Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

奥鬼怒温泉 八丁の湯

2009-05-30 03:55:19 | 国内旅行
いつもの温泉旅仲間、今回は栃木県の奥鬼怒を手配。

ところが前日になって1名は家族の病気でキャンセル、もう1名はなんと、会社の人が新型インフルエンザの可能性があるので外出禁止令が出たとか。新型インフルエンザ、こんな所にまで影響するとは思いもよらなかった。

と言うわけで今回はおとなしい(?)二人旅。
新宿まで乗り入れた東武スペーシアに乗って、新宿弁当を食べつつ鬼怒川へ向かう。
 
新宿駅限定発売というこのお弁当、見た目は地味だが中央線沿線の素材を使っているとやらでとてもおいしい。

2時間の列車の旅で鬼怒川駅到着。
 
ここはどうも鬼のキャラクターを売り出そうとしているようだが、いまいちかわいくない。

駅前からは市営バスに乗って夫婦渕まで1時間45分。
 山奥へ入っていくと途中にはダムが3つもある。

終点の夫婦渕まで行くと、今度は宿のバスが迎えに来てくれる。
 日光国立公園内を行く林道、宿の車以外は通行禁止なのだ。

緑の中を走ること25分、やっと今夜のお宿に到着。
栃木県奥鬼怒温泉郷ー八丁湯公式サイト

 
入り口と本館はいかにも昔ながらの山の宿。
 しかしその手前には思いがけずきれい(失礼!)なログハウスが並んでいてびっくり。
 
我々の部屋はバルコニーも付いたこちら。16畳もあり、ウォシュレットと洗面台も付いている。テーブル一つとテレビ以外には何もないけど。

お茶を一杯いただいたら早速お風呂へ。夕食が5時半からなので忙しいのだ。

 本館から伸びる廊下の先にはレストハウスがあり、向こう側には露天風呂が並んでいる。
  
昭和4年に造られたという浴槽の下にもう一つ岩風呂があり、その正面には瀧が見える。さらに瀧の脇の小高い所にも小さなお風呂があって
 入っている人は皆猿のように縁にぶら下がる。

さて上の写真、これは人の入っていない朝に写したもの。夕方には殿方が一杯で、その開放的なお姿は外から丸見え。でこれらの露天風呂、実は混浴なのだが、明るい時分にここに裸で入るのは女性としては相当勇気がいる。

なのでメタボ腹からは目をそらしつつ、脇をすり抜けて女性専用露天風呂へ。
 こちらも十分広いし、ちゃんと瀧も見える。
お湯はやや熱めで、透明だが湯口に近づくと硫黄のにおいがし、湯の花がたくさん舞っている。まわりの新緑がきれいで、気持ちいいなあ。

 こちらは内湯。と言っても正面には壁がないので半露天。こちらの方が硫黄のにおいが強くして温泉らしいかもしれない。

そうこうしているうちにすぐ5時半。
食堂に行って名前の書かれたお膳の前に座る。
 
おしぼりやごはん、お茶はセルフサービス、焼きたての魚とお味噌汁だけ持ってきてくれる。焼きたてのヤマメだかイワナだかはおいしかったが、他はあまり特徴がなくて可もなく不可もなし。

お風呂に入り、お腹がいっぱいになってテレビを見ていたらうとうとしてしまう。
寝る前にもう一風呂行こうかとバルコニーに出てみると星がとてもきれいに見える。天の川まで見えそうな星空は久しぶり、バルコニーの電気を消せばもっとよく見えるはず、と思うがどこを探してもスイッチがない。

実はこの部屋、調節の効かないものがもう一つあって、それは到着した時からついていた暖房。標高1400メートルなので今の時期でも朝晩は必要なのだろうが、これがまた温度調節のつまみはおろか、切るためのスイッチも見当たらない。
どうも全館一括管理のようで、あまりにも暑いので宿の人に言ったら、「扇風機ならお貸しできます」だって。

とにかくもう一風呂、と真夜中に露天に行くと幸い他に人はいない。
 だれも来ないうちに、と瀧の脇のお風呂に入ってみたが、残念ながら頭上に木の枝が張り出していて星空がよく見えない。泉質にも違いはなさそうなので、結局落ち着く女風呂に移動した。

自分達で布団を敷き、暑さで寝苦しい夜を過ごした翌朝の朝食。
 なんとなく手をかけられた気がしないのが寂しい。

もともとここは電気も何もない、山を歩く人のための宿だったところ。今も温泉に入りに来るというよりはハイキングのために泊まるのが本来の使い方なのだろう。だからサービスや食事で贅沢を言ってはいけないのかもしれないが、前回の鉛温泉の1万円に比べてここが11,700円というのはねえ。

まあとにかく温泉は楽しんだし、あとは新緑を楽しもうと9時に宿をチェックアウトした。


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コメント (2)
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