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ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

ドルコスト平均法は無意味?

2009-03-11 23:39:16 | リンク
昨日(10日)の日経新聞の「一目均衡」というコラムで、日経平均株価を戦後生まれの人が毎月同額積立で23歳から買い続けた場合全員が含み損になっていて、特に40歳から51歳までは、現時点で元本の半分以上を失っているということが書かれていました。

日経平均がバブル後最安値を更新した翌日だけに、気が重くなってしまうような内容ですね・・・。けれど、だから毎月一定額ずつ積立をすることが即ダメだとは思いません。

まず、この計算は、バブル後最安値を更新した3月9日の株価をもとにしています。起点と終点をどこにおくかで結果は大きく変わります。

また、投資という場合、別に日本株だけ投資しなくてもいいわけで、外国株や外国債券などに資産分散していれば、結果は異なります。

さらに、ただひたすら一定額を買い付けていくという設定になっていますが、資産分散をした上で、1年~3年に1回、きちんとリバランス(当初設定した配分が崩れたときに元に戻す)をしていれば、こうした結果にはならないはずです。

ということで、このコラムだけを読んで、そう悲観的になる必要はないと思っています。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kenbook)
2009-03-12 11:43:55
長期投資積み立てをしているのですが、

この新聞記事には少しショックです。

資産分散していても、日本株は足を引っ張るわけですよね。

現在の安値を基準にしたとはいえ、アセットアロケーションを考え直した方がいいのかな、とは思います。

竹川さんはどんなポートフォリオをおすすめされているのですか?

できればご教示いただきたいです。
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リバランスは必要だと思います (やんた)
2009-03-12 16:46:45
初めまして。確かに起点と終点をどこにおくかによって結果は変わってきますね。投資においては資産分散、時間分散をすることによりリスクを軽減させることができます。ただ、どんな手法であれそれがどんな環境でも通じるということはないと思います。定期的に自分の資産や投資手法を見直すということは大事だと考えています。
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Unknown (竹川)
2009-03-12 21:00:48
kenbook様
配分までは申し上げられませんが、コアは国内外の株式・債券に幅広く分散。それに金(金興株ファンド含)+個別株少々という感じでしょうか。自営業なので万一用のキャッシュも必要ですし、一般の会社員の方とはやや考え方も違うと思います。
ただ、ブログにも書いたように、バブル後最安値で計算したものなので、少しでも株価が上がってくれば、結果は全く違ってきます。そういう意味では私はそれほど悲観していません。

やんだ様
そうですね! 全くリバランスをしないと、当初の想定よりも高リスク・低リターンになってしまいます。買ったままただ放置するのは避けたいですね。
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