About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

キッズ・マーケットキャンプ

2009-03-31 13:32:45 | リンク
昨日はボランティアでこちらのお手伝いをしました(講義ではなく、あくまでもサポートです)。参加者は小学校5・6年生と中学1年生。3日間の日程で、昨日は2日目でした。

この日は「お金を借りる」「リスクとリターンを考える」などの授業がありました。リスクとリターンを考えるのほうは、スパー・グループの代表取締役である阿部修平氏が講義を担当なさいました。

3つの異なる道(それぞれの道には条件が付けられていて、1等だと100万円、完走は10万円)のうち、「どの道を選ぶか」「その理由は?」を考えさせるグループワークがあったりして、なかなか面白かったです。意外とハイリスク・ハイリターンの道を選ぶ子どもが多かったのも印象的でした。

お金のことだけでなく、自分の価値観にあった生き方をすることが大切だというお話や、これまでの経験から成功するには
・強く思い続けること
・あきらめずに続けること
・どんな道でも真ん中を歩き続けること
が大切ともおっしゃっていました。
こういうことを参加者の何人かでも覚えていてくれるとよいですね・・・。





じぶん年金研究所

2009-03-30 19:57:52 | リンク
マネーカレッジの木田知廣さん、独立系FP会社ガイア代表の中桐啓貴さん、そして竹川で、このたびじぶん年金研究所 を立ち上げました。

バックボーンはそれぞれ違いますが、金融機関には属さず“中立な立場で”活動していきたいというところが3人の共通項です(もちろん、個々の活動もこれまで通り行いますよ)

5月29日にはセミナーも実施予定です。労組・労務担当で興味のある方はこちらをご覧ください。

まだ始動したばかりですが、
”じぶん年金”づくり、個人を豊かにする資産づくりを応援できるように、
一歩ずつ活動をしていきたいと思います。

よろしくお願いします!


マネーカレッジのセミナー終了

2009-03-28 19:46:57 | リンク
先日、マネーカレッジで、「ETFを徹底解剖!リスクを知って投資初心者卒業へ」と題したセミナーを行いました。
イベントレポートはこちら

今回は20名限定、しかも中級者向きということで、2回ほどグループワークも取り入れました。グループごとに発表してもらうということで、参加者もみなさん真剣でした。

ETFのお話だけでなく、インデックスファンドとの比較や使い分けなどについてもお話しましたが、意外に、ETFよりもインデックスファンドを好む人が多かったり、その理由もバラエティに富んでいたりして、こちらも勉強になりました。

大人数相手のものもよいですが、こうした少人数限定&グループワークを絡めたものも、これからはやっていきたいですね。


いろいろあった1週間

2009-03-27 20:07:11 | リンク
久々の更新ですみません。

WBCの優勝、マネージャパン休刊といろいろあった1週間でしたね。

でも、個人的には友人が入院して7時間に及ぶ大手術をしたことが大きいです・・・。無事、手術は成功したものの、しばらくは静養です。彼女はすっごく頑張りやさんで、いつも元気はつらつだっただけにちょっとショックでした。

やはり仕事もプライベートも健康あってこそ。最近、忙しい皆さん、食生活&睡眠、適度な運動を大切にしましょう(と自戒も込めて・・・)。





バークレイズ、ETF部門売却!?

2009-03-17 19:09:14 | リンク
昨日くらいから、こちらをはじめ、英バークレイズ(BGI)がETF部門の売却を検討しているという報道がでてきています。BGIはisharesブランドでETF事業を展開、圧倒的シェアを占めています。本当に売却するのか、そうだとしたらどこが買うのか--目が離せないですね・・・。

こちらのブログでも触れていますが、日本の会社が購入してくれりしたらいいですが、難しい・・・でしょうね? まだ、現地情報をチェックしたわけではないのですが、新しい情報がある方はぜひ教えてください!

今回の金融危機では、いろんな意味で金融業界の地図が塗り替わる可能性があります。日本でも、日興コーディアル証券・アセットがどこいいくのかは要注目です。ネット証券も含めて、影響は大だと思います。

ハコガニ

2009-03-12 13:07:09 | リンク
最近、忙しいこともあって、外食がめっきり減っているのですが、夫とよく行くお店から「カニが明日入りますよ~」と電話をいただいたので、仕事を早めに切りあげてカニを食べにいきました。

その名は、通称ハコガニ(正式名称は??)。伊豆の深海、水深500とか800メートルのところにいるそうで、めったに手に入らないそうです。弁当箱みたいに四角いかたちで、茹でても蒸しても、赤くならないのが特徴。私も初めて目にしました。

見た目と違って、身が甘くてとっても美味しい! カニは大好きなので、無言でひたすらに食べてしまいました。久々に食べすぎです・・・。たまに美味しいものを食べると幸せな気分になりますね~。

正式名称をご存じの方がいたら、教えてください。

ドルコスト平均法は無意味?

2009-03-11 23:39:16 | リンク
昨日(10日)の日経新聞の「一目均衡」というコラムで、日経平均株価を戦後生まれの人が毎月同額積立で23歳から買い続けた場合全員が含み損になっていて、特に40歳から51歳までは、現時点で元本の半分以上を失っているということが書かれていました。

日経平均がバブル後最安値を更新した翌日だけに、気が重くなってしまうような内容ですね・・・。けれど、だから毎月一定額ずつ積立をすることが即ダメだとは思いません。

まず、この計算は、バブル後最安値を更新した3月9日の株価をもとにしています。起点と終点をどこにおくかで結果は大きく変わります。

また、投資という場合、別に日本株だけ投資しなくてもいいわけで、外国株や外国債券などに資産分散していれば、結果は異なります。

さらに、ただひたすら一定額を買い付けていくという設定になっていますが、資産分散をした上で、1年~3年に1回、きちんとリバランス(当初設定した配分が崩れたときに元に戻す)をしていれば、こうした結果にはならないはずです。

ということで、このコラムだけを読んで、そう悲観的になる必要はないと思っています。

経済最前線

2009-03-10 10:37:03 | リンク
NHKBS1「経済最前線」(月~金 23:40~24:00)で"シリーズ「株価急落 どうする資産運用」"という内容で5夜連続で放送があります。すでに昨日は第一夜「岐路に立つ投資信託」が放送されています。

私は3日目(11日)「いかにリスクを抑えるかに」に少し出演予定。ドラマ仕立てで話を展開して、そのあと私のコメントが少し入るかたちになるようです(でも、ドラマは観ておらず、取材に対してコメントしたので、どんなふうに仕上がっているかは期待と不安でいっぱいです・・・)。第一夜は見逃してしまったのですが、どちらかというと、こちらに出たかった気もします。テーマが「岐路に立つ投資信託」ですからね(苦笑)。







確定拠出年金

2009-03-09 19:43:19 | リンク
てぴさんのコメントにもありましたが、ホントに確定拠出年金の企業型は、会社によって差があります。

例えば、トヨタ自動車の場合、

定期預金
MMF
日本株式インデックスファンド
日本債券インデックスファンド
外国株式インデックスファンド
外国債券インデックスファンド
といたってシンプル。

それもそのはずで、商品の選定理由は「わかりやすく、分散投資しやすいシンプルな商品構成」。しかも、外国株式・債券のインデックスファンドの信託報酬はともに0.2%台とうらやましい限りです。

そのいっぽうで、すごい商品(もちろん悪い意味で)ばかり集めてしまった会社もあります。人事部の温度差もあるでしょうし、言うがまま(あるいはお付き合いで)で決まってしまったケースもあるでしょう。年金づくりを考えた場合、この差は大きいですよね。

ただ、いくら商品ラインナップがよくても、定期預金や保険商品など、元本確保型の商品ばかり選んでいては意味がありません。老後向けに長期的に運用できて、税制優遇されている確定拠出年金こそ、投資商品を選んでほしいものです(もちろん、ちゃんとした投資教育がおこなわれるのが大前提ですが)。


マッチング拠出

2009-03-07 18:09:32 | リンク
平成21年度税制改正の大網に、確定拠出年金の拡充がうたわれています。
企業型確定拠出年金に導入される個人拠出(いわゆるマッチング拠出)の掛金の全額が所得控除の対象になること、そして、確定拠出年金の拠出限度額の引き上げがポイントです。

こうした動きについては、いくつかのレポートブログなどでも、取り上げられています。

相場が悪いなか、個人に株を買ってもらいたいという思惑が垣間見れますが、公的年金制度だけでは厳しい世代にとって、拠出額の引き上げはいいことだと思います。しかも、企業型年金加入者掛金が所得控除の対象になれば、支払う税金も下がります。

ただ、企業型の場合には、会社によって導入している商品の品ぞろえやコストにかなり差があります。拠出額だけ増えてもいい運用商品がそろっていないと厳しいですね。拠出限度額の引き上げを機に、導入企業はそのあたりも再検討してほしいところです。加えて、継続的な投資教育・情報提供などをしていくことが不可欠でしょう。

でも、これは民間企業だけの話。本当は公務員の年金一元化、そして、確定拠出年金の導入の話もセットにしてほしいです!