[7月29日08:37.天候:曇 神奈川県相模原市緑区 JR藤野駅]
高尾駅から先は様相が一変し、一気に雰囲気が山岳ローカル線と化すという話は前回藤野に電車で行った時も語ったと思う。
なので、ここでそういう話は省略したい。
大正時代には既に開通していた区間であり、無限列車もこの路線を通ったのかと思うと感慨深いものがあり、とても歴史の深い所である。
山岳区間に入るということはトンネルの多い区間でもあるということで、長短様々な長さのトンネルを通過することになる。
尚、野岩鉄道線やJR飯田線などのように、トンネルの中に駅やホームがあるという事は無い。
よくアニメや映画なんかでは、こういうトンネルの多い所を走ると、そこで何か展開が待っているというのがセオリーで、私も敵側のBOWが襲撃してくるんじゃないかと思って警戒していたが、そんなことはなかった。
〔「まもなく藤野、藤野です。お出口は、右側です。電車のドアは、自動で開きます。ドア付近にお立ちのお客様、開くドアにご注意ください」〕
中央快速線内では自動で開閉するドアも、高尾以西は半自動ドアになる。
ドア横に開閉ボタンが付いているのは、そこで使う為だ。
しかし今は保温効果よりもコロナ禍による換気促進が優先されている為、半自動運用を中止しているもよう。
JR東日本管内では、ワンマン列車を除いてそうなっている。
愛原:「案外大丈夫だったな」
高橋:「そうですね。意外とトンネルの中で、リサみたいな化け物が襲って来るかもと思っていたんスけど……」
リサ:「私みたいな、って何よ?」
高橋:「リサ・トレヴァーの亜流みたいなヤツだよ。最近見ないっスね」
愛原:「そうだな。きっと、BSAAや“青いアンブレラ”が根こそぎ退治してくれてるんだろう」
そう考えると、いかにリサが特別扱いされているのかが分かる。
何しろ……。
愛原:「あれじゃ、テロ組織も襲って来れんよ」
高橋:「確かに」
トンネルを出ると、BSAAのヘリコプターが低空飛行していた。
私達の護衛の為に追っているのだとすぐに分かる。
テロリストが現れようものなら、ヘリからの機銃掃射からの特殊部隊の降下作戦開始といったところか。
〔ふじの~、藤野~。ご乗車、ありがとうございます〕
久しぶりに藤野駅のホームに降り立った。
平場の少ない所に駅を作った為、ホームは狭い。
有効長を確保する為に、島式ホームでありながら、上下線を少しズラして互い違いにしているのだとか。
〔1番線、ドアが閉まります。ご注意ください。次の列車を、ご利用ください〕
電車は発車メロディを1コーラスも鳴らすことなく、すぐに発車していった。
帰りはボックスシートの電車にでも乗れればいいかなと思うが、もし仮にそれに乗れたとしても、そこに座れるかどうかまでは分からない。
リサ:「先生、残り少なくなった」
自動改札機をICカードで通過したリサがそう言った。
愛原:「ああ、分かった。後でチャージして……あ、いや、今ここでチャージしてあげるよ」
リサ:「おー!」
改札口を出ると、券売機に行ってリサのカードにチャージしてあげた。
リサ:「ありがとう」
愛原:「いやいや……。てか、俺もチャージしておくか」
この時、そうしておいて良かったと私は後で実感することになる。
駅を出て広場に出た。
高橋:「ここからどうするんですか?」
愛原:「タクシーで行こう」
私は駅前のタクシー乗り場に止まっているタクシーに乗ることにした。
黒塗りのプリウスが停車していた。
高橋は助手席に乗ってもらい、私達はリアシートに乗る。
愛原:「国家公務員特別研修センターまでお願いします」
運転手:「はい、分かりました」
車は静かに走り出した。
プリウスだと後ろはちょっと狭い。
少女2人だからいいが、大の大人が3人だと窮屈だろう。
それでもリサとは、くっつく形に……。
いや、待て。
助手席の後ろに座る私にリサがくっつき、そのリサに絵恋さんがくっつくような座り方をしていないか?
全く。
因みに天気は八王子市内よりも曇っており、今にも降り出しそうである。
直射日光は避けられているのだが、その分蒸し暑い。
車内のクーラーの風が心地良い。
このタクシーを追ってくる車がいるのかどうか分からないが、少なくともヘリが追尾しているのだけは分かった。
あのヘリは、まさか研修センターに着陸するのではないかとさえ思う。
[同日09:00.天候:曇 同区内 国家公務員特別研修センター]
運転手:「正門前でいいですか?」
愛原:「あ、はい。そこでお願いします」
堅く門扉の閉じられた正門前にタクシーが止まった。
料金はタクシーチケットで払う。
タクシーチケットは同じ種類ではなく、いくつかの種類があって使い分けられるようになっている。
タクシー会社ごとに使えるチケット、そうでないチケットがあるからだろう。
その間に高橋が降りて、トランクを開けてもらい、そこから荷物を降ろしていた。
運転手:「ありがとうございました」
愛原:「どうもお世話さま」
最後に領収書を受け取ってタクシーを降りた。
この辺りはタクシーアプリでタクシーが呼べるかどうか不明なので、地元のタクシー会社の連絡先が書かれている領収書は保管しておいた方が良い。
高橋:「先生、ピンポンっスか?」
愛原:「そうだ」
門扉は堅く閉ざされているので、その横の通用口から入る形になる。
もちろんそれも施錠されているので、横のインターホンを押す形となる。
守衛A:「はい、守衛所です」
愛原:「おはようございます。東京から参りました愛原と申します」
守衛A:「愛原さんですか。お連れの方の名前は?」
愛原:「高橋正義、愛原リサ、斉藤絵恋です」
守衛A:「はい、確認できました」
頭上の監視カメラが遠隔操作で動いたのが分かった。
私達をカメラで確認しているらしい。
高橋:「まるでムショの入口だな」
高橋がそう呟いた。
そして、電気錠がカチッと開く音がした。
守衛A:「どうぞ、お入りください」
愛原:「失礼します」
私は開錠されたドアを開けて中に入った。
高橋達も後ろから付いてくる。
ドアを閉めてまた鍵が掛けられた時、何だかホッとした。
いつの間にかヘリコプターも去って行った。
ここまで来れば、もう安全なのだろう。
守衛B:「おはようございます!それでは、こちらで入構手続きを」
守衛所から、水色の半袖シャツに制帽を被った守衛がにこやかに出て来た。
彼らは直接この研修センターで雇用されているので国家公務員であり、警備会社から派遣された警備員ではない。
愛原:「はい」
私達はもう何度かここに出入りしているので、要領については既に分かっていた。
所定の書類に記入し、手荷物検査を受けて入ることになる。
前と変わったのは、手荷物検査にX線検査が導入されたこと。
守衛C:「これは許可されたものですね。これはこちらでお預かりします」
所持している銃については、一時没収となった。
守衛B:「それではご案内します」
私達は守衛さんについて、敷地の奥へと向かう。
いつもなら宿泊施設のある本館へと向かうのだが、今回は違った。
高橋:「今日は本館じゃねーのかよ」
守衛B:「ええ。今回は別館になります」
愛原:「別館……」
前にリサと栗原蓮華さんが対決した体育館を挟んで、その別館はあった。
見た目には本館よりも新しい。
本館が3階建てなのに対し、こちらは2階建てだった。
こちらにはフロントが無い代わりに、エントランスのドアはカードキーで開けるタイプであった。
守衛B:「あちらがエレベーターです。地下の研究施設へは、あちらから向かって頂きます」
こちらにもエレベーターがあった。
試しにエレベーターに乗って、2階に行ってみることにする。
守衛B:「1階と2階の間はセキュリティカード無しで行き来できます。地下の施設に行く時のみ、セキュリティカードが必要です」
ここまで来ると、今度は緊張してくる。
テロリストからの安全は確保されている代わりに、自由度はほぼ軟禁状態であるからだ。
守衛B:「呼び出しがあるまで、部屋でお待ちください」
愛原:「分かりました。ありがとうございます」
部屋の造りは本館とは異なっていた。
木製の2段ベッドという所は同じだが、一部屋が二間に区切られている。
私と高橋、リサと絵恋に別れて寝られようになっているということか。
取りあえずは荷物を置いて、待機することにした。
高尾駅から先は様相が一変し、一気に雰囲気が山岳ローカル線と化すという話は前回藤野に電車で行った時も語ったと思う。
なので、ここでそういう話は省略したい。
大正時代には既に開通していた区間であり、
山岳区間に入るということはトンネルの多い区間でもあるということで、長短様々な長さのトンネルを通過することになる。
尚、野岩鉄道線やJR飯田線などのように、トンネルの中に駅やホームがあるという事は無い。
よくアニメや映画なんかでは、こういうトンネルの多い所を走ると、そこで何か展開が待っているというのがセオリーで、私も敵側のBOWが襲撃してくるんじゃないかと思って警戒していたが、そんなことはなかった。
〔「まもなく藤野、藤野です。お出口は、右側です。電車のドアは、自動で開きます。ドア付近にお立ちのお客様、開くドアにご注意ください」〕
中央快速線内では自動で開閉するドアも、高尾以西は半自動ドアになる。
ドア横に開閉ボタンが付いているのは、そこで使う為だ。
しかし今は保温効果よりもコロナ禍による換気促進が優先されている為、半自動運用を中止しているもよう。
JR東日本管内では、ワンマン列車を除いてそうなっている。
愛原:「案外大丈夫だったな」
高橋:「そうですね。意外とトンネルの中で、リサみたいな化け物が襲って来るかもと思っていたんスけど……」
リサ:「私みたいな、って何よ?」
高橋:「リサ・トレヴァーの亜流みたいなヤツだよ。最近見ないっスね」
愛原:「そうだな。きっと、BSAAや“青いアンブレラ”が根こそぎ退治してくれてるんだろう」
そう考えると、いかにリサが特別扱いされているのかが分かる。
何しろ……。
愛原:「あれじゃ、テロ組織も襲って来れんよ」
高橋:「確かに」
トンネルを出ると、BSAAのヘリコプターが低空飛行していた。
私達の護衛の為に追っているのだとすぐに分かる。
テロリストが現れようものなら、ヘリからの機銃掃射からの特殊部隊の降下作戦開始といったところか。
〔ふじの~、藤野~。ご乗車、ありがとうございます〕
久しぶりに藤野駅のホームに降り立った。
平場の少ない所に駅を作った為、ホームは狭い。
有効長を確保する為に、島式ホームでありながら、上下線を少しズラして互い違いにしているのだとか。
〔1番線、ドアが閉まります。ご注意ください。次の列車を、ご利用ください〕
電車は発車メロディを1コーラスも鳴らすことなく、すぐに発車していった。
帰りはボックスシートの電車にでも乗れればいいかなと思うが、もし仮にそれに乗れたとしても、そこに座れるかどうかまでは分からない。
リサ:「先生、残り少なくなった」
自動改札機をICカードで通過したリサがそう言った。
愛原:「ああ、分かった。後でチャージして……あ、いや、今ここでチャージしてあげるよ」
リサ:「おー!」
改札口を出ると、券売機に行ってリサのカードにチャージしてあげた。
リサ:「ありがとう」
愛原:「いやいや……。てか、俺もチャージしておくか」
この時、そうしておいて良かったと私は後で実感することになる。
駅を出て広場に出た。
高橋:「ここからどうするんですか?」
愛原:「タクシーで行こう」
私は駅前のタクシー乗り場に止まっているタクシーに乗ることにした。
黒塗りのプリウスが停車していた。
高橋は助手席に乗ってもらい、私達はリアシートに乗る。
愛原:「国家公務員特別研修センターまでお願いします」
運転手:「はい、分かりました」
車は静かに走り出した。
プリウスだと後ろはちょっと狭い。
少女2人だからいいが、大の大人が3人だと窮屈だろう。
それでもリサとは、くっつく形に……。
いや、待て。
助手席の後ろに座る私にリサがくっつき、そのリサに絵恋さんがくっつくような座り方をしていないか?
全く。
因みに天気は八王子市内よりも曇っており、今にも降り出しそうである。
直射日光は避けられているのだが、その分蒸し暑い。
車内のクーラーの風が心地良い。
このタクシーを追ってくる車がいるのかどうか分からないが、少なくともヘリが追尾しているのだけは分かった。
あのヘリは、まさか研修センターに着陸するのではないかとさえ思う。
[同日09:00.天候:曇 同区内 国家公務員特別研修センター]
運転手:「正門前でいいですか?」
愛原:「あ、はい。そこでお願いします」
堅く門扉の閉じられた正門前にタクシーが止まった。
料金はタクシーチケットで払う。
タクシーチケットは同じ種類ではなく、いくつかの種類があって使い分けられるようになっている。
タクシー会社ごとに使えるチケット、そうでないチケットがあるからだろう。
その間に高橋が降りて、トランクを開けてもらい、そこから荷物を降ろしていた。
運転手:「ありがとうございました」
愛原:「どうもお世話さま」
最後に領収書を受け取ってタクシーを降りた。
この辺りはタクシーアプリでタクシーが呼べるかどうか不明なので、地元のタクシー会社の連絡先が書かれている領収書は保管しておいた方が良い。
高橋:「先生、ピンポンっスか?」
愛原:「そうだ」
門扉は堅く閉ざされているので、その横の通用口から入る形になる。
もちろんそれも施錠されているので、横のインターホンを押す形となる。
守衛A:「はい、守衛所です」
愛原:「おはようございます。東京から参りました愛原と申します」
守衛A:「愛原さんですか。お連れの方の名前は?」
愛原:「高橋正義、愛原リサ、斉藤絵恋です」
守衛A:「はい、確認できました」
頭上の監視カメラが遠隔操作で動いたのが分かった。
私達をカメラで確認しているらしい。
高橋:「まるでムショの入口だな」
高橋がそう呟いた。
そして、電気錠がカチッと開く音がした。
守衛A:「どうぞ、お入りください」
愛原:「失礼します」
私は開錠されたドアを開けて中に入った。
高橋達も後ろから付いてくる。
ドアを閉めてまた鍵が掛けられた時、何だかホッとした。
いつの間にかヘリコプターも去って行った。
ここまで来れば、もう安全なのだろう。
守衛B:「おはようございます!それでは、こちらで入構手続きを」
守衛所から、水色の半袖シャツに制帽を被った守衛がにこやかに出て来た。
彼らは直接この研修センターで雇用されているので国家公務員であり、警備会社から派遣された警備員ではない。
愛原:「はい」
私達はもう何度かここに出入りしているので、要領については既に分かっていた。
所定の書類に記入し、手荷物検査を受けて入ることになる。
前と変わったのは、手荷物検査にX線検査が導入されたこと。
守衛C:「これは許可されたものですね。これはこちらでお預かりします」
所持している銃については、一時没収となった。
守衛B:「それではご案内します」
私達は守衛さんについて、敷地の奥へと向かう。
いつもなら宿泊施設のある本館へと向かうのだが、今回は違った。
高橋:「今日は本館じゃねーのかよ」
守衛B:「ええ。今回は別館になります」
愛原:「別館……」
前にリサと栗原蓮華さんが対決した体育館を挟んで、その別館はあった。
見た目には本館よりも新しい。
本館が3階建てなのに対し、こちらは2階建てだった。
こちらにはフロントが無い代わりに、エントランスのドアはカードキーで開けるタイプであった。
守衛B:「あちらがエレベーターです。地下の研究施設へは、あちらから向かって頂きます」
こちらにもエレベーターがあった。
試しにエレベーターに乗って、2階に行ってみることにする。
守衛B:「1階と2階の間はセキュリティカード無しで行き来できます。地下の施設に行く時のみ、セキュリティカードが必要です」
ここまで来ると、今度は緊張してくる。
テロリストからの安全は確保されている代わりに、自由度はほぼ軟禁状態であるからだ。
守衛B:「呼び出しがあるまで、部屋でお待ちください」
愛原:「分かりました。ありがとうございます」
部屋の造りは本館とは異なっていた。
木製の2段ベッドという所は同じだが、一部屋が二間に区切られている。
私と高橋、リサと絵恋に別れて寝られようになっているということか。
取りあえずは荷物を置いて、待機することにした。
こちらは震度2でしたので、全然大丈夫です。
A宮家のせいで皇族に対するイメージはガタ落ちです。
某ジャニーズの2人の結婚は素直に「おめでとう」と言えるのに、こちらは【お察しください】。
しかも岸田新総裁は、特定アジアに対しては厳しい態度を取らない主義なんですって?
こちらの方が懸念ですよ。
某ブログの河童さん。
あれだけ、「俺様の功徳を称えよ!称えないヤツは怨嫉謗法だ!」と言ってたくせに、いざ大沢さんが功徳を語っても、何の称賛もしないことが気になりました。
震源が日本海中部なのに太平洋側が揺れるなんて。
ところで総裁選,とりあえず「女系天皇」容認は
回避できたようで一安心ですね?