8月1日 続き
時間通りにやって来たバスは室堂からのバスより新しくてきれい。
反対方向のバスはいっぱいだったが、こちらはほんの数人の乗客。
いくつものカーブを曲がりながら山を下りて行き、
途中、称名滝が谷の向こうに見える所ではバスを路肩に寄せて少し停まってくれたりもする。
35分で美女平に到着。
ほとんどの乗客はすぐにケーブルカーに乗り換えてしまったが、ここにもハイキングコースがあるらしいのでまた荷物をコインロッカーに入れて駅の外に出てみる。
駅のすぐ脇にあるのは大きな美女杉。
標高977mのここまで降りると植生が全く変わって大きな木がいっぱい。
その中を歩くコースが確かにあるのだが、入り口まで行ってみるといきなりの急階段。その降りた先もぬかるんでいるようで他に降りる人もいないし、これは無理とあきらめた。
代わりに車道を少し戻ってみると道端にも子育て杉など立派な木がいっぱいあって
ガイドブックにも乗っているくらいなのだからここももう少し整備すればいいのに。
30分ほどぶらついていよいよ最後の乗り物
ケーブルカーに乗車。
このケーブルカーの先端には工事用荷物を載せる台が付いていて、
7分でアルペンルートの終点、立山駅に到着。
ここでまた他の乗客たちはみな富山地方鉄道に乗り換えてしまうが、我々はここで一泊するので迎えの車の手配をお願いしてあった。
ところが駅の到着時間を連絡してあったのになかなか迎えがやってこない。
仕方がないのでもう一度電話すると「バタバタしていたので忘れちゃったみたいです」って、大丈夫かいな。
またしばらく待って、ようやく来てくれた車で5分ほど。
最後の一泊に選んだのは立山国際ホテル。立派な構えの宿だけれど、チェックインはまたもたもたしていてなんとも心もとない。しかし見ているとどうやら皆さんクーポンやらキャンペーンやら利用していて、あとで聞くとGo Toの上に地域の振興策が重なって現場は大変らしい。
やっとチェックインを済ませると部屋は年季が入っているがなかなか広い。
窓の向こうはスキー場らしく、スキージャンプの施設も見える。
その斜面になにやら黄色い部分があるので何があるのか確かめに行ってみることに。
玄関にはこんな注意が貼ってあって、いろいろな意味でなかなかワイルドな国際ホテルだ。
山から下りてくるとさすがに暑くて、汗をかきながらスキー場まで歩いてみると
これはBlack-eyed Susanという花だろう。わざわざ植えたのか、一面の黄色。
途中には温泉の汲み上げ設備があって、今夜ここに投宿したのはこのため。
というわけでホテルに戻ったらお風呂へ。(写真はHPより)
広くてきれいな浴室なのだが残念ながらお湯は塩素消毒、しかも家族連れのお客さんがにぎやかで、最近は鄙びた秘湯ばかり行っていたのでやっぱりこういう所は苦手だ。
夕食は普通ならば食事処なのだが、コロナ対策のためということで
宴会場にスペースを十分とってテーブルが配置されている。
料理少な目コースにしたが、立山ポークや氷見うどん、ゲンゲの唐揚げなどの食事は可もなし不可もなし。
しかし十分に運動したおかげか、夜はぐっすり眠れた。
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