダイワ日本国債ファンド・1年決算型(大和投信)
67位:のむラップ・ファンド・普通型(野村アセット)
68位:結い2101(鎌倉投信)
69位:のむラップ・ファンド・保守型(野村アセット)

72位:eMAXISバランス<8資産均等型>(三菱UFJ投信)
73位:スマート・ファイブ・1年決算型(日興アセット)
74位:<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド(ニッセイAM)
76位:GS債券戦略ファンドDコース・年2回決算型・為替ヘッジなし<ザ・ボンド>(ゴールドマン・サックス)

76位:ラサール・グローバルREITファンド・1年決算型(日興AM)
78位:SMT国内債券インデックス・オープン(三井住友トラストAM)
79位:ピクテ・アセット・アロケーション・ファンド<1年決算・ノアリザーブ1年>(ピクテ投信)

82位:BNYメロン・リアル・リターン・ファンド・1年決算型<ノアリザーブ1年>(BNYメロン)
83位:しんきん公共債ファンド<ハロー・インカム>(しんきんAM)
84位:テンプルトン世界債券ファンド 限定為替ヘッジコース<地球号>(フランクリン・テンプルトン)

86位:エマージング・ソブリン・オープン・1年決算型(国際投信)
87位:三菱UFJライフセレクトファンド(安定成長型)
88位:三菱UFJ海外債券オープン(三菱UFJ投信)

*結い2101(鎌倉投信)とeMAXISバランス<8資産均等型>は3年以上資金純増、SMT国内債券インデックス・オープン(三井住友トラストAM)は2年以上資金純増となっています。

*野村テンプルトン・トータル・リターン Bコースやピクテ新興国インカム株式ファンド・1年決算型などが新たにランクイン。一方、長らくランクインしていた野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信・米ドルコース・年2回などがランク外になりました。


NISA口座での金融機関の商品・サービスの追加・変更について

2014-11-22 17:21:46 | NISA

9月18日(木)にダイヤモンド社から『最新版 税金がタダになる、おトクな「NISA」活用入門』を発売しました。ただ、その後、一部金融機関ではNISA口座での取り扱い商品・サービスについて、追加や変更を行っていますので、まとめました。本をお買い上げいただいた皆様、追加・変更をお願い致します(増刷になりましたら、適宜修正致します)

SBI証券
・NISA口座で投信の分配金を再投資する際、「課税口座(特定口座または一般口座)で再投資」されていましたが、「NISA口座で再投資するか、課税口座で再投資するか」を選択できるようになりました。
2014.11.21 「ついに投信分配金再投資でNISA(非課税)扱いと課税扱いの選択が可能に!

・投信積み立て
「特定・一般口座とNISA口座で同じ銘柄の設定をすることはできない(特定・一般口座の積み立て設定を解除すれば可)」となっていましたが、「積立買付サービスは特定/一般口座とNISA口座どちらでもご利用いただけます。また、同一銘柄を両方の口座で同時に設定することが可能です」に変更されています。
詳しくはこちら (積み立てサービスの部分をお読みください)

マネックス証券
11月からNISA口座でIPO(新規公開株)、PO(公募・売出株式)の取り扱いスタート。単元未満株(ワン株)の買付にも対応(従来は売却のみ)。
2014.10.31 【NISA】IPO、PO、単元未満株のお取扱いがいよいよスタート!


フィデリティ証券
11/15から「同一ファンド年別お預かり資産残高表示」という機能をスタート。詳しくはこちら

これにより、2014年、2015年というように、NISA口座内で年ごとの評価損益がわかるようになるのかと思ったのですが、年ごとに残高がわかるだけのようです。また
・同一ファンドを2014年と2015年に買付・保有している場合でも、当該ファンドの「個別元本」は1つのファンドとして管理され、各年の残高ごとに個別に管理されることはありません。
・2014年、2015年で同一ファンドを保有された場合でも「先入先出方式」により売却されるため、2015年にNISA口座で買付・保有したファンドを2014年買付の該当ファンドの残高消化前に売却することはできません。
とあります。年をまたいで同じ投信を購入した場合には購入単価は合算され、売却は先入先出方式。
非課税期間の5年以内であれば、特定口座で投信を購入する場合と同じように考えればよさそうです。


「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2014」に投票しました

2014-11-10 19:11:55 | イベント

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2014」に、いち個人投資家として投票しました。

投票は11/30まで受け付けています。
プロ・アマは問いません(9/30までに投信に関するブログをスタートしていれば、どなたでも投票できます)。
対象となる方、投票してみませんか?
こういう投信を求めているという想い・声を届けるチャンスです。 

詳細はこちら


クリスマスプレゼントにブタの貯金箱はいかが?

2014-11-09 23:12:26 | その他

日経新聞・田村編集委員の記事。ブタの貯金箱について紹介しています。

子供の投資教育向け貯金箱、口コミで人気広がる 
マネーHOTトピックス:マネー :日本経済新聞 

正式には「ハッピー・マネー・ピッグ」といって、米国で爆発的に売れた子供のマネー教育向けの貯金箱。コインを入れる口が「SAVE(貯蓄)」「SPEND(使う)」「DONATE(寄付)」「INVEST(投資)」に分かれているのが特徴です。金融教育を行っている、I-O ウェルス・アドバイザーズの岡本和久氏が、以前から金融教育などに活用されていたものです。

この貯金箱(通称ピギーちゃん)は、入ってきたお金を「今と未来」「自分と社会」にどう振り向けるのかを考える上で、どてもいいツールだと思います。私も、この貯金箱を姪っ子にプレゼントしたり、大学生や高校生にお話をする時に紹介したりしています。お金は「目的」ではなく、幸せな生活を送るための手段。だからこそ、早いうちから付き合いかたを学べるとよいですね。


k2k2東京 スピンオフ「インフレ勉強会」を開催します

2014-11-05 08:09:11 | イベント

11/19(水)にK2K2スピンオフ勉強会を行います。
今回は「インフレは株価にとってプラス?」をテーマに、イボットソン・アソシエイツ・ジャパン株式会社マネジングパートナーCIO、小松原宰明さんにお話いただきます。その後、質疑応答・意見交換を行う予定。ご興味のある方は、参加ください(事前登録制です)。

詳細・お申し込みはこちら