Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

山形交通 べにばな号

2008-08-03 21:05:09 | 国内旅行
肘折温泉の朝は早い。5時半から朝市が始まるというので、我々もがんばって6時前に起きる(普段だったらへたしたらまだ寝ていない・・・)。

たいして大きくない温泉街の中心へ行くと、いるいる、早朝から浴衣やパジャマ姿の湯治客の群れ。
  
この温泉には自炊の湯治宿もまだたくさんあるので、野菜や漬物、たらこなどを売っている。売り子もお客も平均年齢は70才以上。お土産屋さんもみんな営業しているし、朝から皆さん元気だ。
 朝市の戦利品はお吸い物に切り干し大根、きなこのついたかわいい粽は何も入っていないもち米だった。

宿の内湯でゆっくり朝風呂を楽しみ、部屋からお向かいの共同浴場を見張っていると、8時5分前におばさんが出勤。誰もいないうちに入れてもらおうと、鍵を開けるのを隣で待つ。
 
 一番風呂ゲット!
浴場にはカランも何もないが、浴槽には青みがかった透明なお湯があふれ、縁にはお地蔵様が立っている。宿の黄みがかって金気くさいお湯とはまったく違う温泉。ここもちょっと熱めで、出た後はしばらく汗が止まらない。

朝からお風呂を堪能して、9時からやっと朝ごはん。
 また山菜がいろいろあって
 温められたこのお豆腐がおいし~。特に左下の小鉢の「だし」というのをかけて食べると最高。「だし」というのは山形独特の料理で、きゅうりやナス、みょうが、オクラなどを細かーいみじん切りにして、カツオ節や醤油で味付けしたもの。いかにもご飯をおいしく食べるおかずだ。

納豆や味付け海苔など、出来合いのおかずは一つもつかない朝ごはんに満足し、コーヒーをいただいたらチェックアウト。
タクシーを呼んでもらって最上川下りの舟の出る古口まで行く。

ここからは山形交通の観光バス「べにばな号」のコース。バスは山形駅から出発しているのだが、我々は途中から合流したわけ。
山交バス/予約制会員バス

待合所でかわいいバスガイドさんに迎えられ、お弁当をピックアップしたら乗船。
  
夏休みのせいか、舟は満席の盛況だ。
 でこの舟で草薙の船着場まで1時間かけていくのだが、結論から言おう、この川下りはつまらない。
時期もあるだろうが、7月のこの区間では急流の所はないし、ここが難所です、と言われてもぴんと来ない。時間つぶしのためか、たった1時間の行程の途中で浮き桟橋のお土産屋にまで寄るし、がんばっていたのは退屈させないようずっとしゃべりっぱなしの船頭さんだけ。
 あ、このお弁当もおいしかったけど。

最近は中国や韓国のお客さんもたくさん来ると船頭さんが言っていたが、評判はどうなんだろうか。

船を下りたらバスに乗って次は羽黒山に向かう。大きな観光バスだが、乗ったらお客さんは我々4人組を入れてやっと7人。と言うことはここまではたった3人のお客。大丈夫か、山形交通。

すぐに到着する羽黒山の出羽三山神社は羽黒山、月山、湯殿山を合祀した神社。
 江戸時代に建てられたと言う本殿は屋根の茅葺が2メートルもの厚みがあるとかで大迫力。
  
軒下で邪悪が入り込むのを見張っていると言うこれ↑(名前を忘れた)に夢中になる。

またバスに乗って、山の麓にある五重塔へ。
 国宝になっている築600年の木造建築は渋い!

しかし山の中とは言え、標高の低い羽黒山の杉木立の中は蒸し暑くて、バスから五重塔までのちょっとした行き来でへばってしまう。
そんなわけでここから寒河江までの道のりはお昼寝タイム。実は途中の景色が素晴らしかったらしいのだが、まったく知らずに寝こけてしまった。もったいない。

観光バスの最後の立ち寄り先は道の駅「さがえチェリーランド」。ここの巨大な土産物センターの横には怪しげな音楽の流れる「トルコ館」がある。
 チェリーつながりで寒河江市とトルコのどこかの町が姉妹都市になっているかららしいが、この唐突さには笑ってしまう。中の土産物屋のトルコ人も所在無げだった。

17時半には無事、山形駅に到着。
新幹線に乗る前にまたコンビニでお土産調達。
 さくらんぼカレーはこれからのお楽しみ。ずんだプリッツはこれは傑作。山形に行ったら絶対おすすめ。

今回も大満喫の温泉旅行。
Kさん、Tさん、Aさん、次回も山形方面でよろしく!


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コメント
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