長くマスコミで仕事をしてきたせいか、フリーランスのライターさんやカメラマンさんからお金の相談を受けることもあります。著書を読んでくれて、「私も、投資信託の積み立てをはじめようと思うんだけど・・・」などと言われることも少なくありません。
たしかに著書でも投信の積み立てはオススメしているのですが、個人事業主の場合、老後資金づくりが目的なら、まずは個人型の確定拠出年金(401K)の加入を検討してみるといいと思っています。というのも、銀行や証券会社で投信を積み立てていくのに比べて、節税効果が大きいから。具体的には、「掛け金が全額所得控除になる」「運用期間中の運用益が課税されない」といったメリットがあります。
自営業は収入から経費を差し引いたものが「所得」になり、さらにそこからさまざまな「控除」を引いたものが「課税所得」になります。個人型401kは支払う掛金が全額所得控除(小規模企業共済等掛金控除)になるので、結果的に支払う税金が少なくてすむというわけです。また、運用期間中は、運用益に対しても税金がかかりません。一方、普通に投信を積み立てても、こうした効果はありません。このサイトで、節税効果を計算することもできます。「国民年金基金」や「小規模企業共済」にも同様の節税効果はあるのですが、運営管理機関のHPなどで常に残高がわかる点で、個人型401kのほうが透明性&安心感があります。もっとも、原則60歳まで途中引き出しができない。加入者ごとに記録の管理が必要になるため、管理コストが割高といった点は改善されてほしいところです。
仮に同じ利回りであれば、非課税商品を選んだほうが税金の分だけ「実質の利回り」が高くなります。そういう意味では、余裕のある人は個人型401kの活用を検討してはいかが!? ただし、この制度は国民年金を払っていることが大前提です。
■竹川美奈子のホームページ「About Money」→こちら
たしかに著書でも投信の積み立てはオススメしているのですが、個人事業主の場合、老後資金づくりが目的なら、まずは個人型の確定拠出年金(401K)の加入を検討してみるといいと思っています。というのも、銀行や証券会社で投信を積み立てていくのに比べて、節税効果が大きいから。具体的には、「掛け金が全額所得控除になる」「運用期間中の運用益が課税されない」といったメリットがあります。
自営業は収入から経費を差し引いたものが「所得」になり、さらにそこからさまざまな「控除」を引いたものが「課税所得」になります。個人型401kは支払う掛金が全額所得控除(小規模企業共済等掛金控除)になるので、結果的に支払う税金が少なくてすむというわけです。また、運用期間中は、運用益に対しても税金がかかりません。一方、普通に投信を積み立てても、こうした効果はありません。このサイトで、節税効果を計算することもできます。「国民年金基金」や「小規模企業共済」にも同様の節税効果はあるのですが、運営管理機関のHPなどで常に残高がわかる点で、個人型401kのほうが透明性&安心感があります。もっとも、原則60歳まで途中引き出しができない。加入者ごとに記録の管理が必要になるため、管理コストが割高といった点は改善されてほしいところです。
仮に同じ利回りであれば、非課税商品を選んだほうが税金の分だけ「実質の利回り」が高くなります。そういう意味では、余裕のある人は個人型401kの活用を検討してはいかが!? ただし、この制度は国民年金を払っていることが大前提です。
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