今回の旅行先、ドーハから2時間と言うことでお察しの方もいらっしゃる通り、イランに行ってきた。
イランは前々から行きたいところリストの上位にあった国。政権が代わってアメリカを刺激しなくなったのを機に行ってみたところ、同じように考える人が多いと見えて、ヨーロッパや日本、台湾、香港の団体ツアーはもちろん、アメリカ人のツアーまで来ていて、ガイドさんによると外国人訪問者の数は昨年から100~150%増しなんだそうだ。
宗教革命やら女性の服装規定やらで暗く、遅れた国のように思われがちなイランだが、行ってみれば立派な先進国。
道路はすみずみまで美しく舗装され、ガソリンがリッター30円とあって、車がバンバン飛ばしている。
今でもヒジャブ(髪を隠すスカーフ)を着けていないと鞭打ち刑とは言え、そこは女性たちのこと、ちゃーんとおしゃれを楽しんでいる。
情報規制だって当然抜け道はあるわけで、みんな当然のごとくフェースブックを使っているらしい。
同じアラブ文字を使うイスラム国なので一緒くたにしてしまいがちだが、大ペルシャ帝国の末裔たちは当然のごとくアラブとは違うという自負が強く、そこは「ニーハオ」と言われるとむきになって「ちがう!」と言ってしまう我々日本人と同じような心境かもしれない。
だからなのか、イランで「ありがとう」は「シュクラン」ではなく「メルシー」。どうもイランはフランスびいきのようで、これは近代にイギリスに半植民地扱いされた反動だろう。車もフランス車が多く、日本車はあまり見かけないが、高級車の代名詞はおベンツ様かレクサスだそうだ。
そんなイランを歩いていると、頻繁に通りすがりの人に「中国か日本か」と聞かれ、「日本」と答えると、「おお、日本はいい国だ。イランへようこそ」と破顔される。
最近はどこの国でもまず「チャイニーズか」と聞かれることが多く、まあ人口が10倍も違うのだから仕方ないとはいえ、一昔前まではまず「ジャパニーズか」と聞かれたことを思うと日本のプレゼンスの低下がいささか寂しい。
もっとも他国同様、中国からの出稼ぎ者は良くは思われていないようで、そうなると台湾や香港からの旅行者にはいささか気の毒。
日本に住んだことのある人も多く、日本語で話しかけられることもまれではないイラン。
人懐っこくて、かわいい女の子が「一緒に写真に入って」とすぐに近寄ってくる楽しい国。
頭はイランでいっぱいだが、とりあえずは南極旅行記を終わらせなければならない。
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イランは前々から行きたいところリストの上位にあった国。政権が代わってアメリカを刺激しなくなったのを機に行ってみたところ、同じように考える人が多いと見えて、ヨーロッパや日本、台湾、香港の団体ツアーはもちろん、アメリカ人のツアーまで来ていて、ガイドさんによると外国人訪問者の数は昨年から100~150%増しなんだそうだ。
宗教革命やら女性の服装規定やらで暗く、遅れた国のように思われがちなイランだが、行ってみれば立派な先進国。
道路はすみずみまで美しく舗装され、ガソリンがリッター30円とあって、車がバンバン飛ばしている。
今でもヒジャブ(髪を隠すスカーフ)を着けていないと鞭打ち刑とは言え、そこは女性たちのこと、ちゃーんとおしゃれを楽しんでいる。
情報規制だって当然抜け道はあるわけで、みんな当然のごとくフェースブックを使っているらしい。
同じアラブ文字を使うイスラム国なので一緒くたにしてしまいがちだが、大ペルシャ帝国の末裔たちは当然のごとくアラブとは違うという自負が強く、そこは「ニーハオ」と言われるとむきになって「ちがう!」と言ってしまう我々日本人と同じような心境かもしれない。
だからなのか、イランで「ありがとう」は「シュクラン」ではなく「メルシー」。どうもイランはフランスびいきのようで、これは近代にイギリスに半植民地扱いされた反動だろう。車もフランス車が多く、日本車はあまり見かけないが、高級車の代名詞はおベンツ様かレクサスだそうだ。
そんなイランを歩いていると、頻繁に通りすがりの人に「中国か日本か」と聞かれ、「日本」と答えると、「おお、日本はいい国だ。イランへようこそ」と破顔される。
最近はどこの国でもまず「チャイニーズか」と聞かれることが多く、まあ人口が10倍も違うのだから仕方ないとはいえ、一昔前まではまず「ジャパニーズか」と聞かれたことを思うと日本のプレゼンスの低下がいささか寂しい。
もっとも他国同様、中国からの出稼ぎ者は良くは思われていないようで、そうなると台湾や香港からの旅行者にはいささか気の毒。
日本に住んだことのある人も多く、日本語で話しかけられることもまれではないイラン。
人懐っこくて、かわいい女の子が「一緒に写真に入って」とすぐに近寄ってくる楽しい国。
頭はイランでいっぱいだが、とりあえずは南極旅行記を終わらせなければならない。
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インドでも中国人か韓国人かと聞かれますが、
即効で違うと言ってしまいます・・・。
時と場合によって韓国人と間違われた場合は、
そのままにする時もありますが、
中国人と間違われた場合は印中関係の事もありますから。
日本在住のイラン人が、自分はフランス人だと言って、日本の女子を騙すことも多いとか(笑)
確かに『ニーハオ』って言われると、私も表情曇るかも(笑)
現、元イラン在住のブロガーさんとも少しお付き合いがありましたが、イランの文化度って凄く高いですよね。
日常生活の中で詩が飛び交うイラン、報告が楽しみです。
そもそもアラブとペルシャは違うポンし、キリスト教とカトリックほどの違いがあるのかどうかわからんポンが、イスラームと言えどもシーアポンで、イランは全く別の括りにしないといかんと思うポン
イラン商品と、在日イラン人にちらっと接する機会があるだけポンで、街中の様子とか興味津々ポン~~
そうなんです、イランだったんです。
「韓国人か」も最近はよく聞かれますよね、イランではありませんでしたが。
まあ、同じような顔なので仕方ないですが、日本人とわかると対応が良くなるのはほっとしますね。
タヌ子様、
イラン人、かなりのフランス好きみたいですね。
見た目が西欧人に近い人もいるけど、「自称フランス人」にだまされる日本女子もねえ(笑)。
イラン報告は今度はタイルだらけになりそうですが、気長にお待ちください。
狸田ポン太様、
シーア派とスンニ派、争いの歴史が長いのはわかるのですが、教義上はカトリックとプロテスタントほどの違いがあるのかもわからず、まあペルシャ人がアラブ人と一緒にされるのはたまらん、と言うのだけはよくわかったという感じです。
今回は初めてだったので定番コースをめぐりましたが、面白い旅でした。