
思いのほか、スクワイアストラトのモディファイがうまくいって、音的には満足してしまいました。まあ自分程度の腕にはこれで充分かなあと。ボディにしろピックアップにしろ、低いレベルでまとめてる感じだと思うので、実際のバンドだと抜けない、とかあるとは思いますけどね。
ここ最近、楽器屋で何本かストラト(Fender USA、Mexicoなど)の試奏はしていたのですが、どれ弾いても「これで充分だなあ」的な感想しか出てこないんですね。もちろんピックアップの違いとかで、味付けの違いはあるのは分かるし、比較してこっちのがいいかな、程度はありますけど。
でもそれ以前に、ギタリストとしての経験値が足りてないんだと思います。本当にいい音とは何か?それに対して何が足りないか?ここは秀でてるか?とかの認識が無いんですね。凄いヴィンテージとかを一度弾いてみれば違うのかな?
まあ、死ぬまでに70年代あたりの本家フェンダーが欲しいなあ、ってくらいですかね。70年代の弾いて凄え音だ!って経験も無いですが、佇まいを含めて、やっぱり古い楽器が好きなので。ストラトの場合、それ以前の年代は手が出ませんから(笑)。
結局、エレキギターの出音に関わる重要な要素って、音作りも含めたギタリストの腕が7割くらいで、機材はあとの3割くらいしかないんじゃないでしょうか。
ならせっせと練習しろって話ですよね。
(ちなみに、ベースの場合は8割以上が腕だと思います)
3割を構成する機材のうち、まあ6割くらいはアンプに依るような気もします。アンプシミュレータ通すと上手く聴こえるのはそのせいで。アンプの設定、使い方は「ギタリストの腕」に依るわけですが、そこはプリセットで済んでいますから。
残りの4割がギター本体として、そのギターの構成要素で大切なのはなんでしょうね。ピックアップ?
まずは、ギターの構造だと思います。木材がなんであれ、ストラトはストラトらしさ、レスポールはレスポールらしさが最低限あると思います。テレ、SG、335、なんでもそうです。ピックアップはその後かな?
前にネットで面白い意見を見たんですが、揚げ物で言ったらピックアップは衣だと。シングルとハムの差は、エビ天とエビフライの差みたいなもんで、本体のエビが重要、みたいなものでした。
そうすると、本体の木材の違いは産地だとか、車エビとバナメイエビの違いだとか、配線材なんかは衣の塩加減か、とかね。考えるとなかなか面白いです。いずれにしても、料理人の腕が一番なのも同じですし。ん?食べる人の舌か?まあどっちでもいいんですが。
だから、コンデンサがどうだとか配線材がどうだとか、もう本当に微々たる要素だとは思うんですよ。
…でも、それが楽しいんだから仕方ないですね(笑)
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