家内の叔父が亡くなりました。76歳。週末は告別式です。
いつもご挨拶程度で、あまりお話する機会もありませんでしたが、
仕事の関係で中近東にも長く滞在された方で、僕よりもっと多くのものを見てきたひとだったように思います。
(自分のことを褒めて下さってるという話を、昔 人づてに聞いて嬉しく思いました。)
レクイエム、の類より、
温かな気持ちになれるフォーレのラシーヌ讃歌(ラシーヌ雅歌、と呼ばれることもあるようです)の方がふさわしいように思いました。
(クリスチャンではないですが、敬虔な清々しさを感じる大好きな曲です。
音楽に行間というものがあるとすれば、
この曲にはアインシュタイン以前の科学者が信じていた空気中のエーテルという物質を満たすような、何かを感じます。)
Cantique de Jean Racine
いと高きところの御言葉、
われらの唯一の希望、
天と地とのとこしえなる日。われらは静かな夜のしじまを破る。
崇高なる神よ、その聖なる眼差しをわれらに向けたまえ。
汝の力強き恩寵の炎をわれらが上に振り注ぎたまえ。
全ての苦難が汝の声の響きの前に消え去らんことを!
汝の戒律を忘れせしめる力なき魂の眠りを消し去りたまえ
おお、キリストよ、汝を祝福するためにここに集まりし
この忠実な僕に、御恵みを与えたまえ。
その僕が汝の不滅の栄光のために捧げる歌を聞き、
汝への捧げ物から神への帰依に満たされしを受けたまえ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます