紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

書のチカラ

2009年01月30日 | 美術館・博物館
「文字の力・書のチカラ」展という新聞記事をふと見つけ、翌日には東京丸の内の出光美術館に向かっている自分の姿...。こういうコトには迅速行動でして。
ほのかなあかりに照らし出される書作品の数々。会場内はとくに大混雑でもなく、これはじっくりと鑑賞できそうです。『黒白相変』という書は、薄明かりの展示室内でその存在を誇示しているかのような力強さが感じられます。小野道風の筆による『小嶋切』は、儚く消えてしまいそうな仮名文字に魅せられます。文字は単なる情報伝達の手段ではなく、その内に秘められた何かをも伝えてくれる...そういうチカラが書にはあるのかもしれません。
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