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脳の記憶の仕方とホログラムは似ている ~ 現実と本質とNujabesと

2012年02月25日 | 人間と宇宙~哲学を科学する

結論から言えば、「脳は宇宙ホログラムの断片であり、全体である」、ということらしいのだが、
飛躍しすぎて現実感に欠けるといけないので、タイトルはこちらにした。

――――「 脳の記憶の仕方とホログラムは似ている」。

しかし、これだけでも、脳機能の解明にとって大きなパラダイムの登場なのだ。

脳とテレパシー―あなたの脳には巨大な力が潜んでいる (KAWADE夢新書)
浜野 恵一
河出書房新社

 

このブログでは、量子論を発展させた脳科学的な場の量子論にまで話がイッてしまっているが、
ことさらに話を難しくするつもりは毛頭ない。
むしろ逆で、いかめしく「量子論」とか「相対論」とか名乗っている世界のことを、いかに自分たちの方へ引き寄せて理解できるものにしてしまうか、と思っている。

( ↓ )パラダイムを変革するようなものとしてNujabesの音楽を。
    もっとクールに、現実と本質の違いがとらえられるようになるかもしれない

Nujabes - Luv (sic) All Parts - 1, 2 & 3 (feat. Shing02)

ホログラムは光の波動の干渉縞を記録したもの。
ホログラフィー技術によって、撮影されたときのレーザー光と同じ光波を照射すると、もとの被写体の立体像を空間に浮かびあがらせる。

前にホログラフィ―の不思議 ~ BACK SEAT OF MY CAR で少し触れたが、難しい理屈より、現場を覗いた方が分かりやすい。
2008年には当時のオバマ大統領候補陣営が、この技術を利用していた。 

CNN Hologram TV First - BackStage

記憶がどんな方式で脳全体に分布しているのか、という大きな謎を解く鍵が、ホログラムにあるという。
脳がホログラムと同じく、干渉縞による全体情報として記憶しているのであれば、
脳が一部を失っても、失われた部分に含まれた記憶が完全に欠落するわけではないということが説明できる。
ホログラムは断片化すると、立体映像の鮮明度を失い ぼやけることはあるが、全体像には変わりがない。)

ヒトがヒトに会うときには、一度として同じ条件はなく、さまざまな距離や角度から出会っているのだが、正面から顔を見なくても、細かい目鼻立ちがわからない距離からでも、そのヒトだと分かってしまう。
脳は、人混みに紛れていても、真横や後ろといったいつもの特徴情報とは違った情報からでも全体像を組み立てることができてしまうという機能を持っている。
知覚される特徴を検出することを基本とする、従来の脳科学的立場、フィルム的な知覚では説明できなかった機能を脳は持っている。

現代の脳科学は「局在論」の立場をとっており、記憶や運動、感覚や知覚などの機能はそれぞれに中枢が脳内に分散して分業が行なわれていると考えられているが、それでは説明のつかない脳の記憶のメカニズムを、ホログラムのような「全体論」で説明しようとする試み。

~ 脳は世界を織りなす無数の波動から意味のあるパターンを選び、自分のイメージとして翻訳する。
  脳を一つのホログラムと見ることは、脳のどの部分も脳全体の機能を反映していると見ることであり、
  脳だけがホログラフィックな構造をもっているのではなく、宇宙そのものがこの原理に貫かれている。
  「脳は巨大な宇宙のホログラムの一片だ」ということになる。

ニューサイエンスとも呼ばれる、「胎蔵界曼荼羅」にも似た脳科学への量子論的なアプローチについてはこのサイトにキレイにまとめてあった。→ 「空像としての世界」 ―― 脳が、そして宇宙さえもが 「ホログラム構造」 をなしている可能性を問う。

相交わる二つ以上の波動があれば、干渉縞のホログラムは形成されるので、
その結果、交差する無限の波動に満ちた宇宙全体が一つのホログラムとなっているのは当然であり、同時に宇宙のどの部分もそのホログラムの断片と考えることができる。

一見高度に見えるホログラフィー技術だが、原理はこれ( ↓ )、二つの波動があればできてしまう干渉縞を記録すること。
相手が宇宙であっても、つきつめると無数の波動の空間であり、理論的にはホログラムを記録することはできるはずだ。
しかし、それを再現した時にあらわれるのは物体そのものではない。あくまでもホログラムに織り込まれた情報である。
たとえ物体が量子論的な波動であったとしても、物体は物体だ。ホログラムの情報ではない。
そして、「脳は巨大な宇宙のホログラムの一片だ」という時の、ホログラムの一片の最小単位がわからない。
DNAレベルの情報を指しているようにも思えるのだが、スッキリしない。

アインシュタインの友人でもあったボーム(アインシュタインの好敵手であったボーアとは別人)がしばしば説明に用いたという円筒での実験。


円筒を回転させると、三滴のインクのしずくが順に消えていく。(「織り込まれた秩序」)
そして円筒を逆回転すると、しずくは再現されるが、目に見えるのは現在のしずくだけである。(「開示された秩序」)
目に見える現在のしずく(開示された秩序)の奥に潜む「織り込まれた秩序」のエネルギー(情報)が現実の本質であり、われわれの脳はこの「本質」のホログラムの一部。本質は意識とイコールであり、「意識はエネルギーとなってあらわれる」。

おもろい。
現実と本質の違いがわかりやすく提示されている。

現在・現実は、時間、時空として現出するものだが、三つのしずくが現在・過去・未来を表しているように、本質は時間に関係なく、織り込められているはずだ。
目に見えている現実は、開示された秩序であり、本質は織り込められている。
私たち(意識)は本質(織り込まれた秩序)と共鳴できるがゆえにそれを感じることができるのだ。

ホログラムの一片として我々が宇宙とつながっている、という説明は、「つながってきた ~ 真実への目覚め」よりも大きなDNAレベルの単位、視点でモノを言っているように思えたが、この段になって(本質を語る段になって)、若干の混同があるように感じられた。

というわけで、「脳の記憶の仕方とホログラムは似ている」までは目からウロコ的な説明に納得できたのだが、
脳に記憶された情報や意識の現出の仕方についてもホログラムだと言われると納得がいかなかったのがホンネである。
現出している意識や宇宙が、物体そのものではなくホログラムだとすれば、それこそパラレル・ワールドの話になってしまう。
宇宙構造の真理を視覚化したと言われる曼荼羅は、以前にも取り上げたテーマなのだが、(裏返しの宇宙 ~この世の空間構造
この空間構造、すなわち意識の顕れ方の取り扱いはなかなかに難しい。
(量子論が指摘するように、確かに宇宙が波動であるのなら、宇宙には情報としてのホログラムが存在するはず。
 その情報(ホログラム)を、現出している宇宙と同じ参照光で見ることが可能だとしたら、ホログラム宇宙を見ることができてしまう。)

でも、面白かった。エロがいかに低俗且つ高級なものかということについてもよく分かったような気がしたし。
(これはまたあらためて。)


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5 コメント

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お~いいっ♪ (沙於里)
2012-02-26 22:25:11
Nujabesのこの曲、こんなバージョンもあるんですね。
作品制作のイメージつくりに、早速リピートして聴いてます♪
返信する
おかげさまで (沙於里さんへ)
2012-02-27 08:19:37
いいのを教えていただきました。
これはたぶんshingo02ってひととコラボした作品の一連の曲のなかにあの曲がはいってるのだと思います。
出だしのトランペットみたいな音の連続から惹きつけるものがありました。いいですねー(^ ^)
返信する
Unknown (我無回)
2012-12-21 21:21:15
この「脳とテレパシー」は、十数年前に購入して読んでいて感銘を受けたことがあります。
それ以外にも、天下伺朗さん(実はCDの開発者の人ですが)も同様の趣旨の本を書いていて、自分はその本も読んでいたりします。

ちなみに、アメリカのフェルミ研究所で、「宇宙ホログラム説」を証明するための研究がおこなわれているそうです。
ついさっき、そういうサイトを見つけました
http://wired.jp/2010/11/04/%E3%80%8C%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%83%9B%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E8%AA%AC%E3%80%8D%E3%80%81%E8%B6%85%E9%AB%98%E7%B2%BE%E5%BA%A6%E3%81%AE%E6%99%82%E8%A8%88%E3%81%A7%E6%A4%9C%E8%A8%BC%E3%81%B8/
どうなるかはわかりませんが、興味深い話ですね。
返信する
はじめかまして (我無回さんへ)
2012-12-22 08:46:27
サイトのご紹介ありがとうございます。
少なくとも、私たちの見ている世界は視覚や脳で変換された波動ですから、対象が粒子的な物体であれ、量子的なホログラムであれ、見分けがつかないのだと思います。
そしてまた、宇宙やこの空間も波動が充満しているので、物体とホログラムが混じり合っているに違いないと思います。
UFO現象はホログラムだと思います。
このようなコメントをいただけると、反芻することで考えが深まるようで嬉しいです。

天下伺朗さん、私も以前拝読したことがありますが、精神世界や哲学的な事柄を、科学的なアプローチで捉えようとされている姿勢に共感を覚えました。
返信する
マルテンサイト千年 (サムライグローバル)
2024-08-03 18:49:46
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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