無事シリアから戻りました。
ヨルダンに続いて大満喫したシリア旅行についてはおいおい記録するとして、まずは行き帰りに利用したエミレーツのこと。
関空からドバイへの座席、今回は座り心地の悪い大型ではなく普通のエコノミー・シートでまずは一安心。
機内食の牛肉ソテーも悪くなかったけど
ドバイ-ダマスカス間の朝食の方がおいしいのはホームベース製だからだろうか。
しかしエミレーツで感心するのは食事よりエンターテインメント・システム。すべてオン・デマンドでとにかく選択肢が多い。行き帰り共夜行便なので1本づつしか見られなかったのが残念。
悩みつつ選んだ1本目は 「グラン・トリノ」
クリント・イーストウッド監督・主演、アメリカに住むモン族を取り上げているのが珍しい。
モン族については年初のラオス旅行の時にほんのちょっと勉強した。ベトナム戦争の際、山岳民族の彼らの一部がアメリカ軍に協力し、そのため戦後国にいられなくなった者が大勢アメリカに移住したとのこと。
映画の中でもそれに触れたセリフがちょっとあるが、主題は異文化というよりは世代間のギャップと、理不尽な暴力にどう対処するかということ。
はじめはダーティー・ハリーのような対処をする主人公が最後は別の対処法を見せる。
正直モン族も、タイトルになっているグラン・トリノも設定の中で活かされているとは思えず、イーストウッドは大好きだが役者としてはすごくうまいわけではない。映画の出来としてはアンジェリーナ・ジョリーががんばった「チェンジリング」の方が良かったと思う。
しかしイーストウッドがこの映画で言いたかったことはよく分かる。
最近矢継ぎ早に映画を作っているイーストウッドの、これらは遺書だろうか。
晩年になって言いたいことを映画の形で残す。やはりイーストウッドはかっこいい。
2本目 「ワルキューレ」
有名なヒットラー暗殺未遂事件を描いた映画で興味があった。結末は既に分かっているのでどうサスペンスを盛り上げるのかと。
が何しろ主演がトム・クルーズ。ナルシスト演技満開で、う~ん、本人は気持ちよかっただろうけどねー。
ケネス・ブラナーとかビル・ナイ、テレンス・スタンプなどなど、いい曲者役者が揃っているのにみんな単なる脇役でもったいない。シュタウフェンベルク以外の登場人物の役割や心理ももっと描けば面白くなっただろうに。
制服フェチとしてドイツ軍の制服を堪能できたのだけが収穫。
とまあ、今回のエミレーツは悪くなかった、と関空に戻った所で裏切られた。
バゲッジ・クレームのベルトをなんと自分の名前を書いた看板が回っている。聞けばどうも荷物はドバイから飛行機に乗せられなかったらしい、とのこと。
エミレーツでのロスバゲはリビアに続いて2度目。他の航空会社では経験がないのに。
エミレーツとは相性が悪いのだろうか。
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ヨルダンに続いて大満喫したシリア旅行についてはおいおい記録するとして、まずは行き帰りに利用したエミレーツのこと。
関空からドバイへの座席、今回は座り心地の悪い大型ではなく普通のエコノミー・シートでまずは一安心。
機内食の牛肉ソテーも悪くなかったけど
ドバイ-ダマスカス間の朝食の方がおいしいのはホームベース製だからだろうか。
しかしエミレーツで感心するのは食事よりエンターテインメント・システム。すべてオン・デマンドでとにかく選択肢が多い。行き帰り共夜行便なので1本づつしか見られなかったのが残念。
悩みつつ選んだ1本目は 「グラン・トリノ」
クリント・イーストウッド監督・主演、アメリカに住むモン族を取り上げているのが珍しい。
モン族については年初のラオス旅行の時にほんのちょっと勉強した。ベトナム戦争の際、山岳民族の彼らの一部がアメリカ軍に協力し、そのため戦後国にいられなくなった者が大勢アメリカに移住したとのこと。
映画の中でもそれに触れたセリフがちょっとあるが、主題は異文化というよりは世代間のギャップと、理不尽な暴力にどう対処するかということ。
はじめはダーティー・ハリーのような対処をする主人公が最後は別の対処法を見せる。
正直モン族も、タイトルになっているグラン・トリノも設定の中で活かされているとは思えず、イーストウッドは大好きだが役者としてはすごくうまいわけではない。映画の出来としてはアンジェリーナ・ジョリーががんばった「チェンジリング」の方が良かったと思う。
しかしイーストウッドがこの映画で言いたかったことはよく分かる。
最近矢継ぎ早に映画を作っているイーストウッドの、これらは遺書だろうか。
晩年になって言いたいことを映画の形で残す。やはりイーストウッドはかっこいい。
2本目 「ワルキューレ」
有名なヒットラー暗殺未遂事件を描いた映画で興味があった。結末は既に分かっているのでどうサスペンスを盛り上げるのかと。
が何しろ主演がトム・クルーズ。ナルシスト演技満開で、う~ん、本人は気持ちよかっただろうけどねー。
ケネス・ブラナーとかビル・ナイ、テレンス・スタンプなどなど、いい曲者役者が揃っているのにみんな単なる脇役でもったいない。シュタウフェンベルク以外の登場人物の役割や心理ももっと描けば面白くなっただろうに。
制服フェチとしてドイツ軍の制服を堪能できたのだけが収穫。
とまあ、今回のエミレーツは悪くなかった、と関空に戻った所で裏切られた。
バゲッジ・クレームのベルトをなんと自分の名前を書いた看板が回っている。聞けばどうも荷物はドバイから飛行機に乗せられなかったらしい、とのこと。
エミレーツでのロスバゲはリビアに続いて2度目。他の航空会社では経験がないのに。
エミレーツとは相性が悪いのだろうか。
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荷物は遅れてしまいましたが、
無事ご帰国、ホッとしました。
次回からシリアの空気を楽しみにしてます!
エミレーツはまだ利用したことありません。
機内食に山盛り肉・肉・肉。
アカン・・・オレ
それだけで全て許してしまいそう(笑)
エミレーツの機内食は肉にごはんにパンがてんこ盛りで大盤振る舞い。あちらの皆さんの体格がそうさせるのか、こういうのが出るからああなるのか。
荷物はおかげさまでただで自宅まで届けてもらえて、ある意味ラッキー♪でした。
空港では特に混乱もなく通れましたか?
てんこもりの機内食はありがたいですね。私はそんなに大食いではないのですが、それでも飛行機降りた頃にはお腹が空いてしまいます。
グランドトリノ、すごく気になってます。ラオスの内乱で取り残されたモン人の悲劇は少し本で読んだことがあるので、いつか見てみたいです。
帰りの関空の検疫は黄色い紙をもらうのに並ぶ程度でさほどの混乱はありませんでしたが、成田はいかがでしたか。
asiaxさんもベトナムを楽しまれたご様子、これからのご報告が楽しみです。
グラントリノのモン族についてはその習慣でちょっと笑わせるシーンがあるものの、正直モン族ではなくメキシコ移民や黒人でも成り立つ設定なので、その意味ではあまり期待できないかもしれません。あくまでイーストウッドの映画としてご覧いただくのがいいかと。かっこいい年のとり方の参考にはなります(笑)。
そんなにあるんですね、ロスバゲ。