Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

パリの休日 1 ルーブル美術館

2018-07-07 00:31:41 | ヨーロッパ
先日のパリ出張、せっかくなので1日はフリーで久しぶりに街歩きをさせていただいた。

ホテルから歩いてすぐにシャンゼリゼ通り。
 
凱旋門の前では世界中からの人々がセルフィーにいそしみ、ヴィトン本店前にはほぼ中国系とおぼしき行列ができている。

ここからは地下鉄。
 一日乗車券は12ユーロで、市中心部は1乗車1.9ユーロなので元を取るのは大変なのだが、いちいち切符を買うのが面倒なので買ってしまった。

 
ルーブル美術館駅を出ると目の前にリシュリュー口。
 開館時間の9時入場のオンライン・チケットを買っていたのでここの入場口に並んだが、朝一番から団体客などでこの混雑。
しかし入場が始まると荷物検査があるだけで、ここではチケットを見ることもない。本来はチケットを持っていないとここから入れないはずだが、これなら誰でも入れちゃうんじゃないの?

 
ガラスピラミッドの下に出たらとりあえず「ポール」でパンとコーヒーを買って朝ご飯。

腹ごしらえができたところでいざ出陣。
今回のテーマはルーブルの中でも人の少ない所を見ること、なので特に見たかったところへまずは直行。

2012年にできたイスラム美術展示室。
 
以前は中庭だった所に増築された展示室は大きな半透明の天井で覆われて明るい。
思ったよりも小さな展示スペースだが、各地からの陶器やら木工、金属加工品などがゆったり配置され、
 
ラクダの陶器や動物型香炉がかわいい。

 実はこの下にももう1フロア展示室があって、上からモザイクフロアだけが覗けるのだが、おそらく絨毯などが展示されていると思われている部分はこの日はクローズ。
広いルーブルは曜日によって部分的にクローズされてしまうところがあるので、一日しか来られない観光客は運が悪いと見たいものが見られないことになる

ここから移動した先はまたマイナーな中世ヨーロッパ彫刻の部屋。
 
むき出しの石の天井が展示物の雰囲気にピッタリで
  
北方の教会彫刻の多いここはいい!

 
ここから広い館内を移動して行くと
 
ニケやビーナスのまわりは黒山の人だかり。

フランスやイタリア絵画部門には近寄りもしないで古代オリエント部門に入ると
 
おお、シリアのダマスカス国立博物館で見たのと同じ、パルミラのお墓の彫像類がこんな所にも。

その先がこれも見たかった、イランはスーサのダレイオス1世宮殿の煉瓦装飾。
  
 
ベルリンのペルガモン博物館にも同じものが展示されていてどちらも見事だが、その分イランの遺跡は裸にされてしまったと言うことだろう。

 
さらに古いメソポタミア文明の展示品の中にはかわいいおもちゃなどもあって、ここいらへんも細かいものまで面白い。

もうだいぶへばって来たので、これでおしまいにしようと最上階にある北ヨーロッパ絵画の部屋へ。
  
  
ファン・アイクやらファン・デル・ワイデンやら、おなじみの画家の傑作ばかり。
しかしここも人は少なくて、ゆっくり見られるのがなんとも贅沢。

フェルメールを収蔵している部屋がまたもクローズで無念だったが、半日でもう気力が尽きた。
 
ルーブルは巨大なだけでなく、移動に階段を上がったり下りたりが多くて、ここは足腰が弱ったらもう来られないと実感。
また見たいものはたくさんあるが、次はいつ来られることか。

ルーブルを出たらまた地下鉄に乗って、今度はバスティーユで下車。
 ロータリーの向こうに見えるのは新しいオペラ座だけれど
 
こちら側の緑道沿いにはマルシェが立っている。

 
八百屋さんやチーズ屋さん、肉やら魚やら衣類や雑貨までいろいろあって
 お惣菜などを売る店もいくつか。

そこで本日のお昼はイケメンのおにいさんがおやじさんとやっているアラブ屋台で
 
ファラフェル・サンド。これ一つでおなかいっぱい。

この市場でチーズを買おうと思っていたのだが、お昼を食べているうちに1時を回ってしまい、屋台は次々に店じまいをしてしまって買いそびれた。残念。


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コメント (4)
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