7月14日
ジョージアの旅もいよいよ最終日。
久しぶりにホテルらしい朝食をいただいて、最終日にしてようやくトビリシの市内観光へ。
最初にやって来たのは前回のコーカサスの旅でも来たメテヒ教会。
今回は中に入ることができたが、ソ連時代は劇場に使われていたという内部は質素。
それよりここはテラスからの眺めが良くて
正面にはナリカラ要塞、右手の山の上にはホテルから見えたテレビ塔、川沿いには旧市街が広がっている。
教会から徒歩で眼下のメテヒ橋を渡ると
教会の下にはトビリシの守護聖人の小さな聖廟があるのが見える。
橋を渡った先は旧市街で
テラスが張り出した建物がきれい。
この中を少し入ると温泉街で、この温泉で傷をいやしていたというキジの像がある。
以前来た時には修復工事中だったハマムも無事に完成して営業中。ここも時間があれば入ってみたかった。
建物が弧を描くレストラン街のジャン・シャルダンはなかなかおしゃれで
通り過ぎた所にはジョージアの宴会を仕切るというタマダの像。今日で仕事の終わるガイド君は一段とノリがいい。
少し奥まった所にあったのはユダヤ教のシナゴーグ。
20世紀の初めに建てられたそうだが、イスラエル建国後にユダヤ人の多くは移住してしまったようなので、現在はどれだけ信者がいることか。
トビリシ歴史博物館など古い建物の間を行くと、その先にあるのがジョージア正教の総本山、シオニ教会。
教会の正面は大きすぎて狭い道路からは撮りきれず
内部は残念ながら撮影禁止だったが、さすがは総本山、極彩色のフレスコ画に覆われて美しい。
シオニ教会の裏からムトゥクヴァリ川沿いに出ると、目の前にガラス屋根が特徴的な平和橋。
ぜひこの橋を歩いて渡ってみたいと思っていたのだが、残念ながら通行禁止になっている。
見ると通路を上から釣り上げて支えているようで、強度に欠陥があるのかもしれない。
ここからバスに拾ってもらって
巨大なジョージアの母像のある高台へ。
ここからはトビリシ市内が一望できて
先ほどの平和橋も良く見える。その先のチューブを2つ並べたような建物、8年前にはまだ建設中で美術館になると聞いたが、その後はよほど使い勝手が悪かったのだろう、何になることもなく放置されているようだ。
景色を眺めながら少し行くと土産物屋台が並んでいて
その先にロープウェイ乗り場がある。
高台からメテヒ教会の下の教会まで、乗車時間は5分ほどだが旧市街や川の上を通って気持ちよく、このロープウェイは乗る価値あり。
これにてトビリシの市内観光は終了。バスで空港へ。
10日間お世話になったイケメン・ガイド君ともここでお別れだが、彼、なんとツアー客一人一人にジョージアの歌の入ったCDを用意してくれていた。お客さんの一人が買いたいと言っていたのだが、今時はCDなどあまり売っていない、そこで自分で作ってくれたというのだから恐れ入る。
前回も日本語堪能な女性ガイドに感心したが、今回もガイド君のホスピタリティに感動。
ジョージアの印象がまた一段と良くなった。
出国審査を過ぎると免税店やレストランがあるが
小さな空港で見るものもほどんどない。
そこでラウンジに行くとここも狭いが
ジュースなどいただいて一息。
見たこともない航空会社の飛行機を見るうち
我らがカタール航空もちょっと遅れて到着。
楽しかったジョージアにさよならした。
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宴会の進行役という意味のთამადა(タマダ)の像があるなんて知らなかったポン!
狸田がシナゴーグに行ったときには、中でお祈りしている人がいたポンで、まだユダヤ人が残っているのかもしれないポン
この像のオリジナルはもっとずっと小さくて、国立博物館にあるらしいです。
トビリシのシナゴーグは確かにまだ現役のようですね。私たちが行った時は閉まっていて中を見学することはできませんでした。