[期日不明 時刻不明(真夜中) 天候:不明 東京都墨田区菊川 愛原のマンション]
リサはふと夜中に目が覚めた。
それは、下半身を何者かに弄られていたからである。
真冬ながら半袖の体操服にブルマを穿いて寝ていたリサだったが、そのブルマがショーツと一緒に脱がされ、下半身が裸になっていた。
そして、その露わになった性器を弄る手。
最初は絵恋が夜這いでもしているのかと思った。
絵恋と、そういうエロ小説を読んだことがあるからである。
隣で寝ていて、わざわざこっそり夜這いというのも変な話だが、すぐにリサは気づいた。
リサ「いぃっ!?」
弄り方が絵恋のものではない。
いきなりクリトリスを摘ままれ、リサは悶絶した。
そして、布団の中から臭って来る男の匂い。
残念ながらそれは愛原の匂いではなかった。
かといって、高橋のものとも違う。
暗闇の中に怪しく光る赤い瞳が2つ。
リサ「お前……!!」
それは、あの鬼の男だった。
[1月2日02時12分 天候:曇 愛原のマンション]
リサ「……は!」
そこでリサは目が覚めた。
絵恋「リサさん、大丈夫?」
隣で寝ていた絵恋が、心配そうに声を掛けてくる。
リサ「あ……ああ……」
リサは自分の下半身を触ってみた。
ちゃんとブルマを穿いていた。
絵恋「悪い夢でも見たの?汗びっしょりよ?」
リサ「そ、そうだ。そうだよ……」
絵恋「ね、シャワー浴びましょう。このままだと、リサさん風邪を引くわよ?」
リサ「……鬼は風邪なんか引かない。……けど、汗でベトベトするから、シャワーは行く」
絵恋「お供します!」
リサ「エレンは寝てていいよ。わたしのせいで、起こしたみたいだし」
絵恋「全然、気にしなくていいのよ。着替え、用意してあげるからね」
リサ「自分で用意するって」
絵恋「いいからいいから」
部屋の中には、段ボール箱が積まれていた。
引っ越しが迫っている為、ある程度の準備は進めている。
絵恋「これでいいかしら?」
絵恋はオーソドックスな白い体操服と紺色のブルマを取り出した。
因みに今穿いているのは、エンジ色のブルマである。
リサ「先生が見て喜ぶヤツね」
リサはそれにプラス換えの下着も用意すると、バスルームに向かった。
絵恋「さすがに寒いねぇ……」
絵恋はジャージを着ていた。
脱衣所でそれを脱ぐと、さすがに下はリサと同じ体操服とエンジ色のブルマを穿いていた。
リサ「寝てていいのに」
絵恋「ダーメ。私がリサさんの体、洗ってあげるんだから」
リサ「ああ、そう……」
2人の少女は一糸纏わぬ姿になると、バスルームの中に入っていった。
[1月2日08時00分 天候:晴 愛原のマンション]
正月2日目の朝食は、高橋とパールが餅を焼き、雑煮を作った。
愛原「仙台の実家では、餅を雑煮に中に入れないんだよね」
高橋「えっ?仙台じゃ、餅を入れないんですか?」
愛原「うちだけかもな。その代わり、ずんだ餅とか作ってたけど」
高橋「そうでしたか。明日、作りますね」
愛原「それは楽しみだな」
と、そこへ愛原のスマホが鳴りだした。
愛原「ん?あれ?善場主任からだ。もしもし?」
愛原は電話に出ると、自分の部屋に戻って行った。
絵恋「愛原先生も、お正月休み返上かしら?」
高橋「先生は信頼されてるから、お忙しいんだよ」
高橋は、まるで自分の事のように自慢した。
リサ「善場さんからってことは、鬼の男に関する話かな?」
絵恋「そう、かもね……」
絵恋はリサから、夢の話を聞いた。
鬼の男から強制猥褻を受けていたという夢の内容に憤慨していたが。
リサ(夢の中のわたしは、どうして抵抗しなかったんだろう?そりゃあ、いきなりクリ掴まれたけど……)
しばらくして、愛原が戻って来た。
高橋「何かありましたか?」
愛原「今日、緊急の話があるらしい。10時頃、デイライトさんの事務所に着けるようにするぞ」
高橋「車、用意した方がいいですよね?」
愛原「ああ。頼む」
高橋「分かりました」
リサ「わたしも行くの?今日は外出禁止じゃ?」
愛原「ちょっと事情が変わった。車でこっそり行くから、用意してくれ」
リサ「分かった!」
部屋に閉じこもっているよりは外に出たいリサは、逆に少し嬉しかった。
だが、深刻な顔をしている愛原を見ると、表立って喜ぶことができなかった。
絵恋「私は……」
愛原「ここにいる皆に関わることだから、全員来てほしいとのことだ」
パール「私もですか?」
愛原「ああ、そうだ」
高橋「一体、姉ちゃん達は何をしようってことなんですか?」
愛原「それをこれから話すから、デイライトの事務所まで来てほしいということだ。どうやら、BSAAが動いてくれることになったらしい」
高橋「おおっ!それに協力しろってことっスね!?」
愛原「そういうことだ。だが、鬼の男の被害は深刻だ。最近も昨夜は、埼玉で被害が相次いだらしい」
高橋「また食い殺されたんスか!?」
愛原「せっかくの朝飯が不味くなるから詳しくは言えないが、結論はそうだ。警察も翻弄されているし、ようやく鬼の男がBOWの一種だと分かったことで、ついに軍隊が動く運びとなったわけだ」
高橋「それで、俺達はどう協力しろと?一緒に戦えってことっスか?」
愛原「いや、違う。ただ、作戦には協力して欲しいということだ。その作戦というのが、かなり大がかりなものになるらしい」
高橋「無事に引っ越し、できるんスかね?」
絵恋「作戦協力にかこつけて、もう少し私が滞在できるなんてことは……」
愛原「あー、それは無い。絵恋さんには予定通り、沖縄行きの飛行機に乗ってもらう」
絵恋「それは残念……」
愛原「作戦決行のタイミングは、むしろ絵恋さんのフライトに合わせるようなものだから。期待通りに飛行機に乗ってくれよ?」
絵恋「ええっ!?」
果たして、BSAAの作戦とは一体……?
リサはふと夜中に目が覚めた。
それは、下半身を何者かに弄られていたからである。
真冬ながら半袖の体操服にブルマを穿いて寝ていたリサだったが、そのブルマがショーツと一緒に脱がされ、下半身が裸になっていた。
そして、その露わになった性器を弄る手。
最初は絵恋が夜這いでもしているのかと思った。
絵恋と、そういうエロ小説を読んだことがあるからである。
隣で寝ていて、わざわざこっそり夜這いというのも変な話だが、すぐにリサは気づいた。
リサ「いぃっ!?」
弄り方が絵恋のものではない。
いきなりクリトリスを摘ままれ、リサは悶絶した。
そして、布団の中から臭って来る男の匂い。
残念ながらそれは愛原の匂いではなかった。
かといって、高橋のものとも違う。
暗闇の中に怪しく光る赤い瞳が2つ。
リサ「お前……!!」
それは、あの鬼の男だった。
[1月2日02時12分 天候:曇 愛原のマンション]
リサ「……は!」
そこでリサは目が覚めた。
絵恋「リサさん、大丈夫?」
隣で寝ていた絵恋が、心配そうに声を掛けてくる。
リサ「あ……ああ……」
リサは自分の下半身を触ってみた。
ちゃんとブルマを穿いていた。
絵恋「悪い夢でも見たの?汗びっしょりよ?」
リサ「そ、そうだ。そうだよ……」
絵恋「ね、シャワー浴びましょう。このままだと、リサさん風邪を引くわよ?」
リサ「……鬼は風邪なんか引かない。……けど、汗でベトベトするから、シャワーは行く」
絵恋「お供します!」
リサ「エレンは寝てていいよ。わたしのせいで、起こしたみたいだし」
絵恋「全然、気にしなくていいのよ。着替え、用意してあげるからね」
リサ「自分で用意するって」
絵恋「いいからいいから」
部屋の中には、段ボール箱が積まれていた。
引っ越しが迫っている為、ある程度の準備は進めている。
絵恋「これでいいかしら?」
絵恋はオーソドックスな白い体操服と紺色のブルマを取り出した。
因みに今穿いているのは、エンジ色のブルマである。
リサ「先生が見て喜ぶヤツね」
リサはそれにプラス換えの下着も用意すると、バスルームに向かった。
絵恋「さすがに寒いねぇ……」
絵恋はジャージを着ていた。
脱衣所でそれを脱ぐと、さすがに下はリサと同じ体操服とエンジ色のブルマを穿いていた。
リサ「寝てていいのに」
絵恋「ダーメ。私がリサさんの体、洗ってあげるんだから」
リサ「ああ、そう……」
2人の少女は一糸纏わぬ姿になると、バスルームの中に入っていった。
[1月2日08時00分 天候:晴 愛原のマンション]
正月2日目の朝食は、高橋とパールが餅を焼き、雑煮を作った。
愛原「仙台の実家では、餅を雑煮に中に入れないんだよね」
高橋「えっ?仙台じゃ、餅を入れないんですか?」
愛原「うちだけかもな。その代わり、ずんだ餅とか作ってたけど」
高橋「そうでしたか。明日、作りますね」
愛原「それは楽しみだな」
と、そこへ愛原のスマホが鳴りだした。
愛原「ん?あれ?善場主任からだ。もしもし?」
愛原は電話に出ると、自分の部屋に戻って行った。
絵恋「愛原先生も、お正月休み返上かしら?」
高橋「先生は信頼されてるから、お忙しいんだよ」
高橋は、まるで自分の事のように自慢した。
リサ「善場さんからってことは、鬼の男に関する話かな?」
絵恋「そう、かもね……」
絵恋はリサから、夢の話を聞いた。
鬼の男から強制猥褻を受けていたという夢の内容に憤慨していたが。
リサ(夢の中のわたしは、どうして抵抗しなかったんだろう?そりゃあ、いきなりクリ掴まれたけど……)
しばらくして、愛原が戻って来た。
高橋「何かありましたか?」
愛原「今日、緊急の話があるらしい。10時頃、デイライトさんの事務所に着けるようにするぞ」
高橋「車、用意した方がいいですよね?」
愛原「ああ。頼む」
高橋「分かりました」
リサ「わたしも行くの?今日は外出禁止じゃ?」
愛原「ちょっと事情が変わった。車でこっそり行くから、用意してくれ」
リサ「分かった!」
部屋に閉じこもっているよりは外に出たいリサは、逆に少し嬉しかった。
だが、深刻な顔をしている愛原を見ると、表立って喜ぶことができなかった。
絵恋「私は……」
愛原「ここにいる皆に関わることだから、全員来てほしいとのことだ」
パール「私もですか?」
愛原「ああ、そうだ」
高橋「一体、姉ちゃん達は何をしようってことなんですか?」
愛原「それをこれから話すから、デイライトの事務所まで来てほしいということだ。どうやら、BSAAが動いてくれることになったらしい」
高橋「おおっ!それに協力しろってことっスね!?」
愛原「そういうことだ。だが、鬼の男の被害は深刻だ。最近も昨夜は、埼玉で被害が相次いだらしい」
高橋「また食い殺されたんスか!?」
愛原「せっかくの朝飯が不味くなるから詳しくは言えないが、結論はそうだ。警察も翻弄されているし、ようやく鬼の男がBOWの一種だと分かったことで、ついに軍隊が動く運びとなったわけだ」
高橋「それで、俺達はどう協力しろと?一緒に戦えってことっスか?」
愛原「いや、違う。ただ、作戦には協力して欲しいということだ。その作戦というのが、かなり大がかりなものになるらしい」
高橋「無事に引っ越し、できるんスかね?」
絵恋「作戦協力にかこつけて、もう少し私が滞在できるなんてことは……」
愛原「あー、それは無い。絵恋さんには予定通り、沖縄行きの飛行機に乗ってもらう」
絵恋「それは残念……」
愛原「作戦決行のタイミングは、むしろ絵恋さんのフライトに合わせるようなものだから。期待通りに飛行機に乗ってくれよ?」
絵恋「ええっ!?」
果たして、BSAAの作戦とは一体……?
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