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ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

鎌倉投信訪問記(その3)

2010-03-22 00:22:00 | リンク
新井さんのお話の続きです。

基本はバイ&ホールド。売りません。
売るのは
(1)投資先の会社の方針・理念が変わったとき
(2)会社の株価が高くなりすぎたとき。ポートフォリオの調整をするために一部を売ることはある

最後に質疑応答がありました。
-未上場株のプライシングはどうするのか?

A:第三機関で。店頭市場(グリーンシート)で取引するか、契約書を交わして個別取引になる。

-新井さんの経歴は?
A:住友信託からバークレイズへ。バークレイズでは約15年運用に携わる。クオンツ。
株、為替、資産配分など一通り経験。数兆円規模の運用も。でも、運用は規模じゃない。人として「こういう会社が成長してくれないと困る」という会社に投資していきたい。
ポートフォリオのリスク管理も行う。

-適正な資産規模とは?
A:当面、1社1億円×100社=100億円 が目標。
そこから徐々に増やしてきたい。

*セミナーは2時間半ほどですたが、その後、庭を案内していただいたり、MTGスペースでいろいろお話をさせていただいたりと、さらに2時間以上もお邪魔してしまいました。
運用理念は明確でエッジの効いた投信なので、そこに共感できるかどうかでしょう。

「いい会社に投資するためには、自分たちがいい会社にならないとだめ」とおっしゃっていたのが印象的でした。